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高梨臨、お気に入りシーンは志子田家!?「私たちは割とシリアスなシーンが多いから、いいなぁって思う(笑)」――「PICU 小児集中治療室」インタビュー2022/11/27

高梨臨、お気に入りシーンは志子田家!?「私たちは割とシリアスなシーンが多いから、いいなぁって思う(笑)」――「PICU 小児集中治療室」インタビュー

 吉沢亮さん主演でおくるドラマ「PICU 小児集中治療室」(フジテレビ系)。小児集中治療のパイオニアで志子田武四郎(吉沢)をサポートしている植野元(安田顕)にヘッドハンティングされ、北海道の丘珠病院にやってきた羽生仁子。優秀な看護師で、PICUのムードメーカー的な羽生を高梨臨さんが丁寧に演じている。

高梨臨、お気に入りシーンは志子田家!?「私たちは割とシリアスなシーンが多いから、いいなぁって思う(笑)」――「PICU 小児集中治療室」インタビュー

 東京や長野のPICUで働いた経験もあり、人手が足りないPICUで誰よりも即戦力として働く羽生。PICUではしっかり者の羽生も、母に戻ればちょっぴりポンコツな一面も。それでも、植野と共に、武四郎や綿貫りさ(木村文乃)らの背中をそっと支える大事なキャラクターだ。

「金城綾香プロデューサーや演出を担当する平野眞監督からは、(羽生は)明るくムードメーカーで盛り上げてくれる感じ、というオーダーでした。キャラクター自体というよりかは、“PICU”というものを知ってほしいという感じですかね。実際にPICUを見学させてもらったりして、リアルな部分を学んでほしいという方が大きかったと思います」。

――実際にPICUを見学されていかがでしたか?

「声も出せない子どもが圧倒的に多くて。泣いている子もいるんですけど、管が入っていたりするので…最初は本当に衝撃的というか。こんなに小さい子たちが必死に生きようと頑張ってるんだ…と思うと、つらい気持ちもありましたが、この子たちを助ける側の人間にならなきゃいけないんだという、強い気持ちで取り組む仕事なんだと思いました」

高梨臨、お気に入りシーンは志子田家!?「私たちは割とシリアスなシーンが多いから、いいなぁって思う(笑)」――「PICU 小児集中治療室」インタビュー

――PICU見学を通して、どのようなことを役作りに生かしていますか。

「(PICUで働く)看護師長さんと実際にお話しさせてもらう機会があって。その女性がものすごく頼りがいがあるような感じの人だったんです。たわいもない話をしている時から『何、この頼りがいある感じ!』って思うくらい。彼女のことを目標にしながら、羽生もそういう存在になれたらいいなと。PICU見学の時は、医療従事者になれていない“素人の高梨臨”が行きました!という感じで、本当に衝撃を受けてしまい…。看護師長さんにお話をお伺いしたのですが、子どもが好きで入ってくると、私みたいにショックを受けちゃうらしいんです、大変な状況の子どもの姿に。生半可な覚悟じゃできないというか。経験を積むことで冷静に対処できるようになっていくのかもしれませんが、実際の現場を見学させていただいたことによって、自分の覚悟が足りないことを実感できました。子どもを前にすると全然違う気持ちがわき出てくるというか…そういう気持ちも役にも反映できたりしているので勉強になりました」

高梨臨、お気に入りシーンは志子田家!?「私たちは割とシリアスなシーンが多いから、いいなぁって思う(笑)」――「PICU 小児集中治療室」インタビュー

――まさに衝撃を受けることになるのが、PICUに急に異動になった“しこちゃん先生”こと武四郎ですよね。

「そうですよね、それで実際に衝撃受けちゃってね、あわあわしちゃうところからスタートしましたよね。普通はそうなると思うんですよ。私は経験のあるベテラン看護師役なので、そういう先生の姿を見ても当たり前だと思う気持ちもあるだろうし、未熟だなという気持ちもあるだろうけど、でも、最初はみんなきっとそうなんだと思います。経験の浅い先生たちの気持ちもサポートできるような役になっていけたらいいなと思っています」

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――羽生は喜怒哀楽が割とはっきりしていますが、ご自身と似ているところはありますか。

「確かに喜怒哀楽激しいですよね。そう考えると、私も喜怒哀楽が激しい人間なので、私が出ちゃっているのかも(笑)。先生たちに何も言えない…というよりは、ガシガシ言えた方が見ている人たちも気持ちいいと思いますし、いいかなって。怒ったり注意したりするシーンも多いんですけど、嫌な感じに聞こえないようには気を付けていますね。羽生はみんなをまとめなきゃいけないし、みんなの頼りになるような存在にならなきゃいけないので、嫌みに聞こえないようにというか。周りの人のことが見えていて、考えていて…思いやりもあるような感じに見えたらいいなと思いながら。でも、コミカルなところは面白く見えなきゃいけない。バランスに気を付けながら演じています」

お気に入りシーンや子役キャストとのエピソードとは…?

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