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寮母さんと共に夢見る甲子園出場。大分・津久見高校野球部寮の日常を追う2021/05/20

 RKB毎日放送、NBC長崎放送、RKK熊本放送、OBS大分放送、MRT宮崎放送、MBC南日本放送で放送中のドキュメンタリー「新 窓をあけて九州」(日曜午前10:00)の5月23日放送回は、OBSが制作を担当した「甲子園へ再び!~津久見高校野球部 寮母さん奮闘記~」をおくる。

 大分といえば最近“九州最強県”とも称される野球どころ。プロ野球でも現在、内川聖一選手(東京ヤクルトスワローズ)、今宮健太選手(福岡ソフトバンクホークス)、甲斐拓也選手(福岡ソフトバンクホークス)、源田壮亮選手(埼玉西武ライオンズ)、森下暢仁選手(広島東洋カープ)ら同県出身者が数多く活躍中だ。そんな大分の中でも県立津久見高校と聞けば、強豪校として記憶している野球ファンも多い。沖縄を除く九州で唯一、春・夏ともに甲子園大会を制するなど、かつては全国に名をはせた。同校OBとして高橋直樹さん(日本ハムファイターズなど)、大田卓司さん(西武ライオンズなど)、川崎憲次郎さん(ヤクルトスワローズなど)、鉄平さん(土谷鉄平。楽天イーグルスなど)らスター選手を輩出している。

 だが、過疎化の影響で街は活気を失い、それと歩調を合わせるように同校野球部も低迷。1988(昭和63)年の出場を最後に、平成以降は甲子園から遠ざかっている。それでも「野球の街・津久見」を再興させようと2017年、野球部寮「闘球寮」が復活することに。同寮の1階へ「食事処/稲穂」をオープンさせたのが高尾順子さん(63歳)だった。高尾さんは店の営業と共に寮生の夕食の面倒も見ている。「みんな孫みたいなもんでかわいいです」と語る。彼女自身、同校野球部の大ファン。「中学時代に優勝パレードを見て感動しました。もう1回あの光景を見たいですね」と言うから、筋金入りだ。

 入寮生も増えて、野球部の実力は着実にレベルアップ。コロナ禍で全国大会が中止となった昨年は、大分県独自大会で優勝するまでに。「街全体が応援しています。子どもたちはプレッシャーもあるだろうけど、甲子園に連れて行ってくれるまで頑張ります」。番組では共に甲子園を夢見る高尾さんと寮生たちの日常を見つめる。ナレーションはOBSの甲斐蓉子アナウンサーが務める。

【樋口昌平ディレクター コメント】 
「旧野球部寮は老朽化で2013年に閉じられましたが、官民挙げての取り組みで2017年に今の闘球寮が復活しました。大分県では都市部の高校への一極集中が進み、地方は大半が定員割れです。津久見も例外ではありませんが、そんな環境下でも野球部員だけは毎年増えているそうで、『野球部は学校の存続に一役買っている』という声も聞かれました。寮のおかげで市外の生徒を受け入れられる、という側面も大きいようです。川崎憲次郎さんを擁して津久見が甲子園大会へ出場したのは昭和63年。当時小学3年生だった私は、かろうじてテレビで応援した記憶がありますが、私ぐらいの年代を境に、下の世代は強い津久見を知りませんので、現役部員たちは『自分たちが新しい歴史を作る』と張り切っています。今春のセンバツでは大分の明豊高校が準優勝しましたが、実は直前の練習試合では津久見が勝っていたんですよ」

【プロフィール】

樋口昌平(ひぐち しょうへい)
2002年、OBS大分放送に入社。42歳。テレビ営業部などを経て、8年前からテレビ制作部所属。同局の情報番組「おはようナイスキャッチ」のプロデューサーを務めている。


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