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【「ラストチャンス」リレーインタビュー/第4回】俳優・椎名桔平が視聴者にエール!「何歳になっても自分を“再生”することによって『ラストチャンス』が訪れるはず」

 元銀行員の樫村徹夫(仲村トオル)が社長として就任した飲食フランチャイズ企業「デリシャス・フード」。財務部長の岸野聡(勝村政信)と和解したり、店舗で働く社員と信頼関係を築き始めるなど、ちょっとずつ前進しているようにも見えたものの、またしてもフランチャイズのオーナーたちが「金を返せ!」と押しかけてきて…。さらに元同期で経営コンサルティングの会社を立ち上げた宮内亮(椎名桔平)も敵なのか、味方なのか謎な雰囲気を醸し出していて、まだまだ樫村には七味がたっぷりふりかかってくるようです。

 リレーインタビュー第4回は、そんな宮内を演じる椎名桔平さん。役づくりや、信念についての考え方などを明かしてくれました。また、視聴者の皆さんから募集した質問にもお答えいただきましたので、ラストチャンスの“L”がどこかに隠れた写真と併せてご覧ください!(椎名さんを含むキャスト陣の超豪華サインポラ6枚セットのプレゼントも実施中です! 詳しくは下記【プレゼント】欄をチェック)

──今回演じられた宮内について「樫村のサポート的な役回り」だとコメントされていましたが、演じるにあたりどのような役づくりをされたのですか?

「まずは、東京大学出身のエリートに見えるようにということを意識しました。また、たたき上げの主人公・樫村との対比という部分も考えながら演じていましたね」

──宮内は冷静に物事を判断して淡々と進めていくタイプなのに対して、樫村は熱いところがあったりしますよね。

「熱くて真っすぐですよね。それが彼の良さでもあり、ビジネスマンとしての脇の甘いところかもしれないけれど。そういう魅力ある主人公に対して、サポートする立場として僕は何ができるかなと考えつつやっていました」

──そんな宮内の性格は、椎名さんご自身と比べていかがですか?

「似てますね! 僕はエリートじゃないけど(笑)。思考の仕方はちょっと似たものがあるんじゃないかな? 客観的に物事を見るタイプの人間だと自己分析してます」

──コンサルティング会社を立ち上げる社長役という部分は演じてみていかがでしたか? セリフの中で専門用語も多く、言い回しなど難しかったのではないでしょうか?

「セリフは難しかったですけど、最近そういう作品も多いですからね。だから、そこに関しては大した問題ではなかったかな」

──勝村さんにもお話をお伺いしたところ、仲村さんのセリフがあまりにも難しくて多いので、椎名さんと『俺たち、仲村さんに比べたらラッキーなんじゃない』と2人で笑われていたとのことでしたが(笑)。

「主人公が長いのは当たり前なんだから!!(笑)。そして、それぞれ役回りがありますしね。かっちゃん(勝村)なんかは、いつもにぎやかしの役回りが多いけど、今回はそういうものを払拭(ふっしょく)した名番頭だったので、どうやって演じるのか興味はありました。静かな中で魅せないといけない役ですから」

──今回、「ラストチャンス」がビジネス・ヒューマンドラマということで、椎名さんが仕事をする際にお持ちの信念がございましたら、教えてください。

「信念なんて持っていたら、こういう仕事できないと思う(笑)。自分の信念=生き方や考え方につながるから、それに縛られちゃうと、そうじゃない考え方の役が来た時に反発するわけじゃないですか? だから、そういうものは持ち合わせておりません(笑)」

──求められた役をその都度演じられていくという…。

「そうですね。その中でも価値観や美意識など、その程度のものは持ち合わせていますよ。それを役にマッチングさせて、個性というものが生まれていくんだと思います」

──ドラマ同様、働いていてもやる気が出なかったり、将来に対して不安を感じている視聴者の方も多いかと思うのですが、そんな皆さんに椎名さんからエールをお願いします!

「前までは転職せずに生涯勤め上げることが美徳だった時代もあったけど、今はそういうことが崩壊しているから。何歳になっても自分を“再生”することによって、『ラストチャンス』が訪れると思います。僕と同世代の人たちは、固定観念が強い時代を生きてきた人も多いけど、頭を柔軟にして、新しいビジネスや生活があるということに気付けたらいいよね。そのために、職を変えることに対して悲観することなく、前向きにまた新しい自分の人生を紡いでいく。そういうふうに希望として捉えていく生き方も、これからどんどんあっていいんじゃないかな」

──すてきなエール、ありがとうございました! 今回、視聴者の方から椎名さんへの質問を募集させていただいたので、そちらにもお答えいただけますか? まずは、筋トレや食事制限などを含めて、そのかっこよさを保つ秘訣をぜひ教えてください!

「筋トレはやる時はやりますけど、ここ2~3カ月は全くやっていないです。自閉症の人の役を舞台でやらせていただくので、今は逆に筋肉を抜いています!(笑)。食事は気を使っていますね。お酒は毎日口にしますけど、暴飲暴食を避けて、何事も腹八分で節制しています」

──もう1問よろしいですか? たくさんのセリフを覚えるのが大変そうですが、普段どうやって覚えていらっしゃるのですか?

「単純に大変です(笑)。だけど、どんな理由があってどんな難しいセリフであろうが、覚えなきゃ始まらないわけですよ。覚えてから何ができるかということが僕たち俳優の仕事ですからね。経験を含めていろんなことを問われる作業です。だから、その段階にいくまでにいろんな手順で時間をかけて、とにかく覚えます。それは皆さんの受験勉強と全く同じ。歴史の年号を覚えたり、数学の数式を暗記したり。僕たちは、そういうのを一生やっていくような職業だね。『来週の火曜日にこれだけ覚えてください。テストしますよ!』って。寄ってたかって数十人の前でテストさせられてさ(笑)」

──覚えたことを、さらに表現しないといけないですもんね。

「そうなんです。覚えていれば『この人はもっと上手にならなきゃ』とダメ出しされるくらいだけど、覚えてなければそこにも立てない。セリフを覚えるのは最低限のルールですね。それを、仕事の期間は毎日問われ続けるという。本当にもう学生気分ですよ」

──日々試されているわけですね!

「まあ、そんなに広げないでいいですよ(笑)。ちょっとしたことだからさ」

 冗談を交えながら気さくに話してくれたのですが、とにかく椎名さんワールドがすごかったです! また、インタビュー中の様子を撮っていると、いきなりカメラ目線でピースをしてくれるサービス精神旺盛な部分を見せつつ、次の瞬間には「もういいよ、撮りすぎだよ(笑)」とツンデレな一面をのぞかせる一幕もありました(笑)。さて、リレーインタビューの次回は椎名さんがこのような印象を受けた方です!

「今回初共演じゃないかな? イケメンですよね! 彼の役が重要だったので、どんな人がやるのか興味があったんですけど、〇〇くんと共演して感じたのは、非常に役にフィットした芝居をやっているなという頼もしい印象でした。実際に本当にいそうな役柄の雰囲気を醸し出して、今の時代を捉えていてリアルな感じがしましたね」

 椎名さんからの大絶賛を受けたのは果たして一体どなたなのでしょうか? ご本人を直撃したところ、一見クールそうに見える半面、笑顔がとてもすてきでいろんな話を披露してくれました! 次回もお楽しみに♪

取材・文/鬼木優華(テレビ東京担当) 
撮影/蓮尾美智子

【プロフィール】 
椎名桔平(しいな きっぺい)
1964年7月14日生まれ。三重県出身。 ドラマ「連続ドラマW 不発弾~ブラックマネーを操る男~」(WOWOW)、「コード・ブルー」シリーズ、「嫌われる勇気」(ともにフジテレビ系)などの話題作に出演。現在、舞台「レインマン」に出演しており、「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」が公開中、「走れ!T校バスケット部」が11月3日から公開予定。Netflixオリジナル映画「アウトサイダー」が全世界同時配信中。
【番組情報】
ドラマBiz「ラストチャンス 再生請負人」 
テレビ東京系 
月曜 午後10:00~10:54
【プレゼント】
ドラマBiz「ラストチャンス 再生請負人」出演の仲村トオル、椎名桔平、和田正人、大谷亮平、勝村政信、町田啓太の超豪華サイン入りポラ6枚セットを2名様にプレゼント!
全6回のリレーインタビュー記事の最後に、1文字ずつキーワードを発表。全6文字のキーワードを集めてご応募ください。応募方法は第6回の記事公開時に掲載します。
第4回のキーワードは「い」。6文字集めると、どんなキーワードに!?

【第1回】https://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20180709/01.html
【第2回】https://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20180720/01.html
【第3回】https://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20180727/02.html
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