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「さくらの親子丼」真矢ミキらメインキャストが笑顔と涙のクランクアップ!2020/12/12

「さくらの親子丼」真矢ミキらメインキャストが笑顔と涙のクランクアップ!

 真矢ミキさん主演のオトナの土ドラ「さくらの親子丼」(フジテレビ系=東海テレビ制作)も残すところあと2回。真矢さん演じる民間子どもシェルター「ハチドリの家」で働くスタッフの九十九さくらの奮闘ぶりと、回を重ねるごとに、さくらたちに見守られながら一致団結して強く生きようとする子どもたちの成長に、SNSでは感動と数多くのエールが送られています。

 そんな本作が11月下旬にクランクアップ。真矢さんのラストシーンには、すでに撮影を終えていた子どもたちが駆けつけるなど、ドラマ同様キャストたちの絆も深まっている様子でした。主演の真矢さんをはじめ、新米弁護士の宮部雪乃役・新川優愛さん、ホーム長の高瀬川多喜役・山崎静代さん、そして弁護士でシェルターを主宰する三谷桃子役・名取裕子さんに、撮影を振り返っての感想を伺いました。

真矢ミキ「とても去りがたいゴール際という感じ」

――クランクアップを迎えてのご感想をお願いします。

「“とても去りがたいゴール際”という感じがあります。シーズン3作目になるのですが、今回はさくらの出番が非常に多く、この期間は“自分”でいるよりもさくらを演じている時間の方が長かったので、明日から廃人になっていたらどうしようかと(笑)。それぐらい、さくらにぴったりきていました。でも一番は、子どもたちが本当にかわいいので、あの子たちの顔が見られなくなるのが寂しいですね。よりいいシーンにするために子どもたちも悩みながら演じていて、みんなでコツコツ毎日楽しく、役にまい進した濃厚な3カ月だったと思います」

――絆が生まれたのですね。

「ハチドリスタッフの大人たちも、課題や悩み、ドラマのテーマに対して一致団結していたという実感があり、本当に絆が深く、太くなっていきました。こんな気持ちの終わり方をしたのは初めてです」

「さくらの親子丼」真矢ミキらメインキャストが笑顔と涙のクランクアップ!

――思い出深いシーンはありますか?

「1人1人と向き合った親子丼の食卓です。食べている子たちにセリフはありませんが、あのシーンはいろいろな思いが聞こえた気がしました。撮影場所は自然にあふれていて気持ち良かったです。夏の青々とした木々の感じから、紅葉と、どんぐりと栗を踏まないように歩きながら…。四季を感じながら自然の中で撮らせていただいたのはとてもリフレッシュでき、元気をいただけました」

――今回は、さくらさんの恋も描かれましたよね。

「今までさくらは、子どもたちのことしか頭になかったので、戸惑いながらも楽しく演じました。(門倉)真由子(井本彩花)が失恋しそうになって、自分から思いを断ち切ろうとしている最中に、自分はハチドリの庭で仲良く岡林(康浩)さん(鶴見辰吾)と卵焼きを食べていて…(笑)。真剣さや失望の横に滑稽さ、喜劇があって、日常のリアルという感じがしました。 岡林さんとして自然体で存在していらした鶴見さんにも感謝です。同世代ですし、しっかりと芝居をさせていただけたのは本当に楽しかったです。ハチドリの家とはまた違った特別な空間と時間があったような気がします」

「さくらの親子丼」真矢ミキらメインキャストが笑顔と涙のクランクアップ!

新川優愛「雪乃の真っすぐさを描いてくれた」

――クランクアップを迎えてのご感想をお願いします。

「やっぱり終わる時は寂しいですね。クランクインしたのが暑い季節で、その時期に“どれだけ走るんだ”と思いながら走ったシーンが思い出されます(笑)。後半になればなるほど、先輩方や子どもたちとグッと距離が縮まって仲良くなっていき、最後の2週間ぐらいは特に寂しさが募りました」

「さくらの親子丼」真矢ミキらメインキャストが笑顔と涙のクランクアップ!

――印象に残ったシーンはありますか?

「深く関わった(阪巻)梨花(永瀬莉子)と(徳納)朝子(倉島颯良)とのシーンです。どちらの家にも雪乃は乗り込んでしまい、弁護士としてのルールを破ってしまったかもしれませんが、雪乃の真っすぐさを描いたシーンだったので、印象に残っていますね」

――もしパート4があるとしたら、どのような雪乃さんでいたいと思いますか?

「日がたって大人になった部分もあるとは思いますが、私は雪乃の真っすぐさがとても好きなので、怒られながらも変わらない部分も持っていてほしいなと思います」

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