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【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」2022/01/14

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

 「あなたの番です」(日本テレビ系)や「共演NG」(テレビ東京系)など、話題のドラマを次々と生み出している秋元康さんが新たに企画・原作を務める、テレビ朝日系の1月期土曜ナイトドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」。

 生徒のイケメン率が異常に高い「私立美南学園」を舞台に、ひょんなことから奇跡的に入学した平凡な主人公・池田龍馬(細田佳央太)が、周りの個性的なイケメンに戸惑いながらも自らのアイデアを武器に競い合い、「全国選抜高等学校イケメン大会」、通称「選抜イケメン大会」の代表メンバーを目指していく、新感覚の学園コメディードラマです。

 TVガイドwebでは、「もしも、イケメンだけの高校があったら(以下:もしイケ)」のメインキャスト6人に取材を敢行。ドラマ初回放送の15日まで毎日1人ずつ、インタビューをお届けしていきます。(第1回インタビューはこちら:https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1317183/、第2回インタビューはこちら:https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1317939/、第3回インタビューはこちら:https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1321550/、第4回インタビューはこちら:https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-1323852/

 リレーインタビューもなんと残り2回…。本日は、「選抜イケメン大会」代表候補の中でもエース的存在の完全無欠なイケメン・柳一星を演じる宮世琉弥さんが登場。かなり悩んだという一星の役づくりのお話や役者として感化された経験、さらに、役にちなんで宮世さんが今やってみたいことを伺いました♪

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

――まず、「もしイケ」のオファーを受けた時の率直な気持ちを教えてください。

「本当にプレッシャーでしかなかったです。マネジャーさんから『学校一のイケメン役だよ』みたいな感じで最初お話をいただいて、『学校一のイケメン!? どうしよ…』みたいになっちゃって(笑)。そこにさらにエース的イケメン要素もあると聞いて…プレッシャーすごくないですか!?」

――確かにイケメンのかがみみたいな役柄ですよね(笑)。

「何かお仕事するってなった時に『一番』『トップ』ってなったら…ものすごいプレッシャーになるんですけど、そのプレッシャーはすごくうれしいプレッシャーというか、一星役に僕を選んでいただいて本当にうれしかったですし、期待に応えられるように頑張りたいなって思います」

――プレッシャーというと、一星は御曹司という一面もあります。そういった意味で別のプレッシャーもありそうですよね。

「絶対にあると思います。親とかからのプレッシャーもすごいだろうし。それに、イケメンだから学校でも周りからのプレッシャーがあると思うんです。家にいても学校にいても本当の自分をさらけ出せるわけではないという葛藤があると思うので、そういうところも作品の中で表現していきたいです」

――ちなみに、今回ドラマのテーマが“イケメン”ですが、宮世さんが思うイケメン像を教えてください。

「器が大きい人はすごく格好よく見えます。心にゆとりがある人ってイケメンだなって思いますね」

――そう感じたエピソードは何かあったんですか?

「僕のお父さんが働いている姿をよく見てきたのですが、社員さんや目上の人に対しての対応をしっかりする“強いお父さん”を小さい頃から間近で見てきたことは大きいですし、そういった体験ができてきてよかったなと思います」

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」
【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

――「もしイケ」では宮世さんと同世代の役者さんとの共演が大きな話題になっていますが、主演の細田さんや共演者の方の印象を教えてください。

「お芝居をする前は、『どんなイケメンを皆さん用意してくるのかな?』って自分の中ですごく楽しみだったんです。全員がイケメンという設定でありながら、それぞれ個性が違うので、最終的にはどんなイケメンになっていくのかが今も楽しみで仕方ないです。もともと、今回共演する(藤原)大祐や(水沢)林太郎とはすごく仲がいいんですけど、そういったライバルでもあり友でもある同世代の方たちと高め合いながら撮影できているなと思っています」

――藤原さんや水沢さんといった同世代の方の活躍は宮世さんの刺激になっていますか?

「なります! オーディションとかでも会いますし、大祐とか林太郎がお仕事をしているところを見ると、すごく刺激をもらいますね。自分にないものを持っているというのが客観的にはっきりと分かるので、そういうところにいつも刺激を受けています」

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

――宮世さんもいろいろな作品に出演されていますが、「ここは同世代の俳優に負けないぞ」といったストロングポイントを教えてください。

「フレンドリーさですね(笑)。周りの方によくフレンドリーと言われるんですけど、僕の親友が言うには『人の扉を開きっぱなしにする』みたいで。相手の心を開いたら、ずっと閉じずに開けっ放しにさせているみたいなことをよく言われていました」

――なるほど。相手の心をつかむのがうまいんですね。

「自分ではそんなつもりがないので分からないですけど、これからもどんどんつかんでいきたいと思います(笑)」

――宮世さんのフレンドリーさはさまざまな現場での経験から生まれているのかなと思うのですが、「心を開かせる」こと以外に宮世さんが大事にしていることはありますか?

「撮影中とかに、いい意味で気を使わないようにしています。境界線をなくしたいタイプなので、スタッフさんやタレントさんといったくくりをなくしたいんです。全員を同じ立場でという感じでやっていきたいと思っているので。そういう考え方だからフレンドリーなのかもしれないですね」

――人との壁をなくしたいという思いもあるのでしょうか…?

「わざわざ壊しにいくわけではないですけど、自然とみんな仲良くできたらなとは思っています。あとは、撮影に入ると長期間一緒になるので、僕の実家が宮城なんですけど、こっちに来ていると家族とは会えないじゃないですか。なので、その撮影のスタッフさんがほぼ家族のような感覚になるので、そういったこともあるかもしれないです」

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

――今回、宮世さんが演じる一星は徐々に主人公の龍馬に感化されていく役でもありますが、宮世さんご自身が役者として感化された経験があれば教えてください。

「僕が初めてお芝居の撮影の現場に入った時に、監督が撮影の順番とかをすべて優しく丁寧に教えてくださったんです。段取りとかも何も知らないで入ったので、それを一から教えてくださったからこそ、今もちゃんと自分らしく生きていけているなと思います。その時、本当に緊張しすぎていたんですけど、監督が『自分らしくいこう』みたいなことを言ってくださって。そこから自分の中で『ここはこうしていいんだ』と気持ち的にいい余裕が生まれました。それでもいまだに緊張しているんですけどね。今日も緊張しているように見えます…よね…?」

――…かなり落ち着いているなと感じてました(笑)。

「(緊張しているように)見えなかったですか!? ダメだなぁ、緊張しているように見えてない(笑)」

――逆に、堂々としているなとずっと思っていました!

「期待に応えなきゃいけないと思っているので、先ほどの写真撮影でもそうですけど、内心実はすごく緊張しているんです」

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

――実は、マネジャーさんから「今回のドラマの役作りでかなり悩んでいる」と伺いました。この「もしイケ」が終わる頃に“こういう柳一星にしたい”といったイメージはありますか?

「今のところ一星は、完璧でイケメンで何でもできるみたいな感じですけど、その中に実はできないこともあって、悩みを抱えて葛藤しているところもあると思います。そこからだんだんと変わっていく一星を見ている皆さんにもスッと受け入れてもらえたらうれしいです。一星を通して、最終的に『完璧そうに見えるイケメンにも直さなければいけない部分があるんだな』と感じてもらえたらいいかなと思います」

――ちなみに、先ほど「一星は自分のやりたいことをやれと言ってもらえている」とおっしゃっていましたが、宮世さんが今プライベートでやってみたいことをぜひ教えていただきたいです。

「やってみたいこと…(かなり悩んで)本当にプライベートなことでもいいですか?」

――もちろんです!

「革のカバンとかを一から作ってみたいです。僕の友達で俳優の奥平大兼が、リメークして服を作るのがすごく好きで、一緒に材料を買いに行ったりするんですよ。大兼が『レザーにつけるスタッツを買いに行こう』と言って一緒に行った時に、同じコーナーに革製の財布とかの小物を作るキットみたいなものとかが売っていて、その時に『レザー系の小物アイテム作りたいな』って思ったんです。なので、落ち着いたら挑戦したいなと思います」

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

――では最後に、ドラマを通して伝えたいことやメッセージを教えてください。

「学園コメディーでイケメンぞろいで、いまだかつてないドラマになると思うので、これからの撮影もすごく楽しみです。どういう作品になっていくのか自分でもまだ分かってないですが、そういう楽しみも味わいつつ、最終的に物語の中で『イケメンたちにもこういう悩みがあるんだよ』といったところも描かれると思うので、そういったところにも注目してほしいです。もしかしたら、恋愛も生まれちゃうかもしれないですし、本当にいろんな要素が取り入れられていると思います。みんな個性がすごいですし、出てくる全員が本当にイケメンなので『どんな画になるのかな? 画力が強すぎて見ている人が倒れないかな?』という心配もあります(笑)」

――個性豊かなイケメンが多いからこそ、視聴者の方も“推しキャラ”を見つけるのが楽しみになりそうですね。

「ぜひ推しのイケメンを見つけてほしいですし、本当に視聴者の皆さんも一緒に盛り上げながら、このドラマを見ていただけたらうれしいです」

――番組HPで応援企画も行われていますが、やっぱり推すべきは…。

「(食い気味に)一星ですね。絶対に一星をお願いしたいです(笑)。もちろん龍馬や選抜候補みんなを推してほしいですけど、やっぱり一星は僕の中で推しなので、ぜひ推してほしいですね(笑)」

――ありがとうございました!

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」
【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

 写真撮影では、“美南学園のエース”という役を体現するかのように、凛々しい表情やポーズを次々と決めてくださった宮世さん。一方で、インタビューでは質問に終始フランクに受け答えをしてくださり、自身が語っていた“フレンドリーさ”という強みが全面に感じられた、楽しく和やかな取材となりました。悩みを抱える一星が今後どう変わっていくのか、平凡な龍馬と完璧な一星がどんな化学反応を起こすか、楽しみですね。

 ついに明日から放送が始まる「もしイケ」。最終日は、イケメンだらけの美南学園にひょんなことから入学してしまったごく普通の主人公・池田龍馬を演じる細田佳央太さんが登場します。最後までお見逃しなく!!

【プロフィール】

【「もしイケ」リレーインタビュー第5回】宮世琉弥「だんだんと変わっていく一星をスッと受け入れてもらえたらうれしい」

宮世琉弥(みやせ りゅうび)
2004年1月22日生まれ。宮城県出身。水瓶座。AB型。ドラマ「恋する母たち」(TBS系)、「青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー」(フジテレビ系)、「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、「僕らが殺した、最愛のキミ」(TELASA)などに出演。

【番組情報】

土曜ナイトドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」
1月15日スタート
テレビ朝日系 
土曜 午後11:00〜11:30

「美南学園イケメン選抜ランキングバトル」も開催中
推しを見つけたらぜひ投票して応援しよう!
https://www.tv-asahi.co.jp/moshiike/oshi/
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【締切】2022年2月10日(木)正午

取材・文/平川秋胡(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子



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