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向井理が本物の警察官と間違えられた!「ダブルチート」で本職の警官もあざむく交番が出現!?2024/04/26

向井理が本物の警察官と間違えられた!「ダブルチート」で本職の警官もあざむく交番が出現!?

 テレ東系で本日4月26日からスタートする「テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1」(金曜午後8:00。初回は15分拡大)の記者会見が行われ、主演の向井理をはじめ、共演の内田理央荒川良々結木滉星伊藤淳史が登壇した。

 「ダブルチート 偽りの警官」は、主人公・多家良啓介(向井)が警察官と詐欺師という正義と悪の二つの顔を使い分けながら、法では裁けない悪を裁くクライム・エンターテインメント。テレビ東京とWOWOWが共同製作でおくる本作は、既にSeason2の制作も決定しており、WOWOWで6月29日から放送・配信される。

 まず、向井は「なかなか悪役をやる機会は少ないのですが、役者としては腹黒いところを演じるというのはすごく魅力的なんです。毎回ゲストの詐欺師役の方々が人間の悪い部分を出せば出すほど、こちらも詐欺師としてやり返しがいがあります。そういう魅力的な悪役の演技に注目していただければ」と、詐欺師同士のだまし合いを見どころに挙げた。

 多家良の裏の顔である“詐欺師・K”の正体を追う警視庁捜査二課の特別捜査官・宮部ひかり役を演じる内田は、「ひかりは、“K”という存在を見ているうちに、何が正義で何が悪かということが分からなくなっていったりもするんです。でも、そこに真っすぐぶつかっていくことで考え方が変わったりしながら、少しずつ成長するところなども見ていただきたいなって思います」と、自身の役の注目ポイントを紹介。

 クリーニング店を営みつつ“詐欺師・K”の相棒として共に悪を裁いていく矢柴等に扮(ふん)する荒川は、主人公・多家良との“バディ感”がポイントだと言い、「僕が言うとあまりそうは聞こえないかもしれないですけど、2人のセリフは結構ハードボイルドなんですよ。局は違うんですけど、今昼間に『あぶない刑事』をBSでやっていて、丁度あんなイメージがあるなと感じました」と、往年の名作刑事ドラマを引き合いに出しながら説明した。

 宮部の属する捜査二課特別捜査室6係の統括主任で、かつての先輩である多家良に対して厳しい目を向ける準キャリアの出世株・山本貫太役の結木は、「個人的に3度目の警察官役なんですが、これまでは熱血漢だったりおとぼけな警察官だったりしたのが、今回はガラッと変わってクールな役どころです。でも、回を重ねるごとに人間味があふれてくる人物なので、そこも新たな一面として見てもらえたらうれしいですね」と新境地開拓をアピール。

 そして、伊藤が演じる岩合拓真は、警視庁捜査二課の課長で、階級は警視正という警察組織でもかなり上の役職。伊藤は「偉い役なので、皆さんが僕にすごく敬語を使ってくださる(笑)。現場でとても気持ちよく撮影に臨んでおりますわ」とうれしそうに話しつつも、「実はあまり出番は多くないんです。なんとなくどこか遠くを見つめるとか、何かを知ってそうな顔をする…みたいなお芝居が多くて(笑)。果たして何かを知ってるのか、それとも何も知らないのか…そのあたりを楽しんで見ていただければ」と笑いを交えて呼び掛けた。

 撮影中のエピソードを聞かれると、内田は向井と交番で撮影していた時、「おじいちゃんが向井さんのことを本物の警察官だと勘違いして道を聞いてきた」と話し、向井が警察官の制服を着て帽子もしっかりとかぶっており、その見た目があまりに本職の警察官そのままだったため間違えられたそうだが、「本物の警察官だと街の人に思われるぐらい、警察官になりきってるんだって思ったらすごい」と内田は驚きつつも感心していた。

 この話を受け、向井は「実はその交番も作り物なんですけど、そこに本物の警察官の方がやって来たんです。『こんなところに交番ができたの聞いてない』って。本物の交番と勘違いして来たみたいです」とさらなる仰天エピソードを明かし、「『なんだ撮影か』って言って自転車で去って行かれました(笑)」と、本職の警官でも見間違えるほどリアリティーを追求して制作された作品であることを伝えた。

 ドラマでは、主人公が警察官と詐欺師という表と裏の二つの顔を持つ話ということで、あまり表で見せない裏の顔についての話題に。結木が「向井さんがあまりに完璧なので、内田さんと2人で何か欠点を探そうってことになりまして…」と撮影の合間に向井についていろいろと話し合ったと言うが、内田は「2時間ぐらいずーっとお話していたんですけど、結局何も欠点が見つからないんです」とやや不満げな表情を浮かべた。それに対して向井は「いやいや、あるよ裏の顔。例えば…歌が下手とか?」と渋々自ら弱点を告白する流れになるも、結木は「…それって“なんかカワイイ”ってなりますよね」と、こちらも納得いかない様子を見せた。

 ここで助け舟を出したのが伊藤。「向井くんは現場ではあまりしゃべらない人なのかなって印象があったんです。でも僕に合わせてくれてるのか、実はすごくよくしゃべってくれるんですよ。現場で雑談で盛り上がれるのはすごい楽しい」と、向井の気さくな一面を明かした。また、向井は荒川とは「共演回数より居酒屋で会う回数の方が多い」というほどの飲み仲間だといい、「飲み屋での冗舌な良々さんの顔が表の顔だと思っていたんです。それなのに、ここだとこんなに寡黙な大御所感を漂わせてくるなんて。ちょっと緊張しますよね(笑)」と暴露すると、荒川は照れたような笑顔を見せた。

向井理が本物の警察官と間違えられた!「ダブルチート」で本職の警官もあざむく交番が出現!?

 さらに、詐欺がテーマの一つとなっており、いろいろと考える機会になったと語る向井は、「詐欺師ってうそをついているとは、絶対思わせないんです。堂々としていて話す言葉にも妙な説得力がある。後ろ暗さというか怪しさを全く感じさせない人じゃないと大きい詐欺ってできないんでしょうね。誰もが信じ込んでしまうような何かを持ってるというか。スーツや時計、名刺なんかの外見で簡単に信じちゃいけないなって思うようになりました」と言い、「だから、自分はうそをついてます!って、すぐ分かるようなお芝居は絶対しちゃいけないなとも思いました」と、詐欺師の役を演じての気付きにも触れた。

 内田も次々登場する巧みな詐欺の手口に驚いたようで、「私も知らなかったんですが“墓じまい”の詐欺があるんですね。ドラマではおばあちゃんがだまされてしまうんですけど、こんなのもあるんだってびっくりしました。私も自分のおばあちゃんに連絡して、『ダブルチート、見てね』と注意喚起として伝えました(笑)」と、詐欺被害防止にも役立つドラマであることを強調した。

 会見の最後には、あらためて向井が「あくまでエンターテインメントとしてのドラマですが、いろんな詐欺を知ってもらうことで警戒する気持ちにつながったり、少し手助けになればいいなと思っています。また、単純に楽しんでもらえる爽快感のある話にもなっていますので、気軽に見てもらえたらうれしいです」と視聴者へメッセージを送った。


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