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佐藤大樹が久々の連ドラ出演に懸ける思い。「自分の演技とFANTASTICSを知ってもらいたい」2020/08/06

佐藤大樹が久々の連ドラ出演に懸ける思い。「自分の演技とFANTASTICSを知ってもらいたい」

 8月29日からスタートの連続ドラマ「恐怖新聞」(フジテレビ系=東海テレビ制作)に、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)の出演が決定した。

 1970年代に空前のオカルトブームを巻き起こした、つのだじろうの同名漫画を、Jホラーの巨匠・中田秀夫監督が現代版にリブートした本作は、「読んだら死ぬ」という恐怖の新聞を中心に巻き起こる悪夢を描く。佐藤が演じるのは、主人公・小野田詩弦(白石聖)の恋人となるフリーターの松田勇介。アルバイト先で詩弦と出会い恋に落ち、恐怖新聞と関わるようになったことで人生が激変していく青年を、LDHの若手きっての演技派である佐藤はどのように演じるのか。先日行われた取材で、作品に対する思いを聞いた。

――オファーを受けた時の感想を教えてください。

「久々の連続ドラマでしたし、ちょうど“今年から来年にかけてドラマに出ていきたい”という思いもあったので、うれしかったです! 自分がどういう役なのか気になりました。初めてのホラーでやりがいがある役だと思うので、25歳になって新たな階段を踏めるのではないかと思っています」

――脚本を読んでみて、いかがでしたか?

「怖かったですね。人間から出る怖さが描かれていたのが印象的です。設定も結構挑戦的なので、話題になるんじゃないかと思います。読み進めていく中で“この先どうなっていくのだろう”とずっとドキドキしましたし、“まさかこんな展開になるなんて”という場面もあったので、読んでいて楽しかったです!」

――佐藤さんが演じる勇介はどのような人物なのでしょうか?

「勇介は、爽やかで真っすぐな、憎めないいいヤツだと思います。そういう意味では、普段の僕とはなんら変わらないかなって…ふふふ、うそです(笑)」

――演じる上で意識していることはありますか?

「そういう“バカだけど憎めないな”という勇介の良さが伝わるような映り方ができればいいなと思っています。白石さんと2人のシーンは、いろいろな恐怖や不幸が続く中で、視聴者が少しホッとできるような穏やかなシーンにしたいです」

――勇介は、潜在的に持っていた弱さやエゴが浮き彫りになっていく人物でもありますよね。ご自身の中にも「これだけは譲れない」というエゴのようなものはあると思いますか?

「負けず嫌いですね。元々EXILEに入ったのも一般からのオーディションだったので、ライバルがいる中での負けん気は強い方だと思います」

――では、中田監督からは何かアドバイスはされましたか?

「“より分かりやすく、輪郭がシャープなくっきりハッキリした、メリハリのある演技をしよう”と言っていただきました。セリフをサラッと言うのではなく、一つ一つをハッキリと舞台のように言ってほしいと。僕、監督にダメ出しとかされたいMなタイプなので、うれしかったですね(笑)。それに監督は、“あと3.5倍やって!”と、数字で表現してくださいます。ホラーのリアクションは、自分が思っている5倍くらいやらないと表現できないのだなと感じました。今後はリアクションや目の見開き具合を意識したいです!」

――役作りはどのようにされていますか?

「(関口)メンディーさんがホラーゲームや映画が大好きなので、メンディーさんの家で一緒に映画を見たりしました。また、それとは別に先日『透明人間』というホラー映画を見に行ったのですが、主人公のリアクションがとても勉強になったので取り入れようと思いました」

――共演の白石聖さんの印象はいかがでしょう。

「ほかの作品も見たことがあって、お芝居が上手だなという印象でした。でも、実際にお会いすると、おしとやかで落ち着いていて、とても21歳には見えませんでした…! 役に対しての考え方を監督にきちんと伝えたりもしていて、頼もしい印象なので、初主演と聞いて驚きましたね」

佐藤大樹が久々の連ドラ出演に懸ける思い。「自分の演技とFANTASTICSを知ってもらいたい」

――現場ではどのような会話をしていますか?

「実は、共演者の中で同じ年代の男性がいないという現場が初めてなので、正直まだたたずまいに困ることもあるんですが…(笑)。白石さんとは撮影後に温泉に行くという共通点があるらしいので、今は温泉情報を交換しています。まだ一緒にご飯に行ったりはできていないので、役の距離感と近いかもしれません。回を増すごとに距離も近くなっていくと思います」

――佐藤さんご自身、ホラーはお好きですか?

「ビビりだけど、見るのは好きです(笑)。母親が大のホラー好きなので、その影響で中田監督の『リング』(1998年)も数回見たことがあります。お化け屋敷なんかも、怖いけど入りたがるタイプなので“怖いけど見ちゃう”という感じですね。中田監督の作品は、ほかにも『スマホを落としただけなのに』(2018、20年)は全部見ています! 3作目があったら本当に出たいです!」

――ところで、最近恐怖心を感じた瞬間はありますか?

「今泊まっているホテルのテレビが20インチくらいしかなかったことです。今まで見たテレビで一番小さかったんですよ…! 貞子も出てこられないような大きさに恐怖心を覚えました(笑)」

――今回の出演は、FANTASTICSの皆さんには報告しましたか?

「はい! みんな喜んでくれました。連続ドラマって、お茶の間のいろんな人に見てもらえるじゃないですか。そこで自分のお芝居をもっといろんな人に見てほしいですし、FANTASTICSというグループを知ってほしいので『連ドラに出たい』とずっと思っていました。予定していたツアーがコロナウイルスで中止になり、グループの活動ができなくなってしまった中で、こうして個人で機会をいただけるのはありがたいです。自分が出ることで、皆さんにグループ名を知ってもらえるといいなと思います!」

――ありがとうございました!

【番組情報】

佐藤大樹が久々の連ドラ出演に懸ける思い。「自分の演技とFANTASTICSを知ってもらいたい」

「恐怖新聞」 
8月29日スタート 
フジテレビ系 午後11:40〜深夜0:35 

フジテレビ担当 M・F



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