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戸塚祥太主演の舞台「未来記の番人」初日前会見をプレーバック2021/03/25

戸塚祥太主演の舞台「未来記の番人」初日前会見をプレーバック

 A.B.C-Zの戸塚祥太が主演を務める舞台「未来記の番人」が現在上演中。東京公演を終え、愛知、福岡、大阪公演を控える本作の初日前会見をプレーバックして届ける。

 江戸時代が舞台の本作は、天下を揺るがす書として封印されてきた聖徳太子の予言の書「太子未来記」を巡る青春時代活劇エンターテインメント。会見には、戸塚、SKE48の惣田紗莉渚、松田悟志、ジャニーズJr.の冨岡健翔が登壇した。千里眼を持つ異能者の忍び・千里丸を演じている戸塚は、「コロナ禍の稽古ということで、いろいろ制限があったりもしたんですけど、それを逆手に取って、みんなで集中力を高めて、しっかり稽古できたんじゃないかなと! “たくさんの方に喜んでいただけるような、勇気を与えられるような、そんな時間になればいいなぁ”と思っております」と初日を目前に控えた心境を語った。

 戸塚は、本作で刀を使った本格的な殺陣に初挑戦。稽古を振り返って、「大変なことだらけでしたね。殺陣の手をいただいて、その日に覚えて、翌日反復をするんですけど、全部覚えてないんですよね(笑)。自分の中で初めての体験でした。景色が全く違うというか。どうしたものかと思いまして…」と告白。ダンスを覚えるのは早い方だが、殺陣はそうはいかなかったそうで、「皆さんにお付き合いいただいて、ひたすら反復させていただきました。それで何とかたたき込みました」と明かした。しかし、「でも本番何が起こるか分からないので、僕、失敗する可能性大です!(笑)」となぜか後ろ向きな宣言をし、共演者から笑いが。また、以前、制作発表記者会見時に「(練習のために)通販で買った」と言っていた木刀については、「しっかり握り締めて、稽古場でも使わせていただきました。本番で使用する刀よりも木刀の方が若干の重量があったので、その分、トレーニングにはなったかなと思います」と誇らしげに話した。

戸塚祥太主演の舞台「未来記の番人」初日前会見をプレーバック

 普段から穏やかで朗らかではあるが、自分に正直で少年のように陽気なキャラクターである千里丸を演じることもあってか、いつもにも増してニコニコ顔で共演者のコメントを聞いているように見えた戸塚。そんな戸塚について松田は、「祥太くんは稽古場にいつも最後までいて、芝居や殺陣の確認をしている。その姿勢を見ていて、“頑張らなきゃいけない!”って思いましたね」と座長ぶりを絶賛。さらに、「声の張り、動き、ほとばしる情熱、何から何まで全部が“稽古場のあれは何だったの?”っていうぐらい劇場入りしてから“ボーン!”って上がった(笑)」と明かすと、「私も思いました! 100倍ぐらい上がった!(笑)」と惣田も続いた。照れくさそうに聞いていた戸塚は「新橋演舞場さんのおかげです。ずっとお世話になってきた場所なので…」と謙遜しつつ、かつてジャニーズJr.時代に「滝沢演舞城」などでステージに立った記憶を感慨深そうに振り返った。

戸塚祥太主演の舞台「未来記の番人」初日前会見をプレーバック

 また、戸塚と共演経験は多いものの、1対1でしっかり芝居するのは初めてだという冨岡は「最初はとにかく緊張して…。戸塚くんの目を見て芝居をすると、目の奥がもう無垢すぎて、何だか“すべてを見透かされてるんじゃないか”みたいな気持ちになってきて、その“いい圧”に負けないようにするのに必至でした。今も気が抜けない」と、“目”の魅力を語った。すると惣田も「本当に千里眼あるんじゃないですか? 目がすごいです!」と賛同。冨岡が「目からビームを発してるみたいな感じ」と言いつつ、惣田と共に戸塚の方を見ると「…何も考えてないだけです(笑)」と、また照れくさそうにほほ笑んでいた戸塚。座長の戸塚が、ムードメーカーであり、愛されキャラであることが伝わってきたと同時に、彼らのチームワークと雰囲気の良さも垣間見えた。

 舞台「未来記の番人」は3月27日に愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、3月30日に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、そして4月3~11日に大阪・大阪松竹座にて上演される。

撮影/古賀良郎 取材・文/四戸咲子


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