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板垣瑞生×松井愛莉、わざとセリフを切り出さなかったシーンに「意地悪してたの!?」 「社内マリッジハニー」インタビュー【前編】2020/12/08

 11月12日より放送中のドラマ「社内マリッジハニー」(MBSほか)。藤原えみさんの同名コミックを原作とした本作では、交際ゼロ日の即日婚をすることになった新郎・三浦真夏と、新婦・春田あみの新婚生活が描かれます。ここではダブル主演を務める、愛情表現が下手なドSの真夏役・板垣瑞生さんと、あざとかわいいあみ役・松井愛莉さんにインタビュー。撮影エピソードやお二人の結婚観について、たくさんお話をお聞きしました!

「言ったら嫌な顔をされそうで…」

――“キュンキュン”するシーン満載の本作。撮影ではいかがでしたか?

板垣 「どうだった?」

松井 「…どうだった?」

板垣 「キュンキュン…した?」

松井 「……しましたよ?」

板垣 「良かったーっ!!」

松井 「しましたか?」

板垣 「したした! めちゃめちゃした! もちろん分かりやすいキュンキュンシーンというか、例えば僕が上を脱いでるシーンだったりもあるんですけど、そこにちょっと笑いが入ってたりするんですよ。たわいもない2人のやりとりが夫婦(めおと)漫才みたいな感じで、2人でボケて、ツッコんで。視聴者の方にも『ほんわかする~』って思ってもらえるんじゃないかなって思いながら、実は結構気合を入れて演じていました」

松井 「私は結構あざとい女子の役だったので、仕掛けるところは仕掛けていくんですけど、それをめった切りにされたりとか…」

板垣 「俺、ひどいやつじゃん!(笑)」

松井 「そういう役だからね(笑)。私自身、すごく楽しみながら演じていました」

――板垣さん演じる真夏はドS、松井さん演じるあみはあざとかわいい女の子という役どころですが、共演する中で、それぞれの役と似ていると感じた部分はありますか?

板垣 「あみは人としてのかわいさを持った人なんですけど、現場で『あみ役、いいよね、合ってるよね』とか言うと、『えー!? こんなブリブリしてないよ!』って恥ずかしがるんですよ。でも実際に隣で見ていると、周りの人を元気にしようとするところとか、いつも笑顔なところがあみに似てるなーって思っていて。だけど言ったら嫌な顔をされそうで、言えなかったのが事実(笑)」

松井 「そう思っていただけているのは素直にありがたいです(にっこりと)」

板垣 「“素直に”! これ、書いてくださいね(笑)」

松井 「板垣くんは素でいい子なので、すごく助けられました。役と似てるかというと…。普段はそんなにSじゃないもんね」

板垣 「そうそう。Mです(笑)。どっちかというとSではないです」

――苦戦したセリフはありましたか?

板垣 「それは特になかったです。真夏はSと言いつつ、Sという力を使ってあみを困らせちゃう、人たらしな人なんですよね。僕もそこは真夏と似てるのかなって思うんですけど、真夏があみにするみたいに、僕が何かを言ったことで相手がそれをやってくれるのって、ちょっとうれしくないですか? 僕は結構それがうれしくて、そうやって困らせたりしちゃうところは似てるのかなって」

わざとセリフを切り出さなかったシーンに「意地悪してたの!?」

――松井さんは、ご自身に“あざとい”部分はあると思いますか?

松井 「私、自分には全くあざとさはないと思っていたので、この役をいただいた時は正直すごく不安でした。『えへ♡』とかも普段やらないので、大丈夫かなって思いながら撮影に挑んで…」

板垣 「テストの時はすごく恥ずかしがってるのに、『本番ではもっとこうしてください』って言われると、本番になった途端思いっ切りやるから、本当は恥ずかしくないんじゃないかなって思ってた」

松井 「うそ~!?」

板垣 「意外とやりにくいとかないのかな、って」

松井 「(怒)」

板垣 「ほら、こういうこと言うと怒るんですよ!(笑) そうじゃなくて、本番では思いっ切りやってくれるから助かりました」

松井 「心配でした。演じてるうちに、あざとさというものが分からなくなってきて…」

板垣 「これ(鼻に人差し指を当てながら話している松井さんを見て)とか、あざといと思うよ」

松井 「これ?……やめます」

板垣 「うそうそ!(笑)」

松井 「男女から好かれるあざとさって、やりすぎると女子に嫌われちゃう、控えすぎるとただのいい人になっちゃうなと思って。その境界線がすごく難しかったです」

板垣 「あんばいがね。あみは男女から好かれてるもんね。でもそれは一緒なんじゃない?」

松井 「ありがとうございます(笑)」

板垣 「でも、『かわいい』とか言うとすごく嫌な顔するんですよ。かわいいお芝居をしてるのに!(笑) 『かわいい』って言うと、ちょっと怒りながら『えっ!?』って。どっちやねん!(笑)」

松井 「素直になれないんだよね(笑)」

――板垣さんが、演じながら「かわいい」と感じたのはどんなシーンですか?

板垣 「ベッドであみが跳ねるシーンだったんですけど、僕がセリフを切り出さない限り、あみはずっとそれを続けなきゃいけない場面で。なんていうか、駄々っ子みたいな? こっちが言わないと、何回もそれをやってくれるから…」

松井 「意地悪してたの!?」

板垣 「そうだよ(笑)」

松井 「ひどい!(笑)」

板垣 「見てくださってる方にかわいいと思ってもらえたらいいなーって。かわいいからもうちょっと見たいな、ちょっと言わないでおこう、って(笑)」

松井 「セリフ言ってもらっていいですか!? こっちは待ってるんです!(笑)」

板垣 「(笑)。視聴者の方にも共感してもらえたらいいなっていうシーンです。5話です!」

松井 「女子はそんなドSな真夏にキュンキュンするんじゃないかなと思います」

板垣 「そうかな~?」

松井 「ドSな感じが、『こんなふうにされたい!』って思う女子も多いと思いますよ」

――松井さん自身も、こんなふうにされたいって思いながら演じていましたか?

松井 「(即答で)嫌です!(笑)」

板垣 「え、嫌なの?(笑) だめじゃん、俺の1カ月!(笑)」

 笑いが絶えず、どんな質問にもにぎやかな掛け合いで答えてくださった板垣さんと松井さん。タイトなスケジュールでの撮影だったとのことですが、撮影中にはすてきな思い出もあったそうで…? インタビュー後編ではそんな撮影中のエピソードやお二人の結婚観、そして2020年を振り返ってのお話をお聞きしました。

【プロフィール】

板垣瑞生(いたがき みずき)
2000年10月25日生まれ。東京都出身。さそり座。A型。14年、映画「闇金ウシジマくん Part2」で映画デビュー。主な出演作は、映画「アオハライド」「ソロモンの偽証 前篇・事件/後編・裁判」「響 -HIBIKI-」「ホットギミック ガールミーツボーイ」「初恋ロスタイム」「超・少年探偵団NEO -Beginning-」「ゴーストマスター」「映像研には手を出すな!」「鬼ガール!!」、NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」、ドラマ「シックスティーン症候群」(フジテレビほか)、NHK連続テレビ小説「エール」など。21年1月20日スタートのドラマ「FAKE MOTION -たったひとつの願い-」(日本テレビ)では主演を務める。


松井愛莉(まつい あいり)
1996年12月26日生まれ。福島県出身。やぎ座。O型。13年、結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)の6代目CMガールに抜てきされ、それ以降、モデル、女優、バラエティーと幅広く活躍。現在、「沼にハマってきいてみた」(NHK Eテレ)のメインMCを務める。主な出演作は、映画「青空エール」「フォルトゥナの瞳」、ドラマ「3人のパパ」(TBS系)、「オトナ高校」「僕の初恋を君に捧ぐ」(共にテレビ朝日系)、「これは経費で落ちません!」(NHK総合)、「この男は人生最大の過ちです」(テレビ朝日ほか)など。20年7月には、篠原哲雄監督の初主演映画「癒しのこころみ~自分を好きになる方法~」が公開された。映画「砕けるところを見せてあげる」が21年4月9日に公開予定。

【番組情報】

ドラマ特区「社内マリッジハニー」
MBS 木曜 深夜0:59~1:29
tvk 木曜 午後11:00~11:30
チバテレ 金曜 深夜0:00~0:30
テレ玉 水曜 深夜0:00~0:30
とちテレ 木曜 午後10:30~11:00
群馬テレビ 木曜 午後11:30~深夜0:00

<配信情報>
見逃し配信:TVer、MBS動画イズム、GYAO
見放題独占配信:TELASA、auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンド、milplus

取材・文/宮下毬菜 撮影/尾崎篤志

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