Feature 特集

眞島秀和「撮影前に“パグ太郎”を家に連れて帰ってかわいがっていました」。「おじさんはカワイイものがお好き。」に主演!2020/08/12

 眞島秀和がカワイイものを愛でるおじさんを演じることで放送前から話題沸騰となっている、日本テレビ系の連続ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)。そんな眞島に演技の裏側や役柄に共感できる部分、自身が愛している存在、スタイリッシュさについて語ってもらった。

 僕が演じる小路は、“パグ太郎”というキャラクターが大好きで愛でているんですけど、会社ではそれを隠してバリバリ仕事をこなす頼れる上司でいるという役どころ。ギャップがあって振り幅の大きい役だったので、原作や台本を読んで、演じるのが楽しそうだと思いました。実は、小路の気持ちをつかもうと、撮影に入る前からパグ太郎のぬいぐるみを家に連れて帰ってかわいがっていたんです。パグ太郎、触り心地がすごくいいんですよ(笑)。家でずっと小路のようにかわいがっていたので、かなりパグ太郎への愛着が湧いた状態で撮影に入りました。僕自身、これまでかわいいキャラクターにハマった経験はないですが、小路の気持ちは何となく分かります。僕も犬を飼っていて、とてもかわいがっているんです。かわいがり方にもいろんなパターンがあって…詳しくは言えませんが(笑)。そういう時は小路がパグ太郎を愛でている時と同じ状況になっているんじゃないですかね。それに、携帯電話の待ち受けを愛犬の写真にしていて、それを見ては癒やされているという点でも、小路がパグ太郎のグッズを持ち歩いて癒やされている気持ちは理解できます。

 人前での小路の立ち居振る舞いについては、台本によく「スタイリッシュに○○する小路」と書かれているんですが…精いっぱいカッコつけているんだろうなと(笑)。「きっとどこかにいる『カワイイもの好きおじさん』たちのイメージダウンを自分がしてしまわぬように精進するのみ!」といったモノローグもあるので、一生懸命頑張っているんでしょうね(笑)。でも、小路の“スタイリッシュさ”の表現が難しくて…。「スタイリッシュにはんこをつく」なんて、“どうやったらいいんだろう”って悩みました(笑)。動きについては、僕から提案したり監督からアイデアをいただいたりしながら作っています。僕としては、むしろ、家でパグ太郎を愛でているシーンの方がシュッとしている姿より演じやすいです。自分の家でパグ太郎のお手入れをしている時は、会社にいる時とだいぶトーンが違う感じになっています。人前でのシュッとした姿とカワイイものを愛でている時の姿のギャップ、心の声と表向きの表情のギャップ…そんな小路の“ギャップ”がやっぱり一番の見どころだと思うので、僕自身も出来上がりを見るのが楽しみです。オンエアを迎えて、皆さんからどういう反応をいただけるのか、ちょっと怖くもありますが…(笑)。ちなみに、僕自身はそんなに見た目と中身のギャップはない方だと思います。たまに、「こんなにしゃべる人だとは思わなかった」と言われることはありますけど、それぐらいですね。女性のギャップに関して言うと、仕事の現場で華奢な人が重いカメラを担いでいたりすると“いいな”って思います。でも、これはギャップというより、仕事を一生懸命頑張っている人にひかれているだけかなと(笑)。僕はそんなに“ギャップ萌え”はしない方かもしれません。

 共演者の皆さんは今回初めてご一緒する方ばかりです。僕がこういう言い方をするのはおこがましいですけど、皆さん演じるキャラクターそのまんまで、とてもやりやすかったです。小路の同志であるケンタ(今井翼)も、隣の課のライバルの鳴戸(桐山漣)も、甥の真純(藤原大祐)も、イメージしていた感じよりもさらにその役っぽいんですよね。監督は、あまりテストを繰り返さず新鮮さや瞬発力を大事に撮りたいという方針で撮影を進めていて…。なので、それぞれのシーンでは、役者同士話し合って作っていくというより、その時出てくるもので勝負するという感じです。小路とケンタとのシーンは、意気投合していく間柄なので翼くんと穏やかに演じているんですけど、鳴戸とのシーンでは漣くんがすごく面白くキャラクターを作ってくださっていて、結構笑いをこらえるのが大変な瞬間もあります(笑)。

 今までの撮影で特に印象的だったのは、パグ太郎の着ぐるみですね。劇中に、小路にしか見えないという設定の“イマジナリーパグ太郎”が出てくるんですけど、CGではなく着ぐるみなんです。家のシーンでは他のグッズにまぎれてそんなに違和感がないんですけど、ロケ先ではとてもシュールで…。街中にポツンといる姿を見た時は“一体、どんなドラマになるんだろうな”って思いました(笑)。それから、演じていて楽しいのは小路のモノローグ。心で思っていることと表向きの表情でテンションが全然違ったりするんです。見ている方にとっても、コミカルでクスッと笑えたり、“分かる、分かる”と共感してもらえたりするのではないでしょうか。特に、1話では鳴戸とのやりとりの中で内心いろんなことを思っているというシーンがあって、そこはすごく面白くなっていると思うので、ぜひ注目してください。

 笑えるシーンが本当にたくさんあるんですけど、演じる時に気を付けているのは、コメディーだからといって笑わせようというつもりではやらないこと。“どこかにもしかしたらこういう人がいるかもしれない”というところを目指したいと思っているので、ストレートにコメディータッチを狙うというより、真剣に演じていて、それが結果的におかしみにつながればいいなと思っています。

Q:小路のようにスタイリッシュさを保つ秘訣は?

僕自身は、小路の会社での姿とは違って、スタイリッシュじゃないですよ。日々の生活でも、そんなに自分を律することはありません。撮影で姿勢の良さを心掛けているくらいですかね。体形もそんなに気を付けていなかったんですけど、最近、年齢と共に体力の衰えを感じるようになってきて…(笑)。舞台や映像の現場で疲れが残りやすくなっているので、“このままではマズイ”と思い、体力維持のためのトレーニングを最近始めました。食べ物へのこだわりも特にないのですが、自然に食が細くなってきて、脂っぽいものは胃がもたれるようになってきました(笑)。なので、食に関しては自然の流れに任せています。

【プロフィール】

眞島秀和(ましま ひでかず)

1976年11月13日、山形生まれ。蠍座。O型。ドラマ「海峡」(07年)、「なぜ君は絶望と闘えたのか」(10年)、「サウナーマン~汗か涙かわからない~」「坂の途中の家」「サギデカ」(いずれも19年)、映画「愚行録」(17年)、「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~」(19年)など数々の話題作に出演。大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK総合ほか)に出演中。

【番組情報】

「おじさんはカワイイものがお好き。」 
8月13日スタート 
日本テレビ系 
木曜 午後11:59~深夜0:54

紳士的で容姿端麗、理想的なイケオジ・小路(眞島)。だが、彼には“カワイイものが好きすぎる”という秘密があった。“パグ太郎”というキャラクターを愛しているものの誰にも言えずにいた小路だったが、ある日、同じくカワイイものが好きなケンタ(今井)と出会い…。

取材・文/高瀬純 撮影/為広麻里 
ヘア&メーク/佐伯憂香 スタイリング/眞鍋和子

この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.