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遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー2022/02/26

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

 テレビ朝日系で放送中の土曜ナイトドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」(以下「もしイケ」)。物語は後半戦に突入し、生徒のイケメン率が異常に高い「私立美南学園」を舞台に、「全国選抜高等学校イケメン大会」(通称「選抜イケメン大会」)の代表メンバーを目指して選抜候補20人が互いに切磋琢磨し合う姿が描かれています。

 そんな本作に欠かせないのが、美少女ヒロイン・桜井カンナ。美南学園のイケメンには全く興味を示さない中、鈍感でイケメンに無頓着な主人公・池田龍馬(細田佳央太)にだけは「面白い」と興味を示し、回が進むごとに2人の関係がどうなっていくのかも、作品の大きな見どころとなっています。第6話では、カンナが選抜候補のエース・柳一星(宮世琉弥)と幼なじみという意外な関係も明らかになり、彼女が今後どう物語に関わっていくのか、ますます目が離せません。

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

 そこで今夜の第7話放送を前に、桜井カンナを演じている遠藤さくらさんのインタビューをお届け。本作で地上波ドラマ初出演となった遠藤さんに、撮影を通しての気持ちの変化や「自信につながった」という後藤庸介監督との対談、さらにアイドルの仕事とは違う“ドラマの仕事の魅力”について伺いました。

「ヒロインを演じるのは、すごく緊張がありました」

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

――遠藤さんは今回地上波ドラマに初出演ということですが、ヒロインに選ばれた時の気持ちを教えてください。

「すごくびっくりしたのは覚えています。地上波のドラマに出ること自体、今回が初めてだったし、その前に演技の経験というのもまだ浅かったので、自分がいきなりヒロインを演じるのはやっぱりすごく不安というか、緊張がありましたね。『私で大丈夫なのかな…』と思っていました」

――出演が決まった際に「不安な気持ちもあった」とコメントされていましたが、クランクインの時からここまで気持ちに変化はありましたか?

「あります! クランクインの時は、初めての地上波ドラマの撮影で、どうしてもすべてに緊張しながら毎回現場に行っていたので、もうド緊張のままやっているという感じだったんです。でも、撮影を重ねるごとに、周りの共演者の方々ともコミュニケーションをとったりして、自分にとってすごく楽しい現場に変わっていったので、今は楽しんでリラックスしながら撮影ができています」

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー
遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

――あらためて、今回演じられている桜井カンナはどんな役でしょう?

「イケメンだらけの高校に通っていながらも、周りのイケメンたちに一切興味がないというか、普段から本を読んで過ごしているんですけど、その中でもどこか池田くん(細田)には興味を持っている…そんな女の子です」

――「もしイケ」の中では珍しいクールな役だと思いますが、ご自身と共通しているところ、違うなと感じるところを教えてください。

「似ているなっていう部分は、最初の登場シーンもそうなんですけど、普段から本を読んでいたりするところは一つの共通点かなと思います。逆に違うところだと…一応、設定では『誰もが振り返る美少女』とは書いてあるんですけど、私自身は『あれ? 違うかもしれないよ…?』って思ってます(笑)」

――“誰もが振り返る美少女”という役を演じる中で、何か意識することはありましたか?

「私自身は“誰もが振り返る美少女”というのが、すごく高根の花で凛としている女性というものをイメージしているので、やっぱりクールでいたいなと思いながら演じています」

――ドラマは毎週多くの反響を呼んでいますが、乃木坂46のメンバーからもドラマの感想をもらっているというお話を伺いました。

「先輩メンバーの方は『見たよ!』と言ってくださることが多いです。山下美月さんは『今日土曜日だね、見なきゃ!』と言ってくださって。いつも『すごく面白い!』って直接言ってくださるのがすごくうれしいです。あとは、梅澤美波さんからも『めちゃめちゃかわいいよ!』という感想をいただいて、それがすごく勇気になりました」

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

――劇中では個性的なイケメンが多く登場していますが、もしも遠藤さんが男子生徒の役をやるとしたら、やってみたい役はありますか?

「うーん…でも、藤原大祐くんが演じている若林拓実くんの情報通なところは、すごく面白いですよね。いろいろ物知りだったり、何か聞かれても『僕全部知ってるよ!』としゃべっている感じがすごく面白い役だなと思います」

――ちなみに、「もしイケ」は“イケメンとは何か?”がテーマでもありますが、遠藤さんが考えるイケメンはどんな人でしょう…?

「どんな人だろう…。(少し考えて)でも、しっかりしているというか、時間や予定みたいな約束事をちゃんと守っている人とか、あとは清潔感がある人ですかね」

撮影現場は「とにかくずっと笑っていられる

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

――撮影も後半に入ってきていると思いますが、あらためて現場の雰囲気について教えてください。

「ものすごく明るい雰囲気です。すごくワチャワチャしてますし、共演者の中にも現役高校生の子も多いので、全体的に高校生活みたいな雰囲気があって。私も高校に通っている感覚で撮影現場に行ったりしていて、とにかくずっと笑っていられるような現場です」

――ここまでの撮影で印象に残っていることはありますか?

「ドラマ自体がすごく面白い設定なので、撮影の中で毎回『スタート!』と言われているのに私がずっと笑い続けてしまって(笑)、周りの人からツッコまれたりしたのはすごく印象的です。ただ単純に面白いというのがあって、池田くんが話す一言一言がすごく面白かったりするので、笑ってしまって…(笑)。なかなか演技が始められなかったことが何回かありました」

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー
遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

――コメディー作品ならではの悩みですね(笑)。コメディーというと、ドラマとは別の現場で東京03のお三方やぺこぱさんとも共演されていますよね。そういった経験がこの現場でも生きているのではないでしょうか。

「そうですね。東京03の皆さんとは、長い間ずっと一緒にコントというかコメディーをやっていたんですけど、やっぱり皆さんの間の取り方とかツッコミのスピードっていうのは間近で見ていてすごく面白いなと思う部分が多かったので、東京03さんの皆さんとの共演はすごく勉強になることが多かったです」

“ドラマの仕事”にしかない魅力とは?

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

――先日、ラジオで「もしイケ」の後藤庸介監督と対談されていましたが、いかがでしたか?

「あんなに褒めていただけるなんて思っていなかったので、私はただただ『本当ですか…? 本当ですか…?』となってしまったんですけど(笑)、やっぱり演技する中で、『さっきのは大丈夫だったのかな…』という気持ちのまま終わってしまうことも多いので、そんな中で『あそこが良かったよ』と褒めていただいたのは、これから演技する上でちょっと自信につながりました」

――対談で役作りにも触れていましたが、台本を読んでいく中で考えていることやイメージしていることについて教えてください。

「初めてもらった台本を読む時は、まず普通に楽しみながら読んじゃいます。そこから、自分のセリフのところを読んでみて…という感じですね」

――そうだったんですね。スピンオフドラマ「イケメン道〜美南学園物語〜」では、本編とはまた違った振り切ったカンナの姿が描かれていましたが、遠藤さんご自身が演じていて感じることはありましたか?

「なんだろう…でも、普段の遠藤さくらとしても言ったことのないようなセリフをすごく言っていたので、楽しいというよりかは、『この言い方であってるのかな?』といった不安の方がちょっと大きかったです(笑)」

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー
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――こういったドラマのお仕事は、普段のアイドルのお仕事とは違って難しい部分もあるのかなと思うのですが、遠藤さんが感じる“ドラマの仕事の魅力”はどんなところにありますか?

「やっぱり、自分が役に対して感じている思いだったり、頑張って覚えたセリフが映像になってテレビで流れているのを見た時の達成感はすごく感じるので、そういうところが魅力なのかなと思っています」

――では、今後挑戦してみたいドラマのジャンルや役柄みたいなものがあったら教えてください。

「そうですね…どんな作品でも、自分も一緒に撮影に入っていって経験できたらいいなとは思っています。役でいうと、スピンオフのカンナちゃんはだいぶ振り切った役だったので、自分が成長につながるのであれば、振り切った役だったりちょっと変わった役にも挑戦してみたいです」

――最後に、今後のドラマの見どころを教えてください。

「すごくふざけている部分もたくさんあるし、笑い要素の多いドラマなんですけど、その中にも青春がいっぱい詰まっているので、楽しそうな青春を演じているみんなを見ていただきたいなと思っています。あとは、すごく笑顔になれるドラマだと思うので、たくさん笑って見ていただきたいです」

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

 写真撮影時、カメラマンから役衣装の制服について触れられると、「かわいくて気に入っているんです」と打ち明けてくださった遠藤さん。インタビューでも、時々「何だろうなぁ…」と悩みながら、一つ一つの質問に真摯(しんし)かつにこやかに答えてくださり、取材は終始柔らかな雰囲気のまま進んでいきました。今夜、2月26日放送の第7話では、遠藤さん演じるカンナが、退学届を出した美南のエース・柳を巡って龍馬とともに大奔走! カンナと龍馬は柳を連れ戻し学園のピンチを救うことができるのか、ぜひご注目ください。

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー
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遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

【プロフィール】

遠藤さくら「『面白い!』と言ってくださるのがすごくうれしいです」――「もしイケ」インタビュー

遠藤さくら(えんどう さくら)
2001年10月3日生まれ。愛知県出身。天秤座。18年、乃木坂46に4期生として加入し、24枚目シングル「夜明けまで強がらなくてもいい」、27枚目シングル「ごめんねFingers crossed」ではセンターを務めた。また、雑誌「non-no」(集英社)では専属モデルを務めるなど、さまざまな分野で活躍している。

【番組情報】

土曜ナイトドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」
テレビ朝日系 
土曜 午後11:00~11:30

スピンオフドラマ「イケメン道〜美南学園物語〜」
TELASAにて独占配信中

「美南学園イケメン選抜ランキングバトル」も開催中
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https://www.tv-asahi.co.jp/moshiike/oshi/
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【締切】2022年3月25日(金)正午

取材・文/平川秋胡(テレビ朝日担当) 撮影/蓮尾美智子



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