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「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」“目に見えないもの”が鍵を握った第9話2020/12/19

「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」“目に見えないもの”が鍵を握った第9話

 波瑠さん演じる恋愛に不器用な完璧主義の産業医・大桜美々が、オンラインゲームで知り合った顔も名前も分からない相手に恋をする恋愛弱者ラブコメディー「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系)。12月16日放送・第9話では、美々と青林風一(松下洸平)の思いがすれ違う展開に…。

 円形脱毛症の“円形丸ノ助”、通称・丸ちゃんに悩む美々は、思い切って青林に丸ちゃんの存在をカミングアウト。青林はそれに対し、「丸ちゃんがいようがいまいが、美々ちゃんは美々ちゃんだし、僕はそんなの気にしない」「1人で抱え込まないほうが。話してくれてありがとう」と、さすがの“受け止め男子”ぶりを発揮。…するのですが、美々が円形脱毛症になるほどストレスを抱えていたことに気付けなかったと思い悩んでしまいます。

 実はその日、五文字順太郎(間宮祥太朗)からも、「美々先生は無理するところあるでしょ。ちゃんと気付いてあげてる?」と忠告されていたのです。

「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」“目に見えないもの”が鍵を握った第9話

 その後も、美々から「心の中では違うこと考えてたりするでしょ」「結婚しよう、帰らないであおちゃん」と思いの丈を打ち明けられるのですが、青林が発した一言はまさかの「ごめん」。「そんなこと考えてるなんて知らなかったというか、気付かなかったというか、気付いてあげられなかったというか…全然分かってあげられなくて」と、美々を思いやれていなかったとショックを受けてしまいます。自分が“受け止め男子”でいることにプレッシャーを感じすぎているようにも思いましたが、それが青林なんだろうなあと、うなずくしかありませんでした。

 そして、青林はふたご座流星群を見に行こうと美々をキャンプに誘い、プロポーズを決意。しかしキャンプに行く直前、美々と出会うきっかけとなったオンラインゲームで檸檬2(=五文字)と草モチ(=美々)がやりとりをしていることを偶然知ってしまった青林の心には暗雲が立ち込め…。結局キャンプ当日の2人の間には距離が生まれ、プロポーズもできず、帰りの車も気まずい雰囲気に。その上、別れ際には“檸檬2”を巡ってけんかに発展し、2人の溝は深まってしまいました。

「#リモラブ〜普通の恋は邪道〜」“目に見えないもの”が鍵を握った第9話

 「草モチ」と「檸檬」の恋は、お互いの目に見えない部分にひかれ合い始まりました。年齢も見た目も、名前も声も、相手の身分も分からないけれど、それでも心が触れ合っていたのです。けれど、今の美々と青林は目に見えないものにとらわれ、不安を抱き、お互いの心の距離が開いてしまっています。

 かの有名な「星の王子さま」にも「本当に大切なものは目に見えない」というメッセージが込められていますが、2人の関係はまさにそのことを体現していますね。目に見えない大切なものの存在に気が付いて大切にしなくてはならないけれど、目に見えない想像の範ちゅうで生まれたものを不安がればうまくいかなくなる。そんなことを考えさせられた第9話でした。

 まだまだ問題が山積みの状態で迎える最終回。美々と青林、2人のすれ違った心は再び交わることができるのでしょうか…。そして、八木原大輝(髙橋優斗)の将来を考えてプロポーズを断った乙牧栞(福地桃子)。これまで笑顔しかなかった“バカップル”の未来は? 一方、一人息子の保(佐久間玲駆)に「新しいママはいらない」と言われてしまった朝鳴部長(及川光博)。

 それぞれの思いはどこへ向かうのか…最終回も見逃し厳禁です!

【番組情報】

「#リモラブ~普通の恋は邪道~」 
日本テレビ系 
水曜 午後10:00~11:00

日本テレビ担当 K・S



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