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「麒麟がくる」佐々木蔵之介が見たこともない秀吉を“全力疾走”!2020/04/14

「麒麟がくる」佐々木蔵之介が見たこともない秀吉を“全力疾走”!

 4月12日(第13回)の大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)には、ついに藤吉郎こと豊臣秀吉(佐々木蔵之介)が登場しました! 後に明智光秀(長谷川博己)のライバルとなる秀吉を、佐々木さんはどのように演じていくのでしょうか?

 今回演じる秀吉について「従来の秀吉のイメージは明るくて愛嬌(あいきょう)があって人懐っこくて、一般庶民と身近なイメージがあったりしますが、今回は明智光秀が主人公ですので、また違った見え方になるかと思います。藤吉郎は出世欲が強くがむしゃらです」と語る佐々木さん。

 そして、初登場の第13回に関しても「駒さん(門脇麦)に、字が読めなければ出世ができない、教えてくれと頼み込みます。とにかく今の貧しさから抜け出そう、這い出そうとひたむきです」とコメント。確かに駒に向かってグイグイ聞いている姿は印象的でしたね。

 さらに、初登場シーンにまつわるエピソードも告白。「撮影初日でしたが、まだ外が暗いうちからの早朝ロケで、僕は裸足に草履で、衣装の布の表面積も少なく、とにかく寒かったです。さらに僕の体より大きくたくさんの重い荷物を背負っての撮影。一刻も早く出世したいと思いました(笑)。監督のたっての希望で、木にも登りましたし、楽しく撮影させていただきました」と、実は過酷なロケだったことを明かしました。しかし、寒かったことなどみじんも感じさせず、本物のサルさながらに軽々と木に登っていく姿は、“サル”と呼ばれる秀吉らしさが出ているように思いました。

 秀吉の初登場は小物感しかなかったとも語る佐々木さんですが「視聴者の皆さまに『こんなちょこまかしたヤツが出てきたか』と楽しんでいただければと思います。果たして藤吉郎がどんな人物で今後どう変化していくのか? そして、なぜ本能寺の変が起こったかという謎を『麒麟がくる』ではどのように描いていくのか、僕自身も楽しみにしています」とこれからの秀吉にワクワクされている様子。

 また、制作統括・落合将さんは、佐々木さんが演じる秀吉を「独特の存在感で、見たこともない秀吉を“全力疾走”していただいております」とコメント。気になる織田信長(染谷将太)との対面についても「まだ本格的に信長とのシーンはないのですが、新しい時代の大河ドラマにふさわしい、従来のイメージをくつがえす、明智光秀最大のライバルにして敵、“佐々木蔵之介”秀吉を、ぜひご堪能いただければと存じます」と新しい“秀吉像”に自信をのぞかせていらっしゃいました。

 今後、秀吉が光秀や信長とどのように出会って、主従関係やライバルとなっていくのか。これからも目が離せません。

【番組情報】 

大河ドラマ「麒麟がくる」 
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45

NHK担当 K・H



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