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「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」2021/11/18

「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」

 “最強の不良”と中学で恐れられていた船橋雅矢(鈴木伸之)が、高校で茶道部に入部し仲間たちと関わりながら成長していく姿を描く「お茶にごす。」(テレビ東京系)。船橋が茶道部になじもうとする涙ぐましい努力はもちろん、親友の山田航(瀬戸利樹)や茶道部顧問の縦島洋(野間口徹)ら個性的な面々との思わず笑ってしまう掛け合いなど見どころ満載のコメディードラマです。

 今回は、本作が連続ドラマ単独初主演となる鈴木伸之さんを直撃取材! 難しかったという役作りをはじめ自身の大切な友人の存在、さらには“デビルっぽい”一面や、成長につながったというおちゃめなエピソードについても明かしてくれました。

「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」

――鈴木さんが演じられた船橋雅矢(通称・まークン)は、一生懸命なんですけど変な方向に向かっていったりするのがすごくかわいいですよね。そういった部分も意識して演じられたのでしょうか?

「真面目過ぎる作品になるのもなぁと感じていたので、僕自身、ひょうきんに役を作っていきましたね。役の味付けは結構コテコテに濃い目にさせてもらったので、周りの共演者の方たちもリアクションが大変だっただろうなと(笑)。僕の演技を受けてどういうふうに演じればいいのか、僕のこのリアクションに対して反応しない方がいいのかなど…そういう会話が撮影現場で多々飛び交っていました。皆さんを困らせてしまったかもしれません(笑)。視聴者の皆さんには、最初は相手の気持ちが理解できないまークンが、回を追うごとにどのように成長していくのか、その過程にも注目してもらいたいですね」

――まークンの成長、見逃せませんね!

「でも、まークンという役柄は、あまりにピュア過ぎて演じるのが難しかったです。例えば、“心”について考える第9話(12月2日放送)の回がありまして。心がどこにあるのか探しに行ったりして、台本で読ませていただいた時はめちゃくちゃ面白かったんですけど、どう演じたら面白くなるのかをすごく考えましたね。今考えると、もっとシンプルに演じても良かったのかもしれないんですが、撮影当時は僕がそこにいろんなスパイスを濃い目に入れてしまったので、とんでもない化学反応が起きてしまったかなと…。結構苦戦しましたね」

「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」

――まークンは親友の山田航にフォローしてもらいながら成長していきますが、鈴木さんには、まークンにとっての山田のような大切なご友人はいらっしゃいますか?

「高校時代から仲が良い友達はもちろん、社会人になってから仲良くなった友達もいます。数は多くないので、みんなすごく大切な存在ですね。一緒にゲームをしたり、今は難しいんですが、誰かの誕生日には集まったりもしていました。相談というほどのものはしないですけど、小言程度に言い合うことはありますね(笑)」

――すてきな関係性ですね。ドラマでは船橋が“悪魔(デビル)まークン”と呼ばれていましたが、鈴木さんご自身に、“デビルっぽい一面”はありますか?

「…役柄を濃い目に作ってしまうところですかね(笑)。スタッフが、『薄味でいいんじゃないかな』と言っていたにも関わらず、ガンガンスパイスを振りかけていましたね(笑)」

「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」

――それは「お茶にごす。」のまークン役でしか見ることができない鈴木さんの姿ですね! では、まークンのように最近ご自身が成長したなと感じたエピソードなどあれば教えてください。

「この間、果物を家で切って食べたんですけど、すごく成長したなと思いました!」

――どういうことですか!?(笑)。

「それまでは自分で果物を切って食べるなんてなかったので。ふと、果物を食べたいなと思って、スーパーに行ったんです。で、買って家で自分で切って食べたら、いつもの2倍おいしくて!(笑)。その時に『料理って作る過程からもう調味料が入ってくるんだな』と感じました。自分でお米を研いだり、野菜を切ったりすると、そこに何か特別なスパイスが入ってくるんじゃないかなって。自分で作ったものっておいしいじゃないですか? だから、そういう過程も大事なんだなと、果物を切った時に感じましたね」

――ちなみに、何の果物だったんでしょうか?

「梨と桃ですね(笑)」

――すごくかわいい組み合わせだったんですね(笑)。

「実は、桃は切っていないんですけどね(笑)。というのも、いきなり桃を丸かじりしたくなったんです。いつもは切られているものを食べるんですけど、『ONE PIECE』でルフィーが骨付きの肉を食べるみたいに、桃を大口を開けてがぶっといきたいなという衝動に駆られたものですから…。あの欲求にあらがうことはできなかったです(笑)。1個500円台のちょっといい桃で、ちゃんと一つずつ包装されているものだったので、すごくおいしかったですね。これからまたいろんな果物を食べて、栄養を蓄えていきたいなと思います」

「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」
「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」
「お茶にごす。」主演・鈴木伸之が明かす“デビルな一面”とは!? 「役柄を○○○に作ってしまうところですかね(笑)」

【プロフィール】

鈴木伸之(すずき のぶゆき)
1992年10月14日生まれ。神奈川県出身。天秤座。AB型。主な出演作に、映画「東京リベンジャーズ」「ブレイブ-群青戦記-」(ともに2021年)、「HiGH&LOW」シリーズ(16~18年)、「東京喰種 トーキョーグール」(17年)、「ストレイヤーズ・クロニクル」(15年)、ドラマ「あなたのことはそれほど」(TBS系)、「今日から俺は!!」「私たちはどうかしている」(ともに日本テレビ系)、「俺たちはあぶなくない~クールにさぼる刑事たち」(MBSほか)など。また、現在放送中のドラマ「恋です! 〜ヤンキー君と白杖ガール〜」(日本テレビ系)、「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)にも出演している。

【番組情報】

木ドラ24「お茶にごす。」
テレビ東京系 木曜 深夜0:30~1:00
BSテレ東 月曜 深夜0:00~0:30
※Amazon Prime Videoでも全12話一挙配信中

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当) 撮影/蓮尾美智子 



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