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蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」2021/07/03

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

 現在放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK総合ほか)。永浦百音(清原果耶)は森林組合の仕事が充実していく一方、気象予報士への思いも高まっていきます。そんな中、地元・気仙沼では、高校卒業後に水産試験場で働きたい百音の妹・未知(蒔田彩珠)が父・耕治(内野聖陽)と対峙(たいじ)。百音との電話をきっかけに、姉妹で耕治を説得しました。

 今回は、永浦未知を演じる蒔田彩珠さんに、役に対する思いや清原さんの印象などをお伺いしました。

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

――蒔田さん演じる未知に対して共感できる部分がありましたら教えてください。

「未知は意地っ張りで負けず嫌いなところがあって、そこは私とよく似ています。でも未知は、感情的になってつい言ってしまったことに対して、きちんと謝ることができるので尊敬しています。水産業の将来を真剣に考えているところは、なかなか10代でできることではないので、すごいなと思います」

――撮影期間が約1年ありますが、これまで関わってきた作品との違いは感じていますか?

「今まで演じてきた役は、心の内に何かを秘めていることが多かったんですけど、未知は感情が表情に出ることが多いです。怒ったり、うれしかったり、りょーちん(及川亮役・永瀬廉)にキュンキュンしたり…。とても素直な子で、初めて演じる役柄なので勉強になっています」

――今までに演じたことがない役ということで、大変だったことはありますか?

「役づくりというより、東日本大震災について想像し、気持ちを深めていくことが一番大変でした。当時、私は小学2年生だったこともあって、どれだけ大変だったのか鮮明に覚えていなくて…。この作品を通して知ることができたのは、いい機会でした」

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

――震災を経験した役を演じる上で、準備したことがありましたら教えてください。

「気仙沼にある東日本大震災遺構・伝承館に行きました。震災時、島にいた未知はおばあちゃんと2人で被災しましたが、実際に同じ体験をされた方がたくさんいらっしゃったそうです。当時の記事や映像を見ましたが、やはり想像することしかできなくて…。でも現場に行ったら、果耶ちゃんや幼なじみの皆さんが内面から作り込んでいたので、その影響を受けたことも大きいですね」

――第20回(6月11日放送)で未知が百音に「お姉ちゃん、津波見てないもんね」と言ったシーンが衝撃的でした。

「あの言葉は、お姉ちゃんを責めているわけではなくて、何げなく言ってしまったことで、姉妹の溝みたいなものができてしまった…。だから未知は後悔しているし、どこかでそれを取り消したいと思っているのかなと感じています。お姉ちゃんの百音を果耶ちゃんが演じているからこそ、微妙な姉妹の距離感を現場で作れていると思います」

――ドラマを見ていても、すてきな姉妹だなと感じます。清原さんの印象はいかがですか?

「初めて共演したのは『透明なゆりかご』(2018年/NHK総合)で、その時は同じシーンが1シーンしかなかったので、あまりお話ができなかったんです。今回、久しぶりにお会いしたら妹のようにかわいがってくれて。ずっとセットで撮影しているとおなかが空くんですけど、いつもお菓子を持ってきてくれて、甘えています(笑)。誕生日は数カ月しか違いませんが、私にないものをたくさん持っていて、格好いいです。私の憧れや尊敬みたいなものが、未知のお姉ちゃんに対する思いと似ていて、お芝居にもつながっていると思います」

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

――視聴者の方は未知の恋模様が気になっていると思います。蒔田さんは未知の恋心をどのように捉えて演じていますか?

「未知は好きとか付き合いたいという気持ちがまだ分からないのかなと思っています。だからりょーちんとスーちゃん(野村明日美役・恒松祐里)が付き合っていたことを聞いて“あ! そういう関係もあるんだ”という気持ちなのかな…。未知は、この先つらいこともあるので、見ている方も同じ気持ちになるんじゃないかなと思います。未知とりょーちんを見て、悲しくなったり、うれしくなったりしてほしいです」

――第6回(5月24日放送)では、りょーちんから話し掛けられてガッツポーズしていましたね。未知と同じようにキュンキュンしました。

「現実では、なかなかないですよね(笑)。学生の時に好きな先生がいたので、その先生と話していた時の気持ちを思い出して演じました」

――永瀬さんとの撮影中のエピソードがありましたら教えてください。

「幼なじみチームでの撮影が多いので、未知にとっては“お姉ちゃんの友達”という感じです。第44回日本アカデミー賞の会場でお会いした時は、照れくさかったです。お互いに『おめでとうございます』と言いました(笑)」

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

――最後に今後の未知について、見どころをお願いします。

「未知もお姉ちゃんと一緒に成長していきますし、大人になるにつれてつらいことも増えていきます。ぎくしゃくしていたお姉ちゃんとの関係や、家族との向き合い方、未知の成長する姿を視聴者の皆さんにも楽しんでほしいと思います」

――ありがとうございました。

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

第8週あらすじ(7月5日~9日放送)

蒔田彩珠が「おかえりモネ」ヒロインの妹を熱演!「お姉ちゃんが果耶ちゃんだからこそ、微妙な姉妹の距離感を作れています」

 2015年末、3度目の気象予報士試験を控えた百音(清原)は、故郷の気仙沼へ帰省。実家では、家族が亮(永瀬)の父・新次(浅野忠信)のことで悩んでいました。幼なじみの新次と耕治(内野)は、震災前に新次が新しく買った漁船の借金返済を巡って決裂。ある日、新次がトラブルを起こしてしまい、百音と未知(蒔田)は亮の心中を察して心配しますが…。

【番組情報】

連続テレビ小説「おかえりモネ」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。

【プレゼント】

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