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「SK∞ エスケーエイト」が聖地・沖縄でイベント開催! 新作OVA&テレビアニメ第2期制作を発表【リポート】2022/08/31

"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント

 内海紘子氏が原作・監督を務めるテレビアニメ「SK∞ エスケーエイト」のイベント「∞WEEKスペシャルイベント」が8月14日に沖縄県・パレット市民劇場で行われた。本作は、スケートボード×青春をテーマにした内海監督初のオリジナルアニメとして2021年に放送され、物語の舞台となる沖縄でのイベント開催は、今回が初となる。

 イベントには主人公・レキこと喜屋武暦の声を務める畠中祐が登壇したほか、オープニング主題歌を歌うRude-α、劇中歌を担当したユウスケ(HIGH and MIGHTY COLOR)がサプライズ登場。作品に関するトークのほか、ライブパート、内海監督が声で出演したQ&Aコーナーなどが行われた。

"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント

 アニメ映像が流れ始まったイベント冒頭、オープニングアクトとして登場したRude-αはアニメのオープニング主題歌である「Paradise」を歌唱。パワフルな歌声とパフォーマンスで会場のボルテージを一気に引き上げた。その後に登場した畠中も「この曲を聴くと(オープニング映像で映る沖縄の)国際通りの風景が思い浮かびますね!」と興奮を伝えた。

"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント
"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント

 最初のコーナー「俺たちの無限大トーク」では、アニメ本編のビデオマスター上映会や、Twitter企画など、本イベントの1週間前より開催されていた企画「∞WEEK」を振り返っていくことに。コーナー中には、ビデオマスター上映会にゲスト登壇していたCherry blossomこと桜屋敷薫役・緑川光からのメッセージ動画が流れたほか、スノーこと馳河ランガ役・小林千晃からのメッセージも紹介された。

 また、同コーナーでは、事前にTwitterで募集されたファンの質問に、畠中とMCを務めるアニプレックス・瓜生恭子プロデューサーが回答。アニメ本編の収録などを振り返りながら、「何度もリテークされて大変だったシーンは?」「暦とランガがすれ違っているシーンでの収録中の様子は?」などの質問に答えた。

"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント

 続いては、テレビアニメ放送中に行われ、「∞WEEK」中に復刻された大喜利企画「メインキャスト一問一答」の振り返りコーナー。復刻の際の回答をあらためて見るとともに、お題に答えたファンの秀逸な回答が紹介される場面もあった。

 そして、畠中はその場で「一問一答」に挑戦することに。アニメ内での愛抱夢(アダム)こと神道愛之介(声・子安武人)のセリフを用いた「『お前は一生僕の犬だ』と言われた時になんて答える?」というお題の下に、事前に預かった小林の回答と会場の畠中の回答のどちらがいいかを、会場の観客の拍手で決める勝負が行われた。

 続く「おしえて!エスケーエイト」のコーナーでは、事前にTwitterで募集したスタッフへの質問を紹介。このコーナーでは本作の原作・監督を務める内海氏が音声で参加し、「ランガの名前の由来」「作品名はほかに候補はあったか」「声優の芝居でキャラクターが深まったシーンはあるか」など視聴者からの質問に生回答する貴重な機会となった。また、畠中からも「暦のパンツの色はもともと決まっていたんですか?」という質問が。それに対して内海監督は「(アニメには)楽しい場面とかいろいろあるのに、質問がパンツなんですね~」と言いつつも、「事前に決めていました」と笑いを交えて答えた。

"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント

 中盤には、テレビアニメの劇中歌である「Seize the Moment!!」をアーティストのHIGH and MIGHTY COLOR・ユウスケが歌唱。伸びやかな歌声で会場を魅了し、舞台袖で聴いていたという畠中も「(劇中歌が使われている)11話のことを思い出してグッときました」と感動を伝えた。

"アニメ「SK∞ エスケーエイト」∞WEEKスペシャルイベント

 イベント終盤では、メインスタッフ続投による新作OVA(オリジナルビデオアニメーション)と、テレビシリーズ第2期放送の決定が発表。特報映像が公開されると、会場では大きな拍手が巻き起こった。OVAでどんな話を見たいかを聞かれた畠中は「たくさん知りたいけど、ジョーとCherry blossomの昔の話…あと、カナダ時代のランガを知りたいです」と話し、続編の内容に期待を寄せた。

 この発表に関して、内海監督からは「2期とOVAなのは理由がありまして」と前置きがあり、「製作陣としても、続きを作れるなら2期がいいなと思っていましたが、それは1期の反応次第なところと、各スタッフの予定もありまして、すぐに続編を作ることはできませんでした。まだその準備期間がかかってしまうので、皆さんにはその間に少しでも楽しんでいただくためにOVAを作ることになりました。なので、2期までの間はちょっとあいてしまうんですけど、1年以上待てた皆さんは本物なので大丈夫! 自慢の『SK∞ エスケーエイト』ファンです」とコメント。

 この日のイベントのために書き下ろしたものの、披露できなかった暦とランガが登場する朗読劇台本もあるということで、内海監督自身も「いつか聴きたいな」と話した。最後に、内海監督は「ずっと『SK∞ エスケーエイト』を好きでいてくださった皆さんのおかげで今日という日が迎えられ、そして続編を作ることができます。本当にありがとうございます。またお会いできる日まで、ラブアゲイン!」と、作中の愛抱夢のセリフも交えてあいさつ。

 畠中は、「このニュースを皆さんに届けられてうれしいです。これを聞いた皆さんがこうやって大きな反応してくれて、そして、その反応を見たスタッフの皆さんが泣きそうになっているのが、個人的にはめちゃくちゃうれしいです。この作品はみんなすごい思いを込めて作ってきたからこそ、この(観客の皆さんからの)反応が、報われる瞬間だなって心から思う。やっぱりそれほど熱い作品になったっていうのは、この仲間たちがいたからだと思うんです。だから、今日は相方の(小林)千晃はいないけど、また(続編制作で)こういう時間が共有できるのだと思うと、本当にうれしいです。少しお待たせしてしまうかもしれませんが、僕らのスケートは続いていきます。僕らも滑り続けていくので、皆さんも一緒に滑ってください」と熱く述べ、イベントを締めくくった。


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