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今年一番輝いたスターは誰? 発表!2020年お気に入り&ブレークタレントランキング2020/12/23

 新型コロナウイルスの感染拡大によって世界が変わった2020年が間もなく終わろうとしている。今回は、そんな忘れられない1年を振り返る恒例の「2020お気に入り&ブレークタレントは誰だ?」特集。関東56万台を超える東芝レグザ  「みるコレ」サービス(見たいタレントやジャンルのテレビ番組・動画・CMなどのコンテンツをまとめて表示したり、自動的に録画したりできるサービス)のタレントパックにおける「お気に入り」登録人数のデータを基に、ランキングを作成した。さあ、20年に最も注目されたタレントは一体誰?

 まずは「みるコレ」タレントパックの、2020年12月最新版「お気に入りタレントランキングベスト20」がこちらである。

 ここ何年もトップを独走して来た王者、マツコ・デラックスがついに王座を明け渡したのが1年前の19年。代わってトップに立った乃木坂46だったが、今年は惜しくも2位。首位の座を守ることはできなかった。そして激動20年、お気に入り第1位のポジションをゲットしたのは、である。

 考えてみれば、20年が嵐の年になることはあらかじめ約束されていたことだった。20年末、嵐としての活動休止の瞬間まで、オリンピックが延期になっても、コンサートが中止になっても、彼らはテレビなどを通じてずっと精いっぱいのパフォーマンスを見せてくれている。むしろこのコロナ禍において、テレビ番組の存在がファンにはより大きいものになっているだろう。年末近くになって、音楽番組やバラエティーを中心に嵐のテレビ出演は大幅に増えているし、登場時間も長くなった。ドラマの再放送も続いている。会見に登場することも多い。すべてを見逃したくない!というファンの気持ちが、ここへ来てのランキング第1位という結果を生んだということだろう。余談だが、「みるコレ」の「嵐」パックは、従来のキーワード検索とは異なり、本当に「嵐」が出演する番組だけをおまかせ録画できるのも、ランキング順位を押し上げた要因の一つではないだろうか。あらためて20年は嵐の年になった。

 2位に下がったとはいえ、乃木坂46の20年も豊かな年となった。コロナの影響で思うような活動ができず、白石麻衣の卒業も延期を余儀なくされるなどの中、各メンバーがそれぞれ活動の幅を広げ、好調をキープした。19年は3位につけていた欅坂46が中心メンバー平手友梨奈の脱退を経て、新たに櫻坂46に改名して今年は9位になったが、日向坂46は17位から12位に順位を上げるなど、坂道グループ全体にも堅調な活躍が目立った。

 お笑い勢では、ダウンタウンが7位から4位、松本人志も13位から7位へと順位を上げており、相変わらずの安定感を見せているが、何といっても20年を象徴しているのが、5位にランクインした千鳥だろう。19年の14位から大幅に順位をアップ。注目度の高さを物語る。もともと若い世代からは圧倒的な支持を受けているが、20年は「クイズ!THE違和感」(TBS系)や「千鳥のクセがスゴいネタGP」(フジテレビ系)、「ノブナカなんなん?」(テレビ朝日系。ノブのみ)と続々レギュラーの新番組がスタート。「テレビ千鳥」(テレビ朝日系)もゴールデンに昇格するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。芸人としての力量と人気の上昇カーブが無理なく寄り添った、理想的な展開だといえる。先輩・ダウンタウンやバナナマンのように、ランキングに定着していけるかどうか。21年の活躍が楽しみだ。

 続いて2020年「ブレークタレントランキング」。20年12月現在「みるコレ」の「お気に入りタレントランキングベスト300」にランクインしているタレントパックの中で、今年新たにお気に入り登録したユーザーの割合が多い順に並べたランキングである。

 まさに20年のフレッシュな顔がズラリと並んでいて壮観だ。激戦を制して、首位を獲得したのは、NiziUである。19年の時点ではNiziUはもちろんまだ存在していないわけで、まさに20年最もブレークしたタレント、アーティストである。Huluで「Nizi Project」のオーディションの模様が配信され始めたのが20年の1月。「スッキリ」(日本テレビ系)での定期的な特集やYouTubeでの配信など、多角的な展開で話題を集め、プロデューサー・J.Y.Parkの絶妙なコメントも功を奏し、オーディションの行方にヤキモキするファンが続出した。6月に最終デビューメンバー9人が決定し、NiziUというグループが誕生した。そして直後にプレデビュー曲としてデジタル配信された「Make you happy」が本当の意味で彼女たちの人気に火をつけた。老若男女が“縄跳びダンス”をまねして自ら発信、人気が広がっていく結果となった。9月以降は各局の音楽番組に次々に出演。12月の本デビュー前に「第71回NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7:30)や「第62回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系。12月30日午後5:30)への出演が決定。12月6日からは地上波初の冠バラエティー番組「We NiziU!TV」(日本テレビ)がスタートするなど、一般層への知名度もアップした。年末年始も大いにテレビをにぎわせてくれそうだ。

 そして2位に入ったのが、お笑い芸人・ぺこぱ。10位のかまいたちと共に19年の「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)で最終決戦に進出、グランプリは逃したものの(グランプリを制したのはミルクボーイ)、大きな注目を集め見事2位に入った。15位にお笑い第7世代の雄、霜降り明星がランクインしていることも含め、今年のお笑い界の豊作ぶりが分かる。19年には芸人勢が1組も入らなかったのと対照的である(“ぼっちキャンプ”の功績が大きいとは思われるが、ヒロシの12位というのもすごい)。

そして今年もジャニーズ勢の躍進が顕著だ。Snow ManSixTONESのデビュー組に加え、なにわ男子関西ジャニーズJr.道枝駿佑がランクインしている。俳優陣に目を向けると、3位の森七菜、7位の上白石萌音と、人気ドラマに出演したフレッシュな女優2人が上位に入っているが、その上白石と「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)で共演、全力の胸キュン演技で乙女たちのハートを撃ち抜いた佐藤健の11位も光る。King GnuOfficial髭男dismのバンド陣、YouTuberのHIKAKINといった、時代ならではの顔ぶれもあった。そして、8位の三浦春馬さん、13位の志村けんさんのランクインには、20年の悲しい記憶が焼き付く。

 もうすぐやってくる21年にはどんなタレントがブレークするだろう。昨年も名前を挙げた吉沢亮清原果耶は、それぞれ大河ドラマ、連続テレビ小説(朝ドラ)の主演という大きな舞台を得て、さらに大きく羽ばたきそうだ。また、なにわ男子ほか、ジャニーズ組も大きく票を伸ばしてくるだろう。そのほか、俳優では、林遣都岡田健史赤楚英二堀田真由石橋静河山之内すず、元欅坂46の平手友梨奈あたりも活動次第で飛躍しそうだ。

 来るべき2021年。よい年になってほしいと心から願っている。

■2019年お気に入り&ブレークタレントランキング 
■2018年お気に入り&ブレークタレントランキング 
■2017年お気に入り&ブレークタレントランキング 

文/武内朗
提供/東芝映像ソリューション株式会社

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