Feature 特集

新時代の刑事を演じる鈴木伸之&佐野勇斗が明かす大爆笑の撮影秘話! アンバランスさが魅力の「俺たちはあぶなくない」インタビュー2020/09/24

 凶悪な事件を捜査…しない!? あぶない橋は渡ら…ない!? 令和2年におくる新時代のポリス・コメディーがいよいよスタート! 舞台は、警視庁麻布中央署。未来を期待される2人の刑事は、今日もクールに仕事をさぼっていた――。

 9月17日からスタートしたドラマ「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」(MBSほか)。泥臭い捜査には興味がなく、“コスパ”よく出世を目指す「出世刑事」の高野心(鈴木伸之)と、愛嬌のみを武器にこそこそと転職活動に勤しむ「世渡り上手」の世中渡(佐野勇斗)という2人の刑事が、クールに、スタイリッシュにさぼることに命を懸けているにもかかわらず、なぜかいつも事件の鍵を握ってしまう…という物語です。

 このたびクランクアップを迎えたばかりの鈴木さん、佐野さんを直撃。リモートでのインタビューはまだ慣れないとのことでしたが、和気あいあいとした掛け合いでいろいろなエピソードを聞かせてくださいました。

鈴木伸之、佐野勇斗から「のぶくん」と慕われて…

――お二人は初共演ですね。

鈴木 「佐野くんは本当に世中渡というキャラクターにぴったりな男だなと思います。すごく気遣い屋さんで、現場の空気や出演者同士の距離感など、いろいろなものに対する物差しが優れた人だなという印象です。そこが世中ともリンクするところですね。一緒にいて楽しかったですし、年も少しだけ離れているんですけどそれも感じず、友達のような、同士のようないいバディができたんじゃないかなって思います」

佐野 「僕は年上の方で仲がいい方ってあんまりいないんですけど、のぶくんはすごくフラットに接してくれたんです。上からに聞こえちゃうかもしれないんですけど、とにかく人柄が素晴らしいなって思いました。忙しいスケジュールの中でも笑顔を絶やさず、周りのみんなを盛り立てつつ、そしてスタッフさんへの気遣いも忘れないところを見て、だから愛されるんだなって感じましたし、勉強にもなりました」

――佐野さんから「のぶくん」と慕われて、鈴木さんはいかがですか?

鈴木 「(キリッと)悪い気はしないですね」

――?(笑)

鈴木 「悪い気はしないですね(笑)」

佐野 「(笑)」

鈴木 「佐野くんは役者として今までほかの作品で見てきたので、ご一緒させてもらうのもうれしかったですし、撮影に入った時から気さくに声を掛けてくれて、心を開いてくださっていたので、すごくやりやすかったんです。本当にバディ役の世中が佐野くんでよかったとあらためて思っています」

――鈴木さんの言葉を受けて、佐野さんはいかがですか?

佐野 「(キリッと)悪い気はしないですね」

鈴木 「(笑)」

佐野 「うれしいです。クランクイン前は『年齢が離れているから話が合わないのかな…』という不安もあったのですが、その不安を弾き飛ばすかのように、のぶくんが優しくしてくださって。ほかの先輩だったら僕、現場に行かなかったんじゃないか?と思うくらいです」

鈴木 「ありがとうございます(笑)」

監督から「ちょっと楽しみすぎです」!?

――お二人が演じる役の魅力はどんな部分ですか?

鈴木 「高野はさぼるためにはどうしたらいいかを常に考えているキャラクターで、さぼるために会議ではすごく真面目な答弁をしたりするんです。そこがすごく好きですね。“さぼるためにめちゃくちゃ真面目になる”というところがこのドラマのミソで、フェスに行きたいとか、海に行きたいとか、女の子と遊びたいとか、そういう男の子っぽい、仕事とは別の目的があるのに、会議では真面目なことを話すっていうアンバランスさが好きです。だから固くならず演じられたところはありますね」

佐野 「僕、世中ってかっこいいなって思うところがあるんですよ。やる気がないわけではないんですけど全然真面目にやってないし、別に『犯人を捕まえたい!』って気持ちがあるわけではないのに、なんか推理力が高くて、ひらめいちゃって。世中がひらめいたことが事件解決に結びついている部分もあるので、そういうところはある意味クールだし、かっこいいな、うらやましいなって思いながら演じていました」

――劇中ではさまざまな“さぼるシーン”が描かれますが、お芝居だということを忘れて楽しんでしまったシーンはありますか?

鈴木 「5話でフェスに行くシーンがあるんですけど、『来場者が8万人くらいのフェスという設定です』と聞いていたんです。どういうふうに撮るんだろう、楽しみだねって佐野くんと話しながら現場に行くと、『ここで撮ります!』と言われた場所が駐車場みたいなところで…」

佐野 「(笑)」

鈴木 「8万人いるように見せた少人数の撮影で、想像していたフェスとは全然違いました(笑)。8万人のフェスの撮影に実際に8万人を集めて撮ることはないと思うので、それに対して文句を言っているわけでは一切ないんですけどね(笑)。駐車場と僕らの光景が面白かったです。『フェスに行っているみたいに見える!』って監督がおっしゃっていたので、僕は信じています」

佐野 「はっはっは(笑)。信じるしかない!! 楽しかったシーンばっっっかりなんですけど、僕は3話のキャンプのシーンです。容疑者の方とギターを弾いて楽しむっていうシーンだったんですけど、僕とのぶくんは監督から『月賀梨男(矢野聖人)との対比で、さぼってる感じを見せてほしい』と指示があったので楽しんでいて。そしたら容疑者の方まで一緒に楽しんじゃって、監督に『ちょっと楽しみすぎです』って怒られてしまったのはすごく面白かったですね(笑)」

鈴木 「面白かったね~。監督が『楽しそうな笑顔がほしい』とおっしゃって、僕と佐野くんは笑顔で騒いでいたんですけど、容疑者の方まで『長渕(剛)歌え、長渕~!』って…(笑)。そしたら『ちょっと抑えめでお願いします、抱えているものもあると思うので…』って…」

佐野 「(爆笑)」

「おまんの活動がおばあちゃんの生きがいだよ」

――高野は“出世欲”、世中は“転職欲”が自分を突き動かすものになっていると思うのですが、お二人の原動力となる“○○欲”を一つ挙げるとしたら何になりますか?

鈴木 「○○欲…。物欲ですかね(笑)」

佐野 「ははは(笑)。素直にいったなぁ(笑)」

鈴木 「『これ欲しいな』とか『こうなりたいな』とか、そういうものがあるほど頑張れますね。お金で買えるものもだし、『もっとこうならないと』というところも大事にして、勉強している感じです」

――忙しい現場の後など、自分にご褒美は用意するタイプですか?

鈴木 「そうですね。例えば作品が終わったらゆっくりサウナに入って、マッサージに行って、おいしいもの食べよう、みたいな。結構自分へのご褒美は好きです」

――佐野さんはいかがですか?

佐野 「僕はですね、“みんなを笑顔にしたい欲”(キリッと)」

鈴木 「いいですね~」

佐野 「冗談でもあり、本気なところもあるんですけど(笑)。僕、地元から上京して活動しているので、両親はもちろん、おばあちゃん、おじいちゃんもそうだし、高校の同級生も、芸能人なんて周りにいないから、すごく応援してくれるんです。グループでの活動もさせていただいているんですけど、ファンの方たちが僕が活躍していると『うれしい』って言ってくださるんですよ。そういう人たちの喜んでいる姿を見ると、頑張らなきゃなって思います」

――今までもらった言葉で、記憶に残っているものはありますか?

佐野 「僕、おばあちゃんに『おまん(お前)』って呼ばれてるんですけど、『おまんの活動がおばあちゃんの生きがいだよ』って言われた時はグッときました」

――撮影を終えて、お互いに今だからこそ言えることはありますか?

鈴木 「佐野くんには感謝しかないですね。最高の相方でした。僕は“2(ツー)”やりたいです。すごく楽しかったので、また一緒にやりましょう!」

佐野 「バスの中のシーンなんですけど、のぶくんって背が大きいじゃないですか。バスの通路に立つと隙間がないくらい背が大きいんですけど、のぶくんを乗り越えてせりふを言わないといけないシーンがありまして。えー、すごく狭くてですね…。苦労して…(苦笑)。あのー……、大変でした、ということをお伝えしたいです」

鈴木 「俺は褒めたのに…」

佐野 「絞り出しました。ごめんなさい(笑)」

鈴木 「そうでしたか、根に持ってたんですね(笑)」

佐野 「狭かったです(笑)」

鈴木 「申し訳ない、すみません!」

【プロフィール】

鈴木伸之(すずき のぶゆき)
1992年10月14日生まれ。神奈川県出身。てんびん座。AB型。主な出演作は、映画「HiGH&LOW」シリーズ、「東京喰種 トーキョーグール」「PRINCE OF LEGEND」、ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)、「今からあなたを脅迫します」「今日から俺は!!」(ともに日本テレビ系)、「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)、「G線上のあなたと私」(TBS系)など。現在、映画「今日から俺は!!劇場版」が絶賛上映中。また、ドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系)に出演中。

佐野勇斗(さの はやと)
1998年3月23日生まれ。愛知県出身。おひつじ座。A型。主な出演作は、映画「ミックス。」「ちはやふる -結び-」「羊と鋼の森」「青夏 きみに恋した30日」「3D彼女 リアルガール」「走れ!T校バスケット部」「凜-りん-」「小さな恋のうた」「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」、ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)、「トドメの接吻」(日本テレビ系)、「FAKE MOTION –卓球の王将–」(日本テレビほか)、舞台「里見八犬伝」など。

【番組情報】

ドラマ特区「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」
MBS 9月17日スタート 木曜 深夜0:59~1:29 
tvk 9月17日スタート 木曜 午後11:00~11:30 
チバテレ 9月18日スタート 金曜 深夜0:00~0:30 
テレ玉 9月23日スタート 水曜 深夜0:00~0:30 
※放送時間は変更の場合あり 
※ほか、とちテレ、群馬テレビ、大分放送など各局で放送予定。 
https://www.mbs.jp/oreabu/#onair
<配信情報>
・TVer、MBS動画イズム、GYAO!で見逃し配信
・TELASA、auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンド、milplusにて見放題独占配信

取材・文/宮下毬菜

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