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「麒麟がくる」室町幕府最後の将軍・足利義昭役の滝藤賢一。「重要なキャラクターと聞いてプレッシャーしかありません(笑)」2020/09/05

 8月30日に大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)の放送が再開されました! 物語は、桶狭間の戦いから4年経った後の出来事から始まりました。三好長慶(山路和弘)に実権を握られ、すっかりへそを曲げてしまった将軍・足利義輝(向井理)を、困惑しながらもいさめる関白・近衛前久(本郷奏多)が登場したかと思ったら、明智光秀(長谷川博己)の次女・たま(後の細川ガラシャ)が、後に義父となる細川藤孝(眞島秀和)に抱っこされるという心憎い演出もありましたね。

 そして、前久と同様に新たなキャストとして現れたのが、貧しい人々に施す僧・覚慶で、後の足利義昭(滝藤賢一)。彼は一体どんな人物なのか。演じる滝藤さんからコメントが届きました!

 覚慶は13代将軍・足利義輝の弟。元々、将軍家の家督相続者以外の子として仏門に入っていたのですが、義輝亡き後、室町幕府最後の将軍として擁立されます。演じるにあたり、滝藤さんは「脚本家の池端俊策先生とお話させていただいた時、僕が演じる足利義昭にはとても思い入れがあるとおっしゃっていました。しかも、今回の『麒麟がくる』では重要なキャラクターとして描かれるとお聞きして、プレッシャーしかありません(笑)」と精神的な重圧があったことを明かします。

 池端先生にとっては思い入れのある義昭ですが、滝藤さんは「足利義昭に対して、幼少期から仏門に入らされ、出家しながら武士教育を受けてきたけど、決められた道にとても不満を持っている人物というイメージを持っていました。しかし、池端先生がお書きになる義昭像は今までのイメージと全く違い、刀も持ったことがなく、人を殺し合っている戦国時代に人を生かしたい、貧しい人々を救いたいと考えている、とても優しい人物として描かれています。将軍として担ぎ上げられても、根は将軍ではなく、覚慶の頃のままで、貧しい人のために動く、純朴な義昭のままでありたいと思っています。そんな人物がどのように織田信長と対立していくのか。今後の展開がとても楽しみです」とコメント。これまで思い描いていた人物像とは異なったものの、今後に期待されている心境がうかがえます。

 さらに、僧としての覚慶の衣装についても「自分で言うのも何ですが、覚慶の僧侶姿がめちゃくちゃ似合っています(笑)。駒役の門脇麦さんだけが『すごく似合っていますね』と褒めてくれました。特殊メークは時間がかかり大変でしたけど、覚慶という人間に導いてくれる最良の味方でした。覚慶の衣装がとても好きです。ぜひ注目していただければと思います」とご自身の姿を自画自賛!(笑)。確かに、違和感なく僧侶として各場面に溶け込んでいましたよね。

 最後に、義昭への思いも語り「武将たちの新たな駆け引きや戦いが始まります。義昭が上洛(じょうらく)し将軍になることで世の中が動き、いろんな人物の思惑が渦巻いていくと思います。義昭は、立場は弱いけど貧しい民に寄り添った心温かい人物として、最後まで大事に演じていきたいと思っています」という言葉からは、役柄に対して誠実に向き合おうとしていることが伝わってきます。

 室町幕府最後の将軍のイメージが強すぎるあまり、その人となりにスポットが当たることが少なかった足利義昭。池端先生の描いた義昭を滝藤さんがどのように演じるのか。今後も要チェックです!

【番組情報】

大河ドラマ「麒麟がくる」 
NHK総合 日曜 午後8:00~8:45ほか 
NHK BS4K 日曜 午前9:00~9:45ほか 
NHK BSプレミアム 日曜 午後6:00~6:45 

NHK担当 K・H

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