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「麒麟がくる」ついに再開! 大河初出演の本郷奏多が変わり者の若き関白を好演2020/08/29

「麒麟がくる」ついに再開! 大河初出演の本郷奏多が変わり者の若き関白を好演

 待ちに待った大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)が8月30日に再開します! 第21回(6月7日放送)で毛利新介(今井翼)が今川義元(片岡愛之助)を打ち取ったシーンは総集編で見ても素晴らしく、見応えがありましたね。第22回(8月30日放送)は、織田軍の勝利で終わった「桶狭間の戦い」から4年後の京が舞台となります。新たなキャストが続々登場する中、今回は関白・近衛前久を演じる本郷奏多さんのコメントをお届けします!

 今回が初登場となる本郷さんは「大河ドラマといえばそうそうたる方々がたくさん出演されている印象でした。大河ドラマ初出演ですが、今回オファーをいただいて、純粋にすごくうれしかったです」と喜びをかみしめている様子。

 また、若き関白で公家でありながら、自ら政治に介入する変わり者の貴族という前久を演じるにあたり「前久は公家の関白で政治の中枢を担う立場として歴史にも密接に関わってきます。すごく偉いポジションですが、公家には珍しく、いろんなところに出向いてアクティブに動く、形にとらわれないような人物だと伺い、面白そうだなと思いました」と役への思いを語ります。

 そして、前久の類まれなる行動力に目を向け「前久がどのように動き回っていくのか、楽しみにしていただけたらと思います。また、動き回る役だからこそ、役の上でたくさんの方と関われるのもうれしいです。大好きな役者さんがたくさん出演されていますし、現場でまだお会いしていない方もいますので、いろいろな方とお芝居をご一緒できるのがとても楽しみです。前久は、位は高いですがまだ若いので、撮影では皆さんと対峙(たいじ)した時に弱々しく見えないように、威厳を持って堂々と演じるようにしています」とさまざまな期待を抱いて、撮影に臨んでいることを告白。

「麒麟がくる」ついに再開! 大河初出演の本郷奏多が変わり者の若き関白を好演

 ほかに、衣装の鮮やかさにも言及し「今回、衣装が皆さんカラフルで、僕もビビットな赤い服ですので、とてもすてきだなと思っています。衣装を見ているだけで、とても楽しくなりますね。ただ、服をいっぱい重ねて着ていますので、すごく重いですが(笑)。烏帽子(えぼし)にもまだ慣れませんが、高さに気をつけながら演じています」と公家ならではの烏帽子にも苦戦しているようです。

 そして最後に「大河ドラマをご覧になったことがない方もいらっしゃるかもしれませんが、きっかけは何でもいいと思いますので、一度見ていただけたら引き込まれる要素がたくさんあると思います。アクションシーンもかっこいいですし、すごくすてきな役者さんがいっぱい出ています。幅広い世代の方にご覧いただけたらうれしいです」とこれまで大河ドラマを見たことがない視聴者へもメッセージを寄せました。

 そんな本郷さんをキャスティングした制作統括・落合将さんは、近衛前久の見どころを「変わり種の公卿という難役ですが、若いが切れ者のハードな政治的シーンも、姉代わりの伊呂波太夫(尾野真千子)との軽妙な掛け合いも、本郷さんが自由自在に演じていて、まさに大河史に残る、近衛前久役だと思います。見どころは伊呂波らとの掛け合いの際にふっと出る、独特のきざったらしさがやけにコミカルで、チャーミングなものとなっています。本郷さんにしか出せない味わいです」と語っています。

 本郷さん演じる前久が今後、明智光秀(長谷川博己)らとどのように関わり、時代を作っていくのか…楽しみが増える一方です。

「麒麟がくる」ついに再開! 大河初出演の本郷奏多が変わり者の若き関白を好演

 さて、第22回では、光秀が将軍・足利義輝(向井理)の文を手に織田信長(染谷将太)のもとに向かうも、美濃攻めに苦戦中の信長は話どころではなく、代わりに藤吉郎(佐々木蔵之介)と会います。そこで京で三好長慶の子らによる義輝暗殺計画のうわさがあると聞いた光秀。しかも裏で糸を引いているのが松永久秀(吉田鋼太郎)であることを知った光秀は、その真意を問いただすため、大和の松永を訪ねることに。果たして光秀はどのように動くのか。「麒麟がくる」いよいよ再始動です!

【番組情報】

大河ドラマ「麒麟がくる」 
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか 
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか 
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45

NHK担当 K・H



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