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永瀬廉が「おかえりモネ」で“朝ドラ”初出演! メンバー&同期の反応は? “とにかくモテる”役作りは「いらなかったですね(笑)」2021/05/22

 5月17日にスタートした連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK総合ほか)。“海の町”宮城県気仙沼で生まれ育ったヒロイン・永浦百音(清原果耶)は高校卒業後、“森の町”登米に移住し、森林組合の見習職員として働き始めました。ある日、東京から人気の気象キャスター・朝岡覚(西島秀俊)が登米を訪問。“天気予報は未来を予測できる”と教わった百音は、深く感銘を受けます。朝岡の提案で見に行った北見川の移流霧は、とても幻想的でしたね。

 さて第2週(5月24日~28日放送)は、永瀬廉さん演じる百音の同級生・及川亮(りょーちん)が登場! 今回“朝ドラ”初出演の永瀬さんに、出演が決まった時の反響や役づくりの方法をはじめ、撮影現場の雰囲気などをお伺いしました。

――“朝ドラ”の出演が決まった時の周りの反響はいかがでしたか?

「家族からメールも来ましたし、おじいちゃんとおばあちゃんは、いつもよりテンションの高い声で『おめでとう』と言ってくれました。“朝ドラ”は、ご年配の方も含めて、幅広い世代の方々が見てくださると思うので、今まで僕のことを知らなかった方々にも、僕の存在を知っていただけるチャンスだと思います。ありがたい機会ですし、本当にうれしいです。メンバーからは『まじ? すごい!』『頑張ってね』と言ってもらって、関西ジャニーズJr.のなにわ男子・西畑大吾とAぇ!groupの正門良規からも『おめでとう』のメールが来ました。大吾と正門に、僕から『どうしたらいいかな?』みたいなことは言ってなくて、2人はたぶん何も言う必要がないと思っていたのか分かりませんが、特別アドバイスをもらったわけではなく、『頑張って楽しんで』という感じでした。その関係性がいいなと思いますし、心地良かったです」

――これまでに出演された映画やドラマの現場と、“朝ドラ”の現場で違いがありましたら教えてください。

「一番は、やはり毎週リハーサルがあることですね。実際に演技をしてみて、監督さんから『こうやってみて』というアドバイスをいただくのですが、本番までに数日置いてから臨めるので、そこは今までの現場とは違うなと思います。全部のシーンをリハーサルするわけではないですが、ほとんどのシーンは演技を試すことができるので、本当にありがたいです。あとは撮影期間が約1年間あるので、1年間同じ役と向き合うことも今までの作品とは違うかなと思います」

――今回の作品で挑戦していることはありますか?

「宮城弁です。僕は関西弁も標準語も話せるので、方言に対して抵抗はなかったのですが、方言のお芝居は今回が初めてだったので挑戦でした。方言指導の先生が事前にセリフを録音してくださった音源を聞いて覚えています。好きな宮城弁は(“や”のイントネーションが強い)“おやじ”ですね。インタビューで“おやじ”の話をする時に、自然と宮城弁の発音を使っているので、相当好きなんだろうなと思います」

――気仙沼でのロケはいかがでしたか?

「クランクインする時に、初めて気仙沼にお邪魔しました。撮影前日に、地元の漁師さんから見習作業を教えていただく機会があったのですが、ご厚意でメカジキを用意してくださったんです。メカジキを食べたのが初めてで、ものすごくおいしかったです! あとロケの待ち時間にカフェをお借りしていた時も、コーヒーやチョコレートを出してくださって…。宮城の方々の優しさに触れることができて、すぐに好きになりました」

――ドラマでは東日本大震災も描かれますが、演じていて大変なことはありますか?

「実際に震災を経験した方々にしか分からない苦しみは絶対にあると思います。想像を絶するつらさや怖さを体験していると思うので、スタッフさんをはじめ、他のキャストの方々や僕も、どのように表現すればいいか、とても悩んでいるところではあります。シリアスなシーンの前は、津波の映像を見て、少しでも気持ちが分かるように演じています。あと、震災直後の被害の様子もまとめられている“気仙沼漁師カレンダー”の写真を見ることもあります」

――永瀬さん演じる及川亮は運動神経が抜群で、気配りができて、“とにかくモテる”若き漁師ですよね。どのように役づくりをされたのでしょうか?

「漁師に関しては、僕が持っている知識だけでは絶対に足りないので、もっと深い部分まで知りたいと思いました。“気仙沼漁師カレンダー”を読んだり、インターネットで調べたり、動画を見たり…。漁師という仕事は予想以上の大変さだったので、だからこそ気合を入れて学んでいます。船の上でのシーンはまだありませんが、楽しみです」

――“とにかくモテる”部分の役づくりはしなくても大丈夫ですか?

「いやいやいや(笑)。役づくりは、いらなかったですね(笑)。役づくりをするのではなく、りょーちんの優しさなので、監督さんと相談して演じています。特別、意識はしていないです」

――撮影中に監督から言われたことや、あらためて気付いた亮の魅力を教えてください。

「監督さんから『りょーちんなら、こうするよね?』とか『モネ(百音)が階段を降りる時、りょーちんなら気に掛けてあげるよね?』とか言われた時に、細かい優しさが抜けていたことに気付きました。そういう時に『りょーちんならそうすると思うけど、どう?』と言ってくださいます。りょーちんの魅力は、自分がつらかったり苦しかったりする状況でも、一番に周りや幼なじみのことを考えて行動するところです。例えばモネが悩んでいたら『どうしたの?』とは聞かずに、モネ自身が話したくなるような雰囲気を出して、『しゃべりたくなったら相談して』というスタンスが、すごく優しくて余裕があっていいなと思います」

――現場の雰囲気はいかがですか?

「同級生とのシーンは基本的にわちゃわちゃしています。撮影の合間も同じような感じで、それぞれの役のキャラクターと、実際のキャラクターが似ているかもしれないです。みんなとゲームで盛り上がっています。ムードメーカーは後藤三生役の前田航基くんで、10月に気仙沼で撮影をしていた時、若干肌寒かったのですが、三生はずっと汗をかいていて、思わず突っ込みました。皆さん接しやすいので、初めの頃から打ち解けることができて、和気あいあいと撮影をしています。ただ、重要なシーンの時は、みんなの口数が減って、自然と雰囲気ができています」

――亮は18歳という若さで漁師になる決断をしますが、共感する部分はありますか?

「若い時に仕事を決めるのは、ある意味すごい決断で勇気がいりますよね。でも“本当にこれでいいのか…”と考え抜いた上で決めるので、仕事に対しての向き合い方は、真っすぐになるのかなと思います。漁師は覚えることが多いと思いますし、18歳から仕事をすると経験も積めるので、りょーちんは憧れの漁師でもあるお父さんのようになりたいと思って選んだと思います。そこは僕とは違って…。僕は最初、このお仕事に積極的ではなかったのですが、“デビューしたい”という夢を持ち始めてからモチベーションが上がりました。僕はアイドルとして成功したいと思いましたし、りょーちんは“漁師として食べていくんだ!”という気持ちがあるので、そこは共感できる部分です」

――最近では第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞され、俳優としてもご活躍されていますよね。演じることの楽しさや、やりがいを教えてください。

「僕の知らない世界を知れるという点ですね。このお仕事をしていなかったら、宮城に行く機会はほとんどなかったと思います。その中で、震災と向き合うこともできますし、少しだけですが被災者の方々の気持ちを知ることもできますし、その土地の良さにも触れることができます。なにより、お芝居を通して気仙沼の住人の1人として生きられる、役の人物を生きられるという部分は、この先もずっと楽しんでいけるかなと思っています」

――永瀬さんにとってテレビドラマの魅力とはなんでしょうか?

「『おかえりモネ』のりょーちんは、今後どのように成長するのか、どういう出来事に巻き込まれるのか、僕自身も分からないので、視聴者の皆さんと一緒に楽しみたいです。物語の結末が分からない状態でお芝居をするワクワク感もありますし、やはり最後まで健康で生きてほしいですし、こういうドキドキ感がドラマの魅力だと思います」

――「おかえりモネ」のヒロインは気象予報士を目指しますが、普段の生活で天気は意識されますか?

「前日の夜、インターネットで天気や気温を調べて洋服を決めるので、意識していると思います。“雨だから靴どうしよう…”と考えるので、普段から天気予報を見ていますね。でも最近17℃の日があって、“すごく暖かいな”と思って半袖に薄い上着を着たら、予想以上に寒くて困ったことがありました(笑)。モネのように空を見上げたり、写真を撮ったりはしないですが、休みで家にいる時、特に夕方はいい感じの日差しが入るので、音楽もテレビも消して、“夕日とソファーの上の僕”というシチュエーションを楽しんでいます(笑)」

――ありがとうございました。

 インタビュー中の永瀬さんは、どのような質問にも真摯(しんし)に答えている姿が印象的でした。「“とにかくモテる”部分の役づくりはしなくても大丈夫ですか?」という質問では、笑いを誘う一幕も。「りょーちんの優しさがモテる理由」だとおっしゃっていましたが、永瀬さんが演じるからこそ、よりモテるような気がします。最後まで健康で登場できること、りょーちんがどのような出来事に巻き込まれていくのか、一視聴者として楽しみにしています。

第2週あらすじ(5月24日~28日放送)

 森林組合の見習職員として働く百音(清原)は、採用試験に合格! そんな中、娘のことが心配な父・耕治(内野聖陽)は、百音を気仙沼の実家に連れ戻すべく、突然登米にやって来ます。一方、気仙沼では百音の妹・未知(蒔田彩珠)が、百音の幼なじみで漁師になった亮(永瀬)と再会し…。

【番組情報】

連続テレビ小説「おかえりモネ」
NHK総合 月~土曜 午前8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム・BS4K 月~土曜 午前7:30~7:45ほか
※土曜は一週間の振り返り。

NHK担当 M・I

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