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町田啓太、画狂の絵師・葛飾北斎の魅力を体感。音声ガイドにも挑戦2021/07/26

 東京・六本木の東京ミッドタウン・ホールで9月17日まで開催の、生誕260年記念企画特別展「北斎づくし」の記者発表会に、本展のアンバサダーと音声ガイドを務める劇団EXILEの町田啓太が出席した。

 浮世絵師として20~90歳までの70年もの間、森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎。本展では、北斎の代表作である「北斎漫画」「冨嶽三十六景」「富嶽百景」の全頁、全点、全図が一堂に会する、これまでにない特別展示となっている。

 町田は「受け止めきれないほど圧巻。北斎といえば、“富士山”“波”というイメージだったのですが、展示をよく見ると人物がとても魅力的なんですよね」とあらためて触れた北斎の世界に衝撃を受けたという。

 「“感覚”の方で、そういう作品が多いのかなと思っていたんです。でも、こうして見たり聞いたりすればするほど、とても繊細で、構図の一つ一つが“計算”されていることが分かりました。『北斎漫画』という画の教本も作っていて、とても分かりやすく描かれているんです。感覚だけではない技術があり、そういうこともより深く知ることができ、素晴らしいなと感じました」と、アーティスト・北斎にすっかり魅了されたようだ。

 さらに、「北斎は年を重ねるほどにもっと先に行けるという向上心を持っていた。果たして僕にもそれができるかと考えると、どうなんだろうと。だからこそ、こうして後世まで残り、語り継がれる作品ばかりなんだなと」とそのあふれんばかりのバイタリティーにも圧倒されたと語る。

 今回は、展示を見ながらその背景を深く知ることができる音声ガイドにも初挑戦した町田。「美術展の音声ガイドは好きで、よく利用させていただいています。いつかは挑戦してみたいなと思っていたのですが、今回、『北斎づくし』で初挑戦させていただけると聞き、心躍ってぜひやらせてくださいとお返事しました」とその経緯を述べ、また「通常の音声ガイドだと感情を入れたりしないと思うのですが、北斎の絵にもあるような遊び心と同じような感覚で、要所要所に僕の気持ちをセリフ調にしてあるところなども楽しんでいただければ。邪魔だなと思ったらすぐ切ってください(笑)」と楽しみながら音声収録ができたことを明かした。

 北斎が描いた中で一番好きな作品を聞かれると「印象に残ってるのは、波が鳥に変わっていく作品(富嶽百景『海上の不二』)。これはすごいなと感じました。パッと見るだけでは分からないんですが、水しぶきかと思ったらそれが鳥になってて。一羽一羽に表情があるんです」と答え、「一つには絞れないですが、僕が感じたのはユーモアがたくさん散りばめられているということです。例えば、同じ版でも刷った時期によって若干変わっていたり、編集者の意向で何かが足されたりなどを見比べたりできるんですね。こういう遊びを入れているんだなという発見をしながら、おなかいっぱい見尽くしたい、浴びたいという感じです」と見どころを熱弁した。

 そして「僕も最初は詳しくなかったですし、『教科書に載ってたな』くらいのイメージしかなかったんですが、そういう人の方がいろんな発見があると思います。ちょっとだけでも興味のある方は、ぜひご覧になっていただければと思います」と、北斎になじみのない人に向けてもアピールした。

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