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高橋文哉、秋葉亮は「あこがれに近い」<「着飾る恋には理由があって」インタビュー前編>2021/06/05

 TBSで放送中の火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」。綺麗に着飾ることで自分の居場所を得ていた主人公・真柴くるみ(川口春奈)が、価値観の違う人々と一つ屋根の下で暮らしながら、恋をしたり、友情を深める中で、着飾るというよろいを脱ぎ捨て自分らしく生きる姿を描く“うちキュン”ラブストーリーです。

 本作で、真柴が広報として働くインテリアメーカー「el Arco Iris」(エル・アルコ・イリス)の後輩・秋葉亮を演じているのは、「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)で注目を集めた後、「先生を消す方程式。」(テレビ朝日系)、「夢中さ、きみに。」(MBSほか)などに出演し活躍中の高橋文哉さん。今春20歳を迎えたばかりにも関わらずさまざまな役柄を演じ、作品ごとに異なる表情を見せています。

 本作では、愛され系の後輩男子を演じながらも、Paraviオリジナルストーリー「着飾らない恋には理由があって」では真剣な表情と男らしさを見せ、そのギャップで視聴者を魅了中。そんな高橋さんに、作品への思いや役どころについて語っていただきました。

連続ドラマ出演4作目への思い

――「仮面ライダーゼロワン」の出演を含めると、連続ドラマへの出演は4作目になるかと思います。連ドラの撮影に慣れてきた感触はありますか?

「正直ないです…。作品ごとに現場の色が全然違うので、毎回撮影の様子も全く違うんですよね。僕にとって初めてのプライム帯のドラマということもあり、今までの連ドラとはまた一味違う気持ちです」

――毎回新鮮な気持ちで挑んでいらっしゃるんですね!

「はい! 特に今作は、役を作り込み過ぎないようにしています。今までの役は癖があったり、バックボーンが大事な役柄が多かったので結構作り込んでいたのですが、秋葉に関しては等身大を映し出した方がキャラクターが活きるのかなと台本を読んだ時に思ったんです。セリフやしぐさから秋葉らしさを表現できている実感があり、楽しんで演じています!」

――ものすごく自然体に演じられていますよね。

「作り込むと、うさんくさくなっちゃうかなって思って。作り込まない分、いろんなパターンを持つように心掛けています」

――高橋さんは今年の3月で成人され、就職経験もないかと思います。それにしては秋葉がすごくリアルな若手社員だなと感じることが多いのですが、社会人男性を演じるにあたって参考にされた方などはいますか?

「参考にした人は特にいないのですが、実は料理の現場にいた経験があったので、1年目のまだつかみ切れていない感じとか、2話からは社会人2年目という設定だったので2年目なりの責任感とか、仕事に対する気持ちや信念を持っているように意識して演じています」

――芸能界に入る前は料理人を目指していたんですね。本作では藤野駿役の横浜流星さんが料理人を演じていますが、高橋さんのご経験をお話する機会はありましたか?

「何かのインタビューを見てくださったのか、制作発表会見の時に『料理できるんだよね?』と聞いてくださいました! 横浜さんは全く料理の経験がなくて、今作のために2カ月ほど練習されたそうなんです。でも本編を見たら、僕が言うのもおこがましいですが、2カ月くらいで習得できる技量じゃなかったので驚きました!」

――いつか高橋さんの料理人役も見てみたいです! 

「僕もいつか機会があればいいなぁなんて思っています!」

「僕からしたら秋葉は憧れに近いです」

――秋葉は誰もがこんな後輩がいたらいいな!と思うくらい、いつもニコニコしていて場を明るくさせるすてきなキャラクターです。お話していて高橋さんにも似たような空気感を感じるのですが、ご自身との共通点はありますか?

「3人きょうだいで、末っ子っていうところです! 家族構成は違うのですが、末っ子感というのは似てるのかなと。でも、どちらかと言うと違う部分の方が多いんですよね。僕からしたら秋葉は割と憧れに近いです」

――秋葉のどんなところに憧れているのでしょうか?

「自分のことを素直に表現できて、伝えたい気持ちを率直に伝えられて、しっかりと自分の非を認められる人。僕もそういう人になりたいなと思いながら演じています」

――確かに秋葉は自分の気持ちにとても素直ですよね! 放送開始当初は子どもっぽいキャラクターなのかなと思ったのですが、気が利く一面もあるなと思っています。例えば、第4話でみんなが飲んだお茶を片付けるシーンとか…。

「その動きは塚原あゆ子監督につけていただきました! 秋葉は割と周りを見ているタイプです。ただ、見ているところと見ていないところの差は激しい気がしています。人の気持ちを悟るのは得意だけど、その範囲は狭い。僕だったら(伸ばした両手を横いっぱいに広げて)ここまで見えるけど、秋葉の場合は(両手を狭めて)ここだけかな。話している人に集中しているから、周りで起きそうなことは察知できないんだと思います。でも、表情を見て、この人いつもと違うなと気付く鋭さを秋葉は持っているので、茅野さん(山下美月)に『怒ってますか?』とか『疲れてると思うので休んでください!』って言えるんです。それをわざとらしくなくできるキャラクターなので、そこは大切に演じています」

――そうだったんですね! 新井順子プロデューサーと塚原監督が手掛ける作品の登場人物は、本編では説明されないような設定まで細かく作り込まれているイメージがあるのですが、秋葉に関してはどうでしたか?

「確かにそうですね! 衣装合わせの時に役柄の背景などについて詳細に書かれた資料をいただきました」

――やはり! その中で大切にしている設定はありますか?

「先ほど少しお話したきょうだいの存在が書いてあったので、それはすごく大事にしています。あとは『秋葉は好きな人の前ではしっかりしていたい人物』とか、現場で塚原監督に言っていただく言葉もすごく生きていると思います。塚原監督は『もっとかわいく!』とか『もっとうるさくていいよ!』とか『もっと甘えていいよ』となど、直球での要求もしてくださいます」

――塚原監督の作品には2回目の出演となりますよね。

「そうなんです。『夢中さ、きみに。』では、『もっとイケメン消して』と言われたりしました(笑)。本当に的確な指示で分かりやすかったので、今作でも安心してやらせていただいています」

<後編に続く>

 本編に加えて、Paraviオリジナルストーリー「着飾らない恋には理由があって」にも出演中の高橋さん。6月6日公開の後編では、人生初の胸キュンシーン撮影の裏側や今後やってみたい役について、さらに今回の取材秘話も公開します!

【番組情報】

「着飾る恋には理由があって」
TBS系 
火曜 午後10:00〜10:57
※Paraviではオリジナルストーリー「着飾らない恋には理由があって」を配信中

取材・文/A・M(TBS担当) 撮影/尾崎篤志 撮影協力/トランスコスモス株式会社

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