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千葉雄大&伊藤沙莉「いいね!光源氏くん し~ずん2」は“アクリル板のない距離感”で撮影!2021/06/07

 昨年放送され、人気を博したよるドラ「いいね!光源氏くん」(NHK総合)の続編が6月7日にスタートします! 本作は、現代人とはテンポも価値観も違う平安貴族の光源氏(千葉雄大)と、こじらせOLの藤原沙織(伊藤沙莉)が巻き起こす、雅で愛らしくユーモラスな同居生活を描くラブコメディー。

 “し~ずん2”では、光の妻・紫の上(紺野彩夏)も現代に次元ジャンプしている疑惑が持ち上がります。また、沙織の同期・一条融(一ノ瀬颯)がニューヨーク研修から帰国し、沙織に猛アプローチ!? 果たして2人の関係はどうなるのでしょうか。

 初回放送を前に、千葉さんと伊藤さんが“し~ずん2”の見どころをたっぷり語ってくださいました。

――前作は大きな反響を呼びましたね。お二人のもとにも届いていますか?

千葉 「前作の時は、おうちにいらっしゃる方も多かったと思うので、そういう世の中で『癒やされた』という声をいただけたのがうれしかったです」

伊藤 「放送が始まってから他の現場で『すごく面白い』とか『癒やされた』という感想をいただけたのが、とてもうれしかったです。“作品に携われて良かったな…”と思いました」

――前作の撮影が終わった時、達成感はあったのでしょうか? それとも課題は残っていましたか?

千葉 「どの作品でも反省はありますし、前作でもありましたが、沙織と中ちゃん(中将役・桐山漣)と詩織(入山杏奈)と僕の4人でクランクアップして、終わった感じをみんなと共有できたので“やりきった感”もありました。今回は光が現代に戻ってきて、沙織とのすれ違いや、現代ならではの悩みを抱えたストーリーなので、また少し違ったお芝居の感覚を大切にしたいなと思いました」

――し~ずん2に出演した感想をお願いします。

千葉 「前作から引き続き同じキャストの皆さんと再会できてうれしかったです。新しいキャストの皆さんも気兼ねなく参加されていたらうれしいなと思いつつ撮影しました。皆さんがどう思っていたか分からないですけど、笑いの絶えない現場でした。ご迷惑をお掛けした部分もありましたが、すごく自由に楽しんで撮影できたかなと思います」

伊藤 「前作は『面白いものを作りたいね』と皆さんが一丸となっていましたが、し~ずん2は以前にも増して、みんなと協力しながらアイデアを提案し合いました。前作よりも『いいね!光源氏くん』という作品に対する思いや責任などを強く感じましたね」

――お二人は、約1年ぶりに再会されていかがでしたか?

伊藤 「前作の時は仲良くなるところから始まりましたが、今回はお互いのことを分かっていたので、『台本のあそこが面白そうだね』という話をしました」

千葉 「お互いシャイなところがあるので、“どういう感じになるのかな”という思いはありましたが、今回は最初から仲のいいテンションで始められましたね。前作の時は、よそよそしい感じで接してしまったんですけど、今回はそういうのがなく、“アクリル板のない距離感”でした」

伊藤 「すてき!」

――お互い変わった部分、変わらなかった部分がありましたら教えてください。

千葉 「あるまじき行為だと思いますが、われわれは楽しくなってしまうとスタッフの方に呼ばれても気が付かないくらい、そういう空気感になってしまうんです。でも今回は視野が広がって、呼ばれたらすぐ…当たり前ですよね(笑)」

伊藤 「本当だね(笑)。恥ずかしすぎる!」

千葉 「恥ずかしいよ、こんなこと。切り替えが上手になりましたね。これが成長しているってばかみたい!」

伊藤 「恥ずかしいよね。27歳と32歳だよ! 前作の時は、仲良くなることに夢中で楽しくなっていたけど、今は楽しみつつ、現場にもちゃんと集中しています。なんか恥ずかしいな…」

千葉 「スタッフの方に聞いていただきたいです(笑)」

――千葉さんは久しぶりに和歌を詠まれたと思いますが、恥ずかしさはあったのでしょうか?

千葉 「和歌に関しては、前作より染み付いてきたので、恥ずかしさはなかったです。ただ僕は、この作品の前にミュージカルをやっていまして、周りの方から『なんか声の出し方が違う』と言われて…」

伊藤 「ビブラートが利くようになったんだよね?(笑)」

千葉 「語尾がちょっとビブラートみたいになったところもあったので、そこは新たな反省です」

伊藤 「反省なの?(笑)。成長なんじゃない?」

千葉 「でも和歌でビブラートを利かせていたら、もはや和歌じゃない!」

伊藤 「ミュージカルだよ(笑)」

千葉 「そういう声の使い方も考えないとな…と思いました。私の和歌、どうでした?」

伊藤 「すごく奇麗なものでしたよ!」

千葉 「だそうです(笑)」

――光源氏の所作はすぐにつかめましたか? 撮影の合間に、つい光の動きが出てしまうことはあるのでしょうか?

千葉 「光は烏帽子を被っているじゃないですか? 本当に申し訳ないのですが、前作の時は、たまにぶつかってしまっていたんですけれども、今回はそれが本当になくて…。だけど被っていない時もくぐってしまうことがありましたね」

伊藤 「千葉さんが『あー!』と言っているから何かと思ったら、烏帽子を被っていないのにくぐっちゃっている自分にビックリしているのを目撃しました(笑)。あと、スタッフさんから呼ばれて、現場に走って向かいたい時に、“この人、走れないんだ!”というのを思い出しました(笑)。烏帽子を被っているから、走ると飛んでいっちゃうので『あ、ちょっと待って…』みたいな感じで…。移動する時の千葉さんも俊敏な動きができなくなってしまうので、現場では基本的にずっと雅でしたね」

千葉 「それは役づくりというよりも、僕の中からにじみ出るものだなと思いました(笑)」

伊藤 「それは絶対に大ボケです(笑)」

――今回は烏帽子を取った姿も見られるみたいですね。

千葉 「あのシーンの撮影は楽しかったです。お風呂場にちゃぽんってするシーンなんですけど、いろんな方面からプレッシャーがかかっていました。『本当に一発なので!』『濡れても乾かせばいいけど、ちょっと時間がかかります』と言われて…。カツラを付けてくださるスタッフの方も普段は温和ですが、小声で「頑張ってください」と言われました。そういうプレッシャーを背負ったシーンではありましたが、一丸となって楽しかったです。そのお風呂場は、照明が変えられる設定になっていて、撮影がうまくいって、皆さんと『わーっ!』となっていたら、照明がピンクや青になって、クランクアップかと思いました。そういうのを面白がってくれる現場で、うれしかったです」

――光は沙織殿の、沙織は光くんのどのようなところにひかれたのでしょうか?

千葉 「たぶん光は、源氏物語の世界で接してきたおなごたちと、現代の女性の違いを感じたと思います。今回もキーポイントとなっていますが、人の魅力はいろんな面があって…。たとえば紫の上のような美しい魅力もあれば、一緒にいて楽しいという魅力もある中で、沙織殿は屈託のない感じや、楽しいことを一緒に共有できる、ほほ笑ましい日常が魅力の一つだと思います」

伊藤 「たとえば“壁ドン”のような分かりやすい恋愛ではなく、光くんは現代の人たちが回りくどく考えるようなことをシンプルに考えます。男性としての魅力もありますが、接しているととても心が洗われるので、沙織にとって魅力的に映ったと思いますね。仕事で疲れたところに光くんが現れると、すごく奇麗なものが自分の中に入ってくるような気持になって癒やされますし、心地良かったと思います」

――先ほどおっしゃっていた“現代ならではの問題”が出てくると、お互いの気持ちの変化はありますか?

千葉 「前作は、岡崎体育さんの主題歌(「二二二二二」)のような『好きー』というシンプルなものに対して突き進んでいたと思いますが、今回は“好きだけではやっていけない部分”ですよね。現実的な壁にぶつかった時に、“なんであの時はできていたのに…”“あの人とはうまくいったのに…”と、僕たちも悩む時があると思います。今回のお話のポイントは“何が大事なんだろう?”と考えることだと思うので、そこの紆余(うよ)曲折は変わったところかな…。前作はファンタジー的な部分が大きかったし、日常のほんわかした部分が魅力だったと思うんですけど、今回もそういう部分はありつつ、もちろん設定は源氏物語の世界から現代に来ていますが、見てくださる方々も共感していただけたら、うれしいです」

伊藤 「以前の沙織は、“好きになっちゃいけない”と初歩的なところで、自分の感情を押さえ込まなきゃいけなかったのですが、今回は“期待しちゃいけない”と、先を見据えた現実的な不安に悩みます。前作は漠然と“ずっとこの人との時間が続けばいいのに…”と思っていたけど、いざ続くとなったら、好きだけでは難しい部分がどんどん出てきます。そこをどういうふうに捉えて、どういうふうに考えて、どこで妥協するか、お互いが成長した関係性だと思います。つらいけど、その分一つ上のステージにきたのをすごく感じました」

――今作では新キャスト・一条融役の一ノ瀬颯さんが登場しますね。し~ずん2ならではの見どころや注目ポイントを教えてください。

千葉 「一条さんは、すごく魅力的です。沙織にとって説得力のある人物ですよね。僕は第一絵巻で、沙織と一条の手が震えていて、一条が沙織の手に自分の手を重ねるシーンが好きです」

伊藤 「一条はグイグイ来て分かりやすいので、『いいね!光源氏くん』ではあまり見られない“現代のキュンキュンパート”をとても担ってくれました。あと台本を読んでいると、一条は英語を交えて話すので、ふざけている人に見えていたんです。ルー大柴さんみたいになるのかなと思って…。でも英語がめちゃくちゃ上手で、スマートに見えたので、一ノ瀬くんがすごいなと思いました」

千葉 「一ノ瀬くんは面白い人でしたよね」

伊藤 「面白い人でした。『いいね!光源氏くん』の世界観にふさわしい人でしたね」

千葉 「ほんとすごく面白い人で、急にロボットダンスをし始めたりもするし、割と現場で異質とされている僕たちが、異質と思う存在でした」

伊藤 「(笑)」

千葉 「僕たちが話していることに対して、すごくリアクションが良くて、愛されキャラでした」

――前作も今作も撮影現場の楽しさが伝わってきます。共演者の方と印象に残っているエピソードがありましたら教えてください。

千葉 「前作では、小手伸也さん演じる安倍さんをはじめ、沙織の会社の皆さんとのシーンがなかったのですが、今回は共演することができて、個人的にうれしかったです。前作は一緒の作品に出ているのに、お会いできなかったので、『やっとお会いできました!』とお伝えできてすごくうれしかったです」

伊藤 「今回はおうちの中のシーンが少なくて、みんなでいろんな所に行けたのが楽しかったです。前作の地方ロケは京都でしたが、し~ずん2では岩手に行けました。みんなといろんな景色を見られたのが楽しかったです」

――ありがとうございました。

 取材中のお二人はアイコンタクトを取り、仲の良さがが存分に伝わってきました。質問に対して何を答えるか相談する姿や、千葉さんが話している時に千葉さんの方を向いてうなずく伊藤さんの姿も散見。終始笑いの絶えない雰囲気に、記者も思わず笑みがこぼれてしまいました。

【番組情報】

よるドラ「いいね!光源氏くん し~ずん2」
6月7日スタート
NHK総合 
月曜 午後10:45~11:15

NHK担当 M・I
ヘア&メーク/堤紗也香[千葉]、AIKO[伊藤] スタイリスト/寒河江健[千葉]、吉田あかね[伊藤]

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