Feature 特集

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!2020/08/29

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

 8月29日から白石聖主演の連続ドラマ「恐怖新聞」(フジテレビ系=東海テレビ制作)スタート。ポスタービジュアルは、全体がモノトーンの中、まるで鮮血で書いたようなドラマのタイトルと、何か言いたげな白石の唇だけが赤く、「読んだら、死ぬ」というキャッチコピーの通り、この夏最恐のホラー作品であるドラマの世界観を存分に表現した仕上がりとなっている。

 未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生の、死と隣り合わせの悪夢を描く“ルール系ホラー”である本作。ヒロイン・小野田詩弦役に白石聖、その恋人・松田勇介役に佐藤大樹が扮し、演出を務める中田秀夫監督と4度目のタッグとなる黒木瞳が詩弦の母・小野田歌子を演じる。

白石聖、モニター上の写真に「オシャレになっちゃう問題(笑)」

 ポスター撮影日、早朝からドラマの撮影をしていた白石がスタジオに現れたのは22時過ぎ。梅雨明け前、ロケだったこの日は雨に泣かされ、予定より2時間押しだった。疲れているはずなのにそれをおくびにも出さず、企画意図を聞くと次々とポーズを決めていく。片手にしたり両手にしたり、手を置く位置や顔や体の向きを少しずつ変え、さまざまなバージョンを撮っていく。目でおびえを表現する白石はゾッとするほど美しく「恐怖をテーマにファッションを撮る」というデザイナーの狙いを、見事に体現していた。

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

 この長い髪、実はウィッグなのだとか。ヘアメーク担当者いわく、今回の白石の髪色に合わせて染めた人毛のエクステなのだとか。どうりで近くで見ても地毛かと思うほどに自然だった。モニターで写真を見た白石は「髪の毛が長いと自分じゃないみたい」と驚き、化粧品の広告のようなビューティー写真に「オシャレになっちゃう問題」と笑っていた。4枚まで絞られた写真に対し「私もこの中だったらどれを選んでもらっても満足。どんな感じになるのか楽しみにしています!」と笑顔でスタジオを去って行った。

中田組初参加に、白石がドキドキのクラインクイン!

 クランクインを迎えたのは7月中旬、京都の御室仁和寺(おむろにんなじ)駅からスタートした。全スタッフがマスク着用の中、主演の白石はフェイスガード姿で登場し、拍手で迎えるスタッフに「よろしくお願いします!」と全方向に何度もお辞儀をしていた。その表情は、連ドラ初主演だからか、それとも中田監督率いる中田組初日だからか、はたまたコロナ対策によるいつもと違う現場の雰囲気からか、少し緊張気味の様子だった。

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

 あいさつを終えた白石に、早速中田監督が演出をつけていくことに。ファーストシーンは、電車に乗ってきた詩弦が駅のホームに降り立つ場面。中田監督が「ここのテーマとしては…」と身振り手振りで説明し、自ら歩いて見せたりする。駅では電車を止めることなく撮影しているため、時折「カンカン…」という踏切の警報音がしていたが、白石は監督の言葉を一言も逃さぬように、真剣に耳を傾け集中して演技をしていた。ちなみに、白石の一番近くで話をする中田監督はフェイスシールドとマウスシールドと二重の対策を講じて撮影に臨んでいた。

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

黒木瞳と中田監督のアイデアバトルの末に生まれた“歌子の癖”

 続いて詩弦の実家の撮影も。すでに母・歌子役の黒木と、父・蔵之介役の横田栄司らがスタンバイする中、白石が合流した。詩弦は一人暮らしの際にけんかして以来、父と仲違いしていたが、恐怖新聞に父の死を予言され、それを止めようと久しぶりに実家を訪れたというシーンだ。

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

 中田組常連の黒木は、程よい緊張感と安心感の中、現場を楽しんでいるように見えた。本作では、歌子の潜在的な意識を象徴する“意味深な癖”がたびたび登場する。元々、台本に書かれていたのは「バブルシートをプチプチする」というものだったが、中田監督が「何回かやってもさまざまな撮り方ができる癖はないか?」とスタッフをはじめ、黒木にも相談。すると「よく子どもの頃にやっていたのは、嫌なことがあると…」という黒木が提案し、その案が採用されたのだという。中田監督とのアイデアバトルの末に生まれた“歌子の癖”は、放送でぜひチェックしてほしい。

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

佐藤大樹、こだわりの髪色「久々に明るくして気分が晴れています」

 詩弦の恋人・勇介を演じる佐藤は、1人でクランクインを迎えた。詩弦の実家兼喫茶店「君影草(きみかげそう)」を訪れるも「休業中」の貼り紙が…というシーンは、中田組に代わり、服部大二監督率いる服部組の登場だ。どの組であろうと俳優陣は本番直前までフェイスシールドを外さない。もはやフェイスシールドは俳優にとって、本番に向かって心を切り替える一つのスイッチになっているかのようだった。

 かなり明るい茶髪をしていた佐藤だが、「台本に“茶髪でピアス”とあったので、自分なりにイメージした髪色にして写真で監督らに伝え、その上で実際お会いしたら、『今のままでいいよ!』とすんなり受け入れてもらえました。基本的にはいつも明るめの髪色だけど、ここ最近は真っ黒にしていたので久々に明るくして気分が晴れていますね」と笑顔で語った。こだわりの髪色やピアスの位置、大きさなどは放送で要チェックだ。

白石聖×中田秀夫監督の今夏最恐ホラー「恐怖新聞」がいよいよスタート!

 「オトナの土ドラ」枠・29作目にして初ホラーとなる本作。王道から意外性のあるホラーまで、さまざまな“恐怖のオーケストラ”を奏でる「恐怖新聞」をお見逃しなく!

◆第1話あらすじ(8月29日放送)

 一人暮らしを始めた詩弦は、初日の深夜0時に玄関の扉を乱打され、“恐怖新聞”を新聞受けに入れられる。そこには数日後、若い女が墜落死するという記事が載っていた。半信半疑の詩弦だったが数日後に自殺を目撃、その光景はまさに恐怖新聞で見たものだった。その後も届く新聞に、詩弦の父・蔵之介の死の予言が。父を救うため動く詩弦に、自身の出生の秘密が迫る――。息もつかせぬ怒濤の展開、心をえぐる最恐ホラーの幕が開く!

【番組情報】

「恐怖新聞」 
8月29日スタート
フジテレビ系 午後11:40〜深夜0:35

フジテレビ担当 M・F



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.