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「竜の道」遠藤憲一が憧れる登場人物とは?「この年齢とキャラでは永遠に無理(笑)」2020/09/07

「竜の道」遠藤憲一が憧れる登場人物とは?「この年齢とキャラでは永遠に無理(笑)」

 現在放送中の「竜の道 二つの顔の復讐者」(フジテレビ系=関西テレビ)。養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描いたサスペンスドラマで、復讐のために顔も名前も捨てた双子の兄・矢端竜一を玉木宏、双子の弟で今は運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚となっている竜二を高橋一生が演じている。最終章となる9月8日放送・第7話を目前に控え、兄弟の敵・霧島源平を演じる遠藤憲一からコメントが届いた。

「竜の道」遠藤憲一が憧れる登場人物とは?「この年齢とキャラでは永遠に無理(笑)」

 第6話では源平の妻・芙有子(斉藤由貴)が病気で亡くなった。死の間際に残した手紙には、政略結婚によって夫婦となった源平への率直な思いと後悔がつづられており、強情さと不器用さゆえに、芙有子に愛情を注ぐことができなかった源平の心に影を落とした。冷め切った夫婦関係に秘められた芙有子の思いに、父・源平の失脚を竜一と共にもくろんでいた息子の晃(細田善彦)の心も揺らぎ、計画は失敗に終わる。最大のチャンスを逃した竜一と竜二。一方、源平は妻を失った悲しみを打ち消すかのように、さらに暴走していく。

 今作では久しぶりの悪役を演じている遠藤だが、源平について、「源平はただ怖いだけの悪役と違って、商人として日本一になりたいという野心で暴走していく男です。基本は商人ということを頭の中に置いて、なるべく笑顔を多用しながら、その奥にたくらみがあるような雰囲気を出せればいいなと思いながら演じていました」と明かす。

 また、作中では源平と芙有子ら家族との関係もクローズアップされる。「家族とのシーンは源平の素が出てくる場所です。ただ、源平はやり方が下手くそなので、芙有子さんに近づきたいけどできない。それに子どもたちとも上手に接することができない。だからイライラをストレートに出しているので、家では笑顔はあまり出していないんです。でも、薄気味悪がられるけどね、奥さんの服の匂いをかいだりとか(笑)」と、家族に対して素直に愛情を注げない源平の気持ちを代弁した。

「竜の道」遠藤憲一が憧れる登場人物とは?「この年齢とキャラでは永遠に無理(笑)」

 また、意外な心境も告白。「演じてみたいのは竜一、竜二のどちらかだよね! この年齢とキャラでは永遠に無理だろうけど(笑)。復讐する側で、ヒーローっていう役は選ばれた人しかできないと思うんだよね。怒りをメインにしつつ、そこにもう少し甘さを加えられる2人だからこそできる役だと思います。俺がやるとギラギラ過ぎて嫌になっちゃうと思うんだよね(笑)」と笑顔を見せながら、憧れを話しつつ、それぞれを演じる玉木と高橋の表現力の高さに感服したようだ。

 第7話からは、遂に最終章へと突入。「玉木くんも一生くんも男っぽさと華やかさが強烈な2人が相手なので、源平が“ちんちくりん”だと復讐劇が陳腐なものになってしまいます。戦いがいがある相手にならなきゃいけないので、魅力ある悪(ワル)を意識してきました。大嫌いだけど、つい気になってしまう源平の行く末に最後まで注目して見てもらえたらありがたいです」とメッセージを寄せた。

「竜の道」遠藤憲一が憧れる登場人物とは?「この年齢とキャラでは永遠に無理(笑)」

 芙有子を失い、悲しみを打ち消すかのように、さらに「キリシマ急便」の危険な経営を推し進めていく源平。何とかして大手通販会社との契約を勝ち取ろうと躍起になる源平の焦りに乗じて、竜一と竜二は、曽根村始(西郷輝彦)の手を借り、復讐の最後を飾るにふさわしい計画を実行しようと画策する。「キリシマ急便」に恨みを持つ人間を利用し、源平に人を殺させることで社会から抹殺しようという作戦だったが、ある人物の裏切りにより思わぬ方向へ向かい、一転して竜一が窮地に追い込まれてしまう…。兄弟の長きにわたる復讐の行方はとは…⁉ 第7話をお見逃しなく!

【番組情報】

「竜の道 二つの顔の復讐者」
フジテレビ系
火曜 午後9:00~9:54

フジテレビ担当 H・A



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