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目黒蓮、「舞いあがれ!」の柏木に「自分でも嫌なやつだなと思う(笑)」。操縦体験で“ガチ飛び”も!2022/11/22

目黒蓮、「舞いあがれ!」の柏木に「自分でも嫌なやつだなと思う(笑)」。操縦体験で“ガチ飛び”も!

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土曜午前8:00ほか)で、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の航空学校の同期・柏木弘明を演じる目黒蓮が、役柄や操縦体験をした感想などを語った。

 連続テレビ小説107作目となる「舞いあがれ!」の舞台は、1990年代から現在。舞がものづくりの町・大阪の東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、空を飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語だ。

 柏木は、国際線のパイロットの父と、元キャビンアテンダントの母の航空一家で育ったエリート。完璧を目指す努力家でプライドが高く、弱みを見せないが、舞と同じチームで訓練を続けるなかで、次第に変化していくキャラクターだ。

 本作への出演が決まり「ものすごくうれしくて、驚いた」という目黒。「“朝ドラ”というものに自分が参加できるのはとても光栄なことだと思います。Snow Manのメンバーもみんな『お前、すごいな!』と自分のことのように喜んでくれて、僕もすごくうれしかったのを覚えています。早く撮影に挑みたいなと、ワクワク感も湧きました」とメンバーからも祝福され胸をときめかせたことを伝える。

 演じる役柄については「最初はすごく嫌なやつです。自分でも嫌なやつだなと思いながら演じています」と笑うが、「でも、そこから感情の振り幅がとても大きい役なので、そこは楽しんでいただけるポイントの一つだろうと思います。最初から最後までの(シーンの)感情をしっかり整理して、段階を踏んでつなげていくことを意識しています。撮影する順番は前後するのですが、出来上がる映像を想像しながら一つ一つ計算して作り上げていくのが楽しいです」と展開を想像しながら役作りに励んでいる。

 続けて「セリフのなかには難しいものもありますが、柏木は頭のよい役なので岩倉に教えるシーンも出てきます。だから、僕自身が人に教えられるレベルで理解しておかなくてはと思い、めちゃめちゃ勉強しました。セリフは丸暗記だと逆に覚えられないので専門用語の意味を一個一個調べ、分からないことは航空学生の方に質問して細部まで理解したうえでやらせてもらいました。だから例えば、(ドラマを撮影している)NHK大阪放送局の近くで空に飛行機が飛んでいるのを見ると『あ、今パス3度(飛行機が空港に着陸する際、滑走路に向かって進入していく角度)かな』とか思ってしまうんですよ(笑)」と専門用語をしっかり理解しながら撮影に臨んでいるのだとか。

 鹿児島では操縦体験もしたそうで、「もちろん事前に何時間かの講習を受けて『航空機操縦練習許可書』を取ってから機長の隣に座るんですが、最初は水平飛行だけだと聞いていたんです。でも、実際に操縦桿(かん)を握ったら急に『40度で右に旋回してみよう』と言われて。『え、旋回するんですか!?』と。さらには『次はあの大きな雲の横を左に旋回して、空港に戻ろうか」と言われて、自分がその通りに操縦するという“ガチ飛び”でした』とエピソードを明かす。

 さらに、「僕が操縦している間、機長はツアーガイドのように地上に見える鹿児島の名所を説明してくださいましたが、見る余裕なんて全然ありません(笑)。常に落ち着いている機長は、やっぱりすごく格好よかったですね。パイロットに憧れる方の気持ちがよく分かりました。空港が近くなってからは機長が操縦してくださったのですが、大きな滑走路に入っていくのはすごい迫力で、なかなか見られない光景でした。忘れられないほど感動しましたね。空は最高でしたし、また飛びたいです」と、いっそう空への思いを強くした様子。

 また、現場の雰囲気は「とても好きです。皆さんが本当に面白いというか、華やかな現場だというイメージがあって、すごくやりやすいです。スタッフさん同士がフォローし合っていて、フォローしてもらったら『すてき!』とお礼の拍手を送るんです。初めて聞いた時にすごくいい現場だと思いました。そういうやりとりに僕の気持ちも高められています」と、いい環境の中で撮影が進んでいることを報告。

 共演者については「(教官の)大河内守役の吉川(晃司)さんは本当に格好いい方でした。いい意味でちょっと怖いのかなというイメージがあったんですが、実際にお会いしたらすごくユーモアがあって自由で。その感じがすごく格好いいなと思いました」と語る。

 たくさんあるという印象に残っているシーンから一つ挙げてもらうと、「同じ部屋になった水島祐樹(佐野弘樹)にあるセリフを言うシーン」について語ってくれた目黒。「いろいろな感情が入り交じる複雑なシーンだったのですが、向かい合った時に涙も鼻水もぶわっとあふれ出てきたんです。撮っている瞬間に心が通じ合ったと思っていたら、撮影後に佐野くんも同じように思ったと話してくれました。切ないシーンでしたが、お芝居自体は楽しむことができたかなと思っています」と振り返った。

 物語はいよいよ「航空学校編」がスタートしたが、「航空学校でのストーリーには青春が詰まっています。でもそれだけではなくて、航空学校の学生が本当に大変な課程を乗り越えてパイロットになっていくこと、逆に教官の方も時には厳しい判断をしなくてはならないということも描かれています。そのなかで岩倉が同期の仲間を見捨てずに一生懸命に引っ張っていこうとする姿は、自分1人ですべてをやろうとしていた柏木を変える力になっていきます。仲間と共に一個一個壁を乗り越えていくなかで、柏木がどう変わっていくのかという過程も見どころの一つです」と展開のポイントについて触れ、「ぜひ朝から皆さんに見ていただいて、ご覧になった方の気持ちがそれこそ『舞いあがる』感じになってくれたらうれしいです」と呼び掛けている。


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