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「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?2020/12/12

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 柴咲コウさん主演のドラマ「35歳の少女」(日本テレビ系)が、12月12日に最終回を迎えます。柴咲さん演じる“体は35歳、心は10歳”だった時岡望美は、最後にどんな成長を見せるのでしょうか。

 望美は不慮の事故によって長い眠りについていましたが、25年ぶりに目を覚まし、激変している自分の体と周囲の環境に戸惑いつつも、急成長を遂げました。しかし、みんなの笑顔を願うピュアな心を持っている望美でしたが、誰もが現実に合わせて妥協しなければならないと思っていることに幻滅し、「自分の幸せしか興味がない」と殻に閉じこもってしまいます。25年もの間、望美の目覚めを信じ続けていた母・多恵(鈴木保奈美)が病に倒れてしまいますが、それでも望美は心を閉ざしたまま…。

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 その後、望美が目覚めた日に多恵がその喜びと決意を吹き込んだカセットテープを聞いて改心し、1人で看病していた妹・愛美(橋本愛)に合流。奇跡的に多恵が目を覚まし、お互いの思いを伝え合いますが、「愛してる」という言葉を最後に多恵は亡くなってしまいます。自分を愛してくれたママを亡くした喪失感に沈みながらも前に進まなければならない望美…。アナウンサーになりたいという夢がかなわず、冷たい表情で時間の売買をあっせんする動画を配信するという仕事にそれてしまいましたが、そこから立ち直らなければなりません。

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 もちろん、幼なじみで初恋相手の広瀬結人(坂口健太郎)との関係もどうなるのか目が離せませんね! 多恵の葬式で顔を合わせますが、お互いに「自分のことをちゃんとしていないから」と言葉は交わしませんでした。最終回では、知人の結婚式で望美と結人が再会。2人の恋の行方は、一体どうなるのか!?

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 その結人は、いじめで不登校になってしまった児童に何もしてあげられず、教師としてふがいない気持ちでいっぱいに。また、両親の不仲に嫌気がさして距離を置いていましたが、父・尚志(西岡德馬)の死の報せを受けて、無力感に包まれます。多恵の声が録音されているカセットテープを望美に聞かせるという大役を果たしましたが、依然苦悩の中にいます。最終回では再び教師を辞める決意で最後の授業に臨むようですが、一体どうなるのでしょうか。そして家族問題も…。坂口さんはクランクアップの際に「“結人ロス”に注意してください。明日から立てなくなると思うので(笑)」と宣言しているので、しびれるような格好良さが見られるはず!

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 美人で仕事もできるが、恋愛下手、さらに望美の事故以来、多恵が望美のことばかり構っていたため、性格がすれていってしまった愛美。元カレ・相沢秀男(細田善彦)に期待しては裏切られ、その相沢をめぐって生意気な後輩・林田藤子(大友花恋)と衝突し、大手広告代理店を辞めてかつて結人がやっていた代行業に転身…という“残念な女”を極めたようなくすぶりを体現。

 泥酔騒ぎ、女同士の暴力、家族への暴言、となかなかの醜態をさらしてきましたが、未練を捨てきれず、またプライドが邪魔して素直になれずという部分は絶妙に共感できますよね。そして、デザイナーとしての夢を諦めきれない愛美の前に、最終回にあの男が現れます! 藤子とは破局したという…。性懲りもなく相沢の方に心が傾いてしまうのでしょうか? “メンヘラかまってちゃん”の最終章も気になりますね。

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 登場人物がみな理想とはかけ離れた現実にもんもんとしている中、いち早く事態を好転させた人がいます! 多恵とは離婚し、再婚で別の家庭を持つ望美の父・今村進次(田中哲司)…。会社をクビになって工事現場で働く日々を過ごし、再婚相手の加奈(富田靖子)からは積もりに積もった不満をぶつけられて口もきいてもらえず、引きこもりの継子・達也(竜星涼)が加奈から100万円をもらったというのに結局部屋から出てこない…という地獄のような境遇でしたが、意を決して達也の部屋に突入。

 情けなく殴られながらも、直視できずに逃げ腰だったこれまでとは違い、“父親”として達也の思いを受け止めます。すると達也は涙ながらに苦悩を吐露。そして、今村家は上向きに変貌しそうな兆しを見せます。達也も就職を考え、進次も新たな道を探そうと動き出していきます。

 いやあ、良かったですねえ、絶望しか見えてこなかった進次に希望の光が差し込んできて…。「哀愁漂わせる情けないパパ」が見られなくなるのかと思うと、どこか物足りなさを感じてしまう部分があるのも否定できませんが。分かりませんか、この気持ち?(笑)。

「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?
「35歳の少女」愛する母を失った柴咲コウはどう立ち回るのか!? そして坂口健太郎との恋の結末は…?

 今村家といえば、達也が着ているTシャツが話題になっていました。これまでの登場では、「絆」「誠」「感謝」「Help me」「一発逆転」「愛」「逆転」「真実」「DREAM」「生きる」と達也の置かれている状況から心の声ともとれるようなメッセージがつづられています。果たして最終回は? そんなTシャツをプレゼントするという企画がドラマ公式Twitter(https://twitter.com/shojo35)で12月12日に行われ、6種類あるようですよ。また、望美の相棒でもある亀のぬいぐるみ“デデ”も4人にプレゼントとのことなので、そちらも要チェック!

【番組情報】

「35歳の少女」
日本テレビ系
土曜 午後10:00~10:54

日本テレビ担当 K・T



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