Feature 特集

小野花梨、「カムカムエヴリバディ」上白石萌音は「昔から、あんこと一緒に生きてきた子みたい(笑)」2021/11/13

小野花梨、「カムカムエヴリバディ」上白石萌音は「昔から、あんこと一緒に生きてきた子みたい(笑)」

 戦時色が強まってきた連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK総合ほか)第2週(11月8日~12日放送)。見合いを勧められた橘安子(上白石萌音)は、気持ちを整理するため、雉真稔(松村北斗)に会いに大阪へ行きました。互いに同じ思いを抱いていることを知りましたが、橘家は許してくれず…。一方、2人の関係を知った稔の弟・勇(村上虹郎)は、安子への恋心を諦めることができず、稔に自分の思いを打ち明けました。

 スタートして2週間、安子と稔の関係にキュンキュンが止まらない方も多いのではないでしょうか。思い返せば2人の初デートをアシストしたのは、安子の幼なじみ・水田きぬ(小野花梨)。これからも、きぬちゃんのサポートに期待が高まります!

 そんなきぬちゃんを演じる小野花梨さんは今回“朝ドラ”初出演。出演が決まった時、「“朝ドラ”のオーディションは何度も受けてきました。一つの大きな目標でしたので、出演が決まって本当にうれしかったです。オーディションの項目に長めの英文を読むというのがあったんですが、実は私、英語が苦手で(小声)。『ハロー』『グッドモーニング』が精いっぱい(笑)。ですので、『ハロー、エブリワン』とカタカナ読みになってしまって“やばい! 落ちた~!”と思っていました」と打ち明けます。

 役柄について「きぬちゃんはおませで大人びた女性です。難しいのは、14歳の子が読むからこその面白さがあるセリフの表現です。まだ幼いのにおませなことを言う“ちぐはぐ”が面白いと思うのですが、私自身は22歳(笑)。22歳の女性がこのセリフを言ってもまあまあ妥当なので、そんな印象になってしまうともったいないですし、年齢感だけはちゃんと“14歳だぞ、14歳だぞ”と言い聞かせて毎シーンやるようにしています」と演じるうえで心掛けたことを教えてくれました。

 また、「私自身ときぬちゃんでは、考えるスピードが違いますね。最終的にきぬちゃんの出す答えに私もたどり着けたとしても、きぬちゃんは早いんですよ。私は、結構熟考してしまうというか、悩み込んだ末に同じぐらいのレベルの答えを出すんだろうなと思うから、きぬちゃんを尊敬する気持ちが強いです」とご自身と役柄を比較。

 上白石さんの印象を聞くと「萌音ちゃんの印象は安子ちゃんそのものですね。本当に愛らしくて素直で優しくて、まったりしていて。もう昔から、あんこと一緒に生きてきた子みたいな(笑)。もちろんいろんな出演作を拝見させていただいて、同年代の女優さんとしても大尊敬していますし、人柄もすごくすてきで大好きな女優さんです。今回こうしてご一緒できてうれしいです」とコメント。

 最後に「この作品は、ほっこりするところも当然あるんですけど、何度台本を読んでも本当に涙が止まりません。なんでこんなにスッと登場人物みんなに共感できて、みんなを愛せるんだろうと考えてみたら、一人一人嫌みのない素直さがあるというか、みんな真っ直ぐに人を思っていて、当たり前に優しく生きているからかなと思いました。“朝ドラ”は朝起きて最初に見る物語になると思うんですが、1日の初めの物語にふさわしい、温かく優しい物語。私もこの作品の登場人物の1人になれることをとってもうれしく思いながら、毎日毎日楽しく頑張って撮影していますので、ぜひご覧いただければと思います」と作品の見どころを語りました。

第3週あらすじ(11月15日~19日放送)

小野花梨、「カムカムエヴリバディ」上白石萌音は「昔から、あんこと一緒に生きてきた子みたい(笑)」

 安子(上白石)は稔(松村)を思い続けていましたが、太平洋戦争が勃発。雉真繊維は軍と協力して事業を拡大するため、千吉(段田安則)は稔と銀行の頭取の娘との見合い話を進めていました。そして安子との関係を断つように命令。稔が苦しんでいることを察した安子は自分から身を引きます。そんな中、学徒動員が決まり、稔も出征することに…。

【番組情報】

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」
NHK総合 月曜~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月曜~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。

NHK担当 M・I



この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.