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「DIVER-特殊潜入班-」出演の野村周平が帰国後初ドラマの見どころ、役作りについて語る!2020/09/22

「DIVER-特殊潜入班-」出演の野村周平が帰国後初ドラマの見どころ、役作りについて語る!

 9月22日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」(火曜午後9:00=関西テレビ制作)に出演する野村周平が、番組のPRのためテレビ西日本(福岡市早良区)を訪問。記者による囲み取材に応じ、見どころや意気込みについて語った。約1年間アメリカへ留学していた野村にとって、帰国後初の出演作となる。

 ドラマは、大沢俊太郎氏の人気漫画「DIVER-組対潜入班-」が原作。急増する犯罪組織に対抗するため兵庫県警が秘密裏に設けた潜入捜査チーム(通称・D班)は、悪の組織に潜入する“DIVER”たちで構成されている。そのメンバーで「最強で最凶の潜入官」と呼ばれる捜査官・黒沢兵悟(福士蒼汰)は、犯罪者を逮捕するためには仲間をもだまし、多少の犠牲もいとわない冷酷非道な男。身分を偽り七変化しながら悪に近づき、悪に手を染めながらも自身の信じる正義で悪を駆逐していく。

 今回、野村が演じる佐根村将はD班の一員で、黒沢と共に危険な潜入捜査に挑むライバル。子どもの頃から文武両道で、防衛大学を首席で卒業。海上自衛官としてエリートコースを歩んでいたが、県警本部長・阿久津洋子(りょう)からD班に誘われ、ある真相をつかむために自衛官を辞めてD班に入るという役柄だ。

 記者が待つ部屋に入ってきた野村は福岡での会見ということで、いつもとは少し違った雰囲気に戸惑った様子。彼にとって、福岡への訪問は映画などのキャンペーン以来で、数年ぶりだったそう。「福岡といえば、東京に出てくる前(ラーメンチェーンの)一蘭は福岡にしかないと思ってました。なので福岡に来た時にいっぱい食べたんですけど、東京にもたくさんあって…(笑)。でも、この味がどこでも食べられると思った『いい思い出』です(笑)」と明かし、「福岡は好きなので、たまには訪れたいですね」とも語った。

 取材会での質疑応答は以下の通り。

 ――ドラマの見どころを聞かせてください。

「今回のドラマは、普通の潜入捜査班とは違って『悪を持って悪を制す』というところがあるので、よくある『正義感』とは違う、違った形の正義が見られると思います。そこを楽しんで見ていただきたいですね」

――そんな中、野村さん演じる佐根村将が追う正義とは?

「真っすぐとした答えを見つけるのが佐根村の正義。世の中にはウソをついて生きている人たちもいるので、彼は、そういうウソが許せないタイプですね。真面目に真実だけを追い求めて矛盾は洗い流すような人だと思います」

――あらためて、佐根村という役について教えてください。

「エリートの自衛官だったということで、(役作りとして)やることはたくさんあるなという気持ちでした。力を入れたのは、体づくりと格闘技。3カ月以上はこの作品に向けて体づくりをしていました。(新型コロナウイルスの)自粛期間で太っていた分まずは体重を落として、その後に筋肉を付けていくという形にしました。『使える筋肉』というのを目指していたので、ジムでウエートトレーニングだけでなく、キックボクシングなどにも取り組みました」

――特に見てほしいアクションシーンはありますか?

「基本、福士くんとアクションをやっているんですけど、よくあるようなケンカアクションというよりは、リアルに自衛隊がやっている動きだったりとか。福士くんはそれに合わせたケンカの作法みたいな感じでやっているので、そこは一番見どころかなと思います」

――そんな福士さんとは(ドラマ「恋仲」以来)5年ぶりの共演ですね。

「こういってはなんですが…普通です(笑)。5年前から変わってないというか。変わったといえば肉体? 福士くんもすごく鍛えているので、その肉体は注目ポイントかと。福士くんは1話から脱いでますし(笑)。僕は、何回か脱がされそうになりましたが脱ぎませんでした(笑)」

――出身地・神戸での撮影ということですが、思い出の場所はありますか?

「全部が思い出といえば思い出なんですが、不思議な気持ちになるというか。自分が昔よく遊んでいた場所が撮影地になっているのは何とも言えない気持ちです。実家が近いのはうれしいですね」

――久しぶりのドラマが地元だというのは縁を感じますね。

「そうですね。元から兵庫で撮影というのは決まっていたので、『ご縁』かなという気持ちもあります。ただ、1発目にこっち(兵庫)で撮影しちゃっているので、東京に慣れるか心配です。スタッフも大阪のスタッフさんとかだったりするので、東京のスタッフさんがどういう感じだったか今はまだ思い出せないです(笑)」

「DIVER-特殊潜入班-」出演の野村周平が帰国後初ドラマの見どころ、役作りについて語る!

――留学を経験し、今回の作品で生かせたことはありますか?

「1年以上台本と向き合ってなかったので、緊張しました。初心に戻れたことはよかったなと思いますね。まっさらな気持ちで臨めました。どちらかというと、福士くんの方が英語をしゃべるシーンとか多かったので、自分は英語を披露する機会はなかったです。『俺じゃないんだ』って思いました(笑)」

――コロナ禍での撮影。何か変わったことはありましたか?

「コロナの影響で現場自体も前の現場と一緒ではないので、そのために演じ方が変わるというより、全てが変わったという感じです。撮影前のテストとかは、フェイスガードを付けてテストするので、やりづらいですよね。現場のお茶場とかもなく、お茶飲むにも缶のものを消毒してから取ったり。スタッフさんも暑い中マスクをしていなきゃいけないですし、いろんなことが変わりました。帰ってきてから初めての仕事がこれで、最初は慣れませんでした。変わったのは体重ぐらいですね」

――ありがとうございました!

 撮影の合間に福岡を訪れ、存分にドラマをアピールした野村。9月29日には、スターが愛した福岡のグルメを紹介するTNCの特番「スター福岡グルメ」(午後8:00)にも出演予定となっている。


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