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注目の個性派俳優・坂口涼太郎が語る「恐怖新聞」の裏話。「白石聖とは“相棒”に」!? 2020/09/12

 白石聖主演の連続ドラマ「恐怖新聞」(フジテレビ系=東海テレビ制作)。未来に起こる厄災を予言する新聞をめぐり、主人公・詩弦(白石)やその周りを巻き込んでいく恐怖を描いた本作だが、その中でもひときわ不思議な存在感を放つのが、個性派俳優・坂口涼太郎だ。

 数々の作品に引っ張りだこな坂口が本作で演じるのは、詩弦が越してきたマンションの隣に住む謎の青年・片桐ともを。病気がちなため、常に家の中にいるともをは、詩弦とベランダ越しで会話をする際にはいつも優しい言葉をかけてくれる。しかし、その存在はどこか謎めいている…。独特な存在感に、視聴者の間でもさまざまな憶測が生まれているようだ。

 ここでは、いよいよ9月12日放送・第3話を目前に、坂口のインタビューをお届け。役への取り組みや撮影秘話などを聞いた。

――オファーを受けた時の感想を教えてください。

「うれしかったです! 中田秀夫監督は当初、ともをの役をキャスティングする時に“坂口涼太郎くんみたいな中学生”を探していたみたいで。僕の風貌と役のイメージを重ねてくださったようなのですが、結局、“中学生”ではなく“坂口涼太郎”の方で合わせていただくことになりました(笑)」

――脚本を読んでみて、いかがでしたか?

「“こんな面白いドラマないんじゃないか!”と思うくらい面白かったです。“なんてよくできたストーリーなんだろう”と。話が進んでいくにつれて登場人物の見え方が違ってきたり、毎週どんどん謎が解けていく様子が刺激的だったり、連続ドラマならではの魅力がある作品だなと思いましたね。すごく考えられて作られた作品だと感じたので、ワクワクしました」

――ともをは、謎めいた人物です。演じる上でどんなことを意識されているのでしょう。

「話が進んでいくにつれて、だんだん謎が明らかになっていくので、僕の情報はまだ少ないですよね。自分の中では分かっているけど、視聴者の方には“この人は何だろう?”と、思ってもらえるように意識しました。いろいろな見え方ができるような余白を作りたかったんです」

――実際、そのように思っている視聴者の方も多いと思います。

「今後は、毎回新新しい表情や言動が出てくるので楽しみにしていてほしいですね! ともをの衣装は結構こだわったんですよ。最初は和装もいいなと思ってたのですが、結果いい雰囲気の衣装になったと思います。でも、歩くのが大変で…(笑)」

(後藤勝利プロデューサー)「撮影中は謎めいた役を演じている坂口さんですが、休憩中はペンギンのように歩いていて、かわいかったですよね(笑)」

「生活感を出したくないので、絶対にしわを作りたくなかったんです。車に乗る時も、ちょっと浮かせて座っていました(笑)」

――特徴的な衣装ですよね。ほかにこだわった点はありますか?

「この役には仏像のようなイメージも抱いていたので、京都や奈良のお寺に実際に仏像を見に行ったこともあります。僕は“アルカイックスマイル”と呼んでいるのですが、仏のように優しさも冷たさも、いろいろな感情を表現したいと思ったんですよね」

――中田秀夫監督とは、映画「事故物件 恐い間取り」(2020年)でもご一緒されていますよね。

「はい。それを機に中田監督の作品を拝見して、ホラーの面白さに気付きました。小学生の頃はテレビで怪談を見てトラウマになり、お風呂にも入れなくなるほどホラーが苦手だったのですが、今では大好きです。どの作品でもそうですが、作っている人たちがこんなにも楽しみながらやっているのだということを、現場を見て知りました」

(後藤P)「中田監督は、坂口さんに対しての信頼が絶大なので、ほとんど役に対しての指示がなかった気がします。撮影順がシーン通りにはいかない中で、僕と監督が悩んでいた時に、監督が直接“ここ、どうする?”と坂口さんに聞きに行っていたのを見て、相当信頼が厚いのだなと感じました(笑)」

「ディスカッションはあまりしなかったかもしれませんね(笑)」 

――共演された白石さんとは、どんなお話をされましたか?

「白石さんとは、役を優先させるために、なるべくコミュニケーションは取らないようにしていました。でも、役を通して心が通じ合っていくように“本番を一番大切にしていきたい”という思いが通じ合えてうれしかったです。最終的に白石さんの心をどれだけ動かせるか、ということを心がけました。言葉にせずともお互いを思いやっているような“相棒”みたいな感じでした。そんな白石さんからは、クランクアップの時にAmazonのギフトカードをいただきました(笑)」

――では、今あらためて撮影を振り返ってみて、いかがでしたか?

「この役は、今までやってきたことをすべて注ぎ込んだ役だった気がします。これまで自分が吸収してきたものを、いろいろな引き出しから、また、いろいろな見せ方で出していかないと面白くならないと思って。そこは、絶対に外したくないところでした。全力で挑んだので楽しかったです。最高の夏でした!」

――最後に、見どころを教えてください。

(後藤P)「視聴者の皆さんがSNSでツッコミながら見てくれているのは予想外でした。ホラーですし、人がつながりづらい時代にこうして楽しんでもらえるのは、この作品の見どころだなと思います。作品が育っている感じがしてありがたいです」

「そうですね。まだまだ気付いてないようなところにも伏線が隠されているので、最後には大爆発になるのではないでしょうか(笑)。何回見ても新しい発見があるはずなので、最後まで見ても、もう一度見たくなるような作品になっています。僕たちも、どうしたら見ている人を喜ばせることができるのかを考え尽くしてやっていたので、とにかく楽しんでいただけたらうれしいです!」

――ありがとうございました!

【番組情報】

「恐怖新聞」 
フジテレビ系 
土曜 午後11:40〜深夜0:35

フジテレビ担当 M・F

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