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蒼井翔太★幼少期より大好きだったという「セーラームーン」に声の出演!2020/12/02

 ごく普通の女の子たちが、ある日、“セーラー戦士”に変身! 主人公・月野うさぎをはじめとするセーラー戦士たちの華麗な変身シーン、そして愛と戦いの物語で1990年代に一世を風靡(ふうび)した「美少女戦士セーラームーン」。その人気は衰えず、2014年には原作漫画を新たにアニメ化するプロジェクトが始動。「美少女戦士セーラームーンCrystal」として、3シリーズが制作された。そして、21年、<デッド・ムーン編>が劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」として公開される。

 セーラー戦士たちの前に立ちはだかる敵、“デッド・ムーンサーカス”の一員、フィッシュ・アイを演じるのは、声優、アーティストとして活躍する蒼井翔太だ。もともと「美少女戦士セーラームーン」の大ファンで、なかでも一番好きなキャラクターはフィッシュ・アイだという蒼井。その熱い思いを聞いた。

――劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」への出演が決まった時の気持ちを教えてください。

「『美少女戦士セーラームーン』は、僕にとって青春そのもの! 思春期に彼女たちに、世界観に、この作品そのものにどれほど助けられたか。自分のなかではそれほど大きな作品なんです。大好きで、何度も見返しています。好きなシーンもいっぱいありますし、見ていると、今も彼女たちに魅せられてしまうんです」

――ということは、子どもの頃は登場キャラクターのまねをして遊んだことも?

「しました、しました! 家に花壇があって、薔薇が植わっていたんです。散ったその花びらをかき集めて、セリフを言いながら散らしたり、タキシード仮面のまねをしたり……」

――今回、ご自身が演じるフィッシュ・アイは、90年代にオンエアされていたアニメにも登場。蒼井さんにとっては、とくに好きなキャラクターだとか。

「90年代のテレビアニメでは、石田彰さんがフィッシュ・アイを演じていらっしゃったんです。作品を通して一番好きなキャラクターは?と聞かれたときには、いろいろなメディアや自分が持っていたラジオで、真っ先に『フィッシュ・アイ』と答えていました」

――どんなところにひかれたのでしょうか?

「『美少女戦士セーラームーン』のテレビアニメを見ていた90年代は、声優という仕事を認識していなかった頃。まだ子どもだったので、アニメやアニメソングを純粋に楽しんでいて、スタッフさんやキャストさんのお名前はなかなか見なかったんですね。ただ、フィッシュ・アイだけは、女の子みたいな姿と声だけど、男の子にも聞こえるし、なんだろうこの人の声は…と気になったんです。エンドロールのフィッシュ・アイというキャラクター名の隣には、どんな名前の方がいらっしゃるんだろう?と。そうしたら、石田彰さんのお名前がありました。当時の漢字の知識で、男性の方だろうなと思いました。学校ではパソコンの授業があって使い方は習っていたので、家のパソコンで調べてみたら、やっぱり男性の方。僕が生きてきたなかで一番ではなかろうかというぐらいの衝撃を受けました。それが、『声優という仕事があるんだ』と認識した瞬間でもあります」

――それほど好きな役を射止めたのですね。

「それまでの『フィッシュ・アイ』が大好きな気持ちが、オーディションの話をいただいた瞬間に、『フィッシュ・アイ役をつかみたい!』という夢に変わりました。もしこれがチャンスだとしたら、絶対につかみたい。合格が決まった時は、素直にうれしかったです。ただ、正直なところ……。石田彰さんが演じるフィッシュ・アイが大好きだったので、オーディションが開催されると聞いた時は、複雑な気持ちもありました。ということは、石田彰さんではないんだ、と」

――どのような意気込みで演じたのでしょうか?

「夢をつかんだからには、石田彰さんが演じていらっしゃったフィッシュ・アイをリスペクトしつつ、忠実ではなく、あくまで誠実に向き合いたい。そして、今回の劇場版ならでは、蒼井翔太にしかできないフィッシュ・アイをできたら……という気持ちが湧いてきましたね」

――フィッシュ・アイは、セーラー戦士たちの前に立ちはだかる敵、アマゾン・トリオのひとり。アマゾン・トリオはサーカス団の動物が変身させられており、フィッシュ・アイは魚が変身して人間の姿になったキャラクターですね。

「今回の劇場版は、<デッド・ムーン編>をぎゅっと凝縮して前後編にしたもの。アマゾン・トリオそれぞれの魅力を限られた見せどころに詰め込んでいます。ただ、その限られた描写のなかに、フィッシュ・アイのかわいいところ、憎めないところがすごく描かれているんです。僕としては、少しキャピってるところも出して演じたつもりです」

――フィッシュ・アイは、水星を守護星に持つ、スーパーセーラーマーキュリーの水野亜美と戦います。

「水を司る亜美ちゃんの優しさ、柔らかさに対して、フィッシュ・アイの水だからこその危うさを意識して演じました」

――フィッシュ・アイは魚が変身したキャラクターです。蒼井さんは以前、舞台「スマイルマーメイド~THE SMILE MERMAID」で人魚のマリナ役を演じていました。「水」にご縁があるように思います。

「水に憧れはあります。というのも、実は水が苦手なので…。泳げないですし、顔を洗うときは水では洗えないんです。怖くて。だから、いつもぬるま湯で洗っています。あったかいお風呂は平気でも、水風呂やプール、海には行けないんです。だからこそ、海の中の生活や、水の中、水自体にはすごい憧れを持っているんです」

――蒼井さんにとって、「美少女戦士セーラームーン」という作品全体の魅力は?

「僕は子どもの頃、アニメから作品のファンになりました。その当時の記憶でいうと、メインの女の子が変身して戦う作品はあっても、ここまでたくさんの女の子が変身するってなかなかなかったと思うんですよね。しかも、1人1人違う星を守護星に持っていて、カラーも違う。いくつ目があっても足りないみたいな。女の子だけじゃなく、男の子にも変身願望があるんです。変身シーンも奇麗だし、技の描写もめちゃくちゃパワフルでかっこいい。セーラー戦士はもちろん、敵も同じく魅力的でした」

――大人になってからは、作品から感じる魅力は変わりましたか。

「年齢を重ねてあらためて作品を見ると、セーラー戦士たちの強さをあらためて感じるようになりました。普通の中学生だった月野うさぎちゃんが、しゃべる猫のルナに出会ったことで人生が変わる。自分たちは覚えていなくても、星の巡り合わせの運命で、自分の命がどうなるか分からない、そういう危機を乗り越えて戦わなければいけなくなる。物語が進んでいくと、彼女たちは大きな使命を自ら背負っていくんです。自分も強くならなきゃと思わせられます」

――今回の劇場版「美少女戦士セーラームーンEternalを楽しみにしている作品のファンへメッセージをお願いします。

「人によっていろんなアプローチがあると思うんですが、僕としては、『彼女たちは間違いなく“今”を生きているよ』と伝えたいかな。僕にとって石田彰さんが演じていらっしゃったフィッシュ・アイがずっと心に残って色あせないように、そういう気持ちを他のキャラクターに持っている方はたくさんいらっしゃると思うし、そうであってほしいなと思っています。大好きだったころの彼女、彼らを胸のなかに持ったままで構いません。時代が移り変わっても、使命を果たそうと戦って生きている彼女たちを見守ってあげてほしい。こんなことを言って何様だと思われるかもしれないんですけど……。“今”を生きている彼女、彼らを応援してあげてほしいですね!」

【プロフィール】

蒼井翔太(あおい しょうた

8月11日、福井生まれ。獅子座。B型。現在、「ツキウタ。 THE ANIMATION2」(TOKYO MXほか)に声の出演中。21年1月7日からは「2.43 清陰高校男子バレー部」(フジテレビほか)に出演予定。アーティストとしても活動し、最新シングル「BAD END」が発売中。

【作品情報】 

「劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal 前編」
2021年1月8日(金)
全国ロードショー

90年代に社会現象を巻き起こした「美少女戦士セーラームーン」がスクリーンに帰ってくる! ちびうさの淡い初恋とセーラー戦士の成長を描いた<デッド・ムーン編>が映画化。日本で今世紀最大の皆既日食が起きるなか、うさぎ(三石琴乃)たちの前に新たな敵“デッド・ムーンサーカス”が現われる。その一味、フィッシュ・アイ(蒼井)をはじめとするアマゾン・トリオらがセーラー戦士をつけ狙う。一方、ちびうさ(福圓美里)は助けを求めるペガサス(松岡禎丞)の声を聞く。

【プレゼント】

サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:2020年12月2日正午~12月9日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」12月11日号(P98)をご覧ください。
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取材・文/仲川僚子 撮影/峰フミコ

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