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須賀健太演じる末期がん患者・石井が隆治に最期の手紙を託す「泣くな研修医」-第6話2021/05/28

須賀健太演じる末期がん患者・石井が隆治に最期の手紙を託す「泣くな研修医」-第6話

 現在、毎週土曜日に放送中の「泣くな研修医」(テレビ朝日系)。原作となっている同名小説の著者・中山祐次郎さんが現役の外科医ということもあり、医療現場の緊迫した空気感と共に、地方大学の医学部を卒業し、研修医として医療現場の最前線に立つことになった主人公・雨野隆治(白濱亜嵐)が、己の無力さに挫折し苦悩する姿がリアルに描かれています。

 物語の序盤では、先輩医師が行った処置や手術を、さも自分がやったかのように同期の研修医に語ったり、知らない医療用語があっても先輩医師に聞けなかったりと、みえっ張りで失敗続きだった隆治でしたが、最近では成長が垣間見れるように…。筆者も“優等生”と呼ばれてみえを張ってしまう隆治に「なんでそんなこと言っちゃうの…」と思うこともありましたが(笑)、大病院の院長の息子や、生まれつき手先が器用な研修医仲間たちに比べて特別取りえがなく、実は自分に自信がなく焦りを感じていたのでは…と感じるようになってからは「隆治、頑張れ…!」と純粋に応援していました。

 さまざまな患者やその家族と関わり自分の無力さを痛感する中、肝臓や肺、リンパ節にがんが転移した末期がん患者・石井直太朗(須賀健太)に、病状と抗がん剤治療による回復が見込めないことを伝える場に立ち会った隆治。先週(5月22日)放送の第5話では、一時容体が悪化した石井が「死ぬまでにやりたいこと」をリストにしていることを知った隆治は、「時間がないから夢をかなえてほしい」という石井の願いを聞き、外出の許可を取り付けます。きっと最後になるであろう外出で、健康な人にとってはごくありふれた“夢”をかなえて笑顔を見せる石井。病気と向き合いながら、ひたむきに生きる石井を丁寧に演じる須賀さんの演技に引き込まれ、涙した方も多いのではないでしょうか。

須賀健太演じる末期がん患者・石井が隆治に最期の手紙を託す「泣くな研修医」-第6話

 そして、5月29日放送の第6話。やりたいことリストを着々と実行し、エンディングの準備を進める石井から、隆治の指導医である佐藤玲(木南晴夏)と、石井をよく気に掛けている患者の徳田直美(清水ミチコ)への手紙を手渡された隆治。担当医である自分宛ての手紙がないことに少しひっかかりを感じるも、「最期の最期はできるだけ自分らしく逝きたい…その時、これ渡してもらえますか」と言う石井の言葉を聞き、手紙を預かることに。さらに、石井は連日泊まり込んで働く隆治の体を心配し、優しい言葉を掛けます。

須賀健太演じる末期がん患者・石井が隆治に最期の手紙を託す「泣くな研修医」-第6話

 七夕が近づく中、疲れ切っている隆治を心配した同期の研修医・滝谷すばる(柄本時生)らは、隆治を合コンに連れ出します。そこで出会ったはるか(芋生悠)から、いつも厳しい佐藤の研修医時代の意外な姿を聞きます。その夜、何度も病院から連絡が入っていたことに気がつかなかった隆治は、合コン終わりに連絡すると、隆治が担当していた患者の拓磨(潤浩)がまた吐いてしまったと聞き、急いで病院に駆けつけますが…。

須賀健太演じる末期がん患者・石井が隆治に最期の手紙を託す「泣くな研修医」-第6話
須賀健太演じる末期がん患者・石井が隆治に最期の手紙を託す「泣くな研修医」-第6話

 同い年ということもあり、担当する医師と患者という関係を超えて友情を築いていく隆治と石井。石井との出会いをきっかけに医師として、そして人間として成長していく隆治は“いい医師”になれるのか…? 皆さんも、隆治の成長を一緒に見守っていきましょう。

【放送情報】

「泣くな研修医」
テレビ朝日系 
土曜 後11:00~11:30

テレビ朝日担当 K・T



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