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高畑淳子、井上順、木村了が「緊急取調室」に出演。キントリが戦う、法を知り尽くしたスーパー法曹一家2021/12/21

高畑淳子、井上順、木村了が「緊急取調室」に出演。キントリが戦う、法を知り尽くしたスーパー法曹一家

 テレビ朝日系で2022年1月3日に放送される新春ドラマスペシャル「緊急取調室 特別招集 2022 8億円のお年玉」(午後9:00)に、高畑淳子、井上順、木村了が出演することが分かった。

 本作は、天海祐希演じるたたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム・緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる刑事ドラマ。7月に放送された第4シーズンの最終話で、キントリが解散するという、まさかの結末を迎えていた。

 今回のスペシャルでは、第4シーズンのラストで発生した、8億円強奪事件の被疑者の遺体が発見されたことを機に、キントリが臨時再結成する。しかし、遺体が発見されたのは、有名大学の法学部教授を筆頭とする法を知り尽くしたスーパー法曹一家の敷地内。キントリは前代未聞の最強の敵に立ち向かっていく。

 そして、高畑、井上、木村が演じるのは、キントリと激突するそのスーパー法曹一家・源家の面々だ。

 高畑は東京高裁のトップ判事・源秀子を演じる。圧倒的なリーダーシップを誇り、揺るぎない姿勢で一家を率いており、今回の疑惑では、自分たちはあくまでも被害者であるという大前提の下、取り調べにも対応する恐るべき手腕を発揮する。

 天海との取り調べのシーンでは、「天海さんが女神さまみたいに奇麗で、女としてビビってしまって…何回もNGを出してしまいました(笑)」としながらも、「いつだって判事として生きている秀子の“哀れなほどのゆとりのなさ”、そんな彼女の牙城が崩され、新しい人生をスタートさせていくさまから、いろいろと想像が膨らむ面白い役でもありました」と、難役を演じきって充実感を見せた。

 一方、相対した天海は高畑との共演に「『見習わなければ…!』と身が引き締まるほど、役柄やお芝居と向き合う姿勢が素晴らしい先輩。今回もご一緒したシーンの直後、『今の芝居はどうだったかしら?』と、私の意見まで求めてくださって…! 久々に再び、お芝居でご一緒させていただけて光栄でした」とコメント。さらに、「高畑さんはあんなにキャリアも実力もある方なのに、少女のようにかわいらしいところもあるんです(笑)。撮影合間にリラックスしながら交わした会話も、とっても楽しかったです」と撮影の裏話を披露した。

 また、井上は一家の長で有名大学の法学部教授、そして、テレビ番組のコメンテーターを務める源悦男に扮(ふん)する。一見、妻・秀子の尻に敷かれっぱなしの穏やかな夫ながらも、要所要所でキントリの鋭い目を逸らすしたたかさも持ち合わせている。

 井上は「以前から『緊急取調室』のファンだったので、ゲスト出演のお話をいただいた時は、台本も見ずにOKを出しました(笑)。撮影現場は波瀾(はらん)万丈な物語とは裏腹に、笑顔満載! 裁判官の妻を演じる高畑淳子さんとのやりとりをはじめ、有意義な時間を頂戴できました! 取り調べのシーンでも、とても充実した時間を過ごさせていただきました」と、念願の出演がかなった喜びを語っている。

 そして、一家の長男で、大手弁護士時事務所のパートナー弁護士・源修一役を務める木村は、「修一を演じるにあたっては、癖の強い家族の中において“人間臭さ”が際立つよう心がけました」と役作りについて明かし、「新春スペシャルは、ドキドキとハラハラがギュッと詰まった2時間になっております。一体誰がうそをついていて、誰が本心を語っているのか…。ぜひ視聴者の皆さまにも、真犯人が誰なのかを楽しみながら探っていただけると、うれしいです」と視聴者にメッセージを送っている。

 そんな2人についても、天海は「井上順さんとは初共演ですが、何を隠そう私が以前から一方的に大好きだった大先輩なんです。ステイホームの時期にも順さんのSNSを拝見し、『なんてかわいらしく、粋で、おしゃれな方なんだろう!』と感銘を受けていたんですよ。今回も普段さながらにダンディーかつおしゃれに、奥さまに主導権を握られた旦那さまを演じられていて、とてもすてきだなと思いました」と共演に感激し、「木村了さんも『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系/20年)などで過去にもご一緒させていただいていますが、頭が下がるくらい役を構築してきてくださる方です! 今回は疑惑の一家を演じられる皆さんに、物語の肝となる部分の大半を安心してお任せしつつ…私も全力で立ち向かっていきます!」と気を引き締めている。 

 キントリの運用が停止して3カ月。8億円強奪事件の特別捜査本部で指揮を執っていた管理官・梶山勝利(田中哲司)のもとに、警視庁副総監・磐城和久(大倉孝二)から極秘指令が下った。なんと、先日ある民家の敷地内から遺体で見つかった男の指紋が、8億円を強奪された現金輸送車に残っていた指紋と一致したというのだ。つまり、亡くなったのは8億円強奪事件の被疑者である可能性が高い。磐城は一刻も早い事件解決を目指し、特別措置として「キントリの臨時運用および、必要人員の非常招集」を決定。すぐさま人員を集め、民家の住人の取り調べを敢行するよう、梶山に命じる。

 梶山の招集を受け、有希子はキントリに一時復帰。サイバー犯罪対策室の玉垣松夫(塚地武雅)、特別捜査本部に派遣されている捜査一課刑事・生駒亜美(比嘉愛未)、酒井寅三(野間口徹)と共に、捜査に乗りだす。ところが、この事件は想像以上の難事件だった。

 遺体が見つかった家で暮らすのは、スーパー法曹一家。さらには、何やら秘密も抱えていそうな家政婦・松原しおり(菜々緒)もいて…。法を知り尽くした一家は、どう考えても手ごわい相手だ。だが、有希子らは何としてでも真相を暴くべく、源家へ向かう。


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