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福士蒼汰、美しい所作の将棋シーンは「アイデアが採用されました」 山本美月とのラブロマンス「星から来たあなた」インタビュー2022/02/10

 2月23日よりPrime Videoで独占配信するAmazon Originalドラマ「星から来たあなた」。素性を隠しながら地球に暮らす宇宙人と、わがままだけどどこか憎めない人気女優の恋を描くラブファンタジーです。

 原作は、韓国SBSで2013年~14年にかけて放送された同名テレビドラマ。キム・スヒョンさんとチョン・ジヒョンさんの共演も話題となり、韓国内における最高視聴率33.2%という驚異的な数字を記録した大人気作品ですが、今回のリメーク版では、福士蒼汰さんと山本美月さんのタッグが実現! ラブロマンスでありながら、仕事、友情、サスペンス、そしてSFの要素も盛り込んだ、豪華全10話に仕上がりました。アジアを熱狂の渦に巻き込んだ“宇宙級”エンターテインメントのリメークに、2人はどう向き合ったのか? 好きなシーンは? 福士さんと山本さんに、本作の見どころをお聞きしました。

原作へのリスペクトを大切に

――お二人は、15年にドラマ「恋仲」(フジテレビ系)、19年に映画「ザ・ファブル」で共演されていますね。

福士 「今回で3作目なんですよね。初めての共演は『恋仲』だったのかな?」

山本 「たぶん…(笑)」

福士 「その時はあまり話してなくて。建築設計事務所の同僚役だったんですけど、一度建築事務所のメンバーで焼き肉を食べに行きました」

山本 「でも、そこでもあんまりしゃべってないよね(笑)」

福士 「うん(笑)。『ザ・ファブル』も、そもそも僕の撮影期間が1、2日だったのもあって、全然…」

山本 「ははは!」

福士 「だから今回きちんとお話できて、楽しかったです!」

――本作で共演して、お互いの印象は変わりましたか?

福士 「僕は、すごく頭のいい方だなと感じました」

山本 「えっ、私? うれしい~!」

福士 「周りの人が気付かないような細かいところまで考えてくださっていて。今回長い期間ご一緒させていただいて、視野が広くて頭の回転が速い方だなと初めて気付きました」

山本 「私は、わりと何でも完璧なイメージがあったんですけど、ちょっと抜けてるんだなって(笑)」

福士 「ふふふ(笑)」

――「星から来たあなた」では、福士さんは宇宙人・東山満役。「宇宙人役が2回目だったので、このお話をいただいた時はびっくりしました」とコメントされていました。

福士 「『スターマン・この星の恋』(13年/フジテレビ系)に続き、2回目の宇宙人役を演じさせていただきました。今回はすごくSっ気の強い宇宙人だったので、まず原作を見てイメージをつかんでいきました。ゼロから作るのももちろん楽しいですが、僕にとってはリメークが新鮮だったので、いい勉強になったと思います」

――山本さんは、態度は高飛車だけど実は純真な人気女優・笹原椿役。どのような思いで演じましたか?

山本 「最初に原作のドラマを見たのですが、椿は気の強い女性だなと感じたんです。それから台本をいただいて読んでみると、原作のドラマよりも柔らかい人だなという印象を受けて。そこは韓国版と変えていく部分なのかなと思い、原作よりも少しマイルドな印象になるように心掛けて演じていました。とはいえ原作へのリスペクトは忘れていませんし、自分に正直なところがチョン・ソンイにも椿にも共通した部分だと思ったので、そこは大切にしようと意識して演じました」

将棋の対局シーンは「アイデアが採用されました」

――配信に先駆けて本編を視聴させていただいたのですが、福士さんが光石研さんと将棋を指すシーンの、美しい所作も印象的でした。福士さんは元将棋クラブだそうで…?

福士 「ははは! 詳しいですね!(笑)」

山本 「そうなんだ!」

福士 「小学校の時ですね! 将棋は思い入れがたくさんありまして…。将棋を好きな役は以前にも演じたことがあって、その時に将棋の指し方を勉強させていただきました。今回の撮影でのエピソードでいうと、将棋を指しているシーンで『満は超能力があるから、手を動かさなくていいんじゃない?』という話になったんです。それで、僕が視線と同時に将棋の駒も動くというアドリブで演じてみたら、そのアイデアを採用してくださって。もちろん僕自身は視線では動かせないので(笑)、CGで編集していただきました」

山本 「へぇ~!」

福士 「その後、その駒の動きを受けた対局相手の倉地さんから『あっ、やりましたね』というセリフが出るのですが、それは満の手がいい手だったという意味にも取れる一方で、満が超能力を使ったのに気付いた倉地さんが『やりましたね(超能力を使いましたね)』と言っているとも取れる。同じセリフなんですけど、演じていく中で二つの意味が含まれていくのが面白かったです。光石さんは以前も僕の父親役として共演させていただいたことがあるのですが、すごく安心感があるし、倉地役にピッタリだなと思いました」

――唯一満の正体を知る倉地斉一郎役の光石さんをはじめ、共演者の皆さんも魅力的な本作。椿に思いを寄せる宇和島浩哉役に工藤阿須加さん、浩哉の兄・宇和島雅哉役に今井翼さん。そして椿と浩哉の幼なじみの女優・辻雪乃役を福原遥さんが演じています。共演者の皆さんとのエピソードがあれば教えてください。

福士 「じゃあ、工藤くんの話しますか!」

山本 「OK、工藤くんね! 工藤くんは…汗をよくかく人でした」

福士 「工藤くんは代謝がいいみたいで。でも、撮影現場は本当に暑かったです!」

山本 「うんうん(笑)。今井さんと本当の兄弟みたいだったのが印象的。カットが掛かって次本番に入るまで、野球の話をずーーーっとしてたよね。その光景を仲良しだなって思いながら見ていました」

福士 「ずっと話してたよね。お二人ともかわいらしい方々です」

山本 「少年の心を持ったお二人だよね。世の中を真っすぐ見ているというか。お二人とも、正直に生きている方だなって思います。遥ちゃんとは仲良くさせていただいていて、撮影が終わってからも2人でご飯に行きました♡ 私が『プリキュア』が好きなんだけど、遥ちゃんは『プリキュア』シリーズの声優をされていて。あと、遥ちゃんがツアーガイドを務めていた『もしもツアーズ』(フジテレビ系)に出演させていただいた時、私がすごくファンになっちゃって!(笑)。すごくかわいいなと思って、一方的にインスタをフォローしてたんだけど、今回やっと共演できたんです。現場でわいわい話せて、連絡先も交換して。コロナの状況が少し落ち着いたタイミングで、ご飯に行かせていただきました」

福士 「えー! そんなに仲良くなってるとは知らなかった!(笑)」

山本 「もうかわいくて!! そこで遥ちゃんの朝ドラのお祝いをさせていただきました♡」

福士 「すごいすごい! すてきな出会いだね!」

福士さんイチオシの名シーンは「ヒーロー感満載」

――お二人が好きなシーンを教えてください。

福士 「僕は『永遠に止めたい時がある』というセリフのシーンが好き。原作にもあるシーンなんですけど、満の椿に対する気持ちがあふれてしまっていて。リメーク版では噴水の前で超能力で時間を止めるのですが、水滴や鳥も止まっていて、そんな映像も奇麗です」

山本 「私もそのシーン好き! 私は、インタビューを受けるシーンが結構好きだな。アドリブを入れながら演じたんですけど、それが使われていてうれしかったです。アドリブでいうと、第1話の、椿がドラマの撮影中に“苦汁(くじゅう)をなめる”を“にがじるをなめる”って言い間違えて、慌ててそばに来たマネジャーさんに『間違えちゃった』って言うシーンもアドリブでした!」

福士 「そうなんだ! あのセリフすごく良かった。特報でも使われてるもんね」

山本 「そうなの。『使われてる!』って、喜びました」

福士 「あとは、崖に落ちそうなところで僕が車を止めるという名シーンもあります! その後は名前も告げずにいなくなるという…。ヒーロー感満載で、個人的にとても好きなシーンです。あと、“15秒”も名シーンですね」

山本 「椿がCMの15秒でみんなを魅了したから、あなたを魅了するために15秒くださいって言って、かわいい顔をするという。そういうキスシーンなんですけども」

福士 「なんかいいよね、自信満々な椿と、『絶対負けないぞ』という満の、ほこたて対決で。負けたと思ったら…という展開もまたすてきですよね。恋愛における感動的なシーンや苦しいシーンだけでなく、ミステリーの部分は見どころだと思います」

――先ほど満はSっ気の強いキャラクターとおっしゃっていましたが、かわいらしい部分もありますよね。

福士 「……(3秒ほどためて)あ、り、ます!!」

山本 「ためてためて(笑)」

福士 「ははは! 本当に、楽しみにしていてください!!」

【プロフィール】

福士蒼汰(ふくし そうた)
1993年5月30日生まれ。東京都出身。O型。2011年、ドラマ「美咲ナンバーワン!!」(日本テレビ系)で俳優デビュー。同年、「仮面ライダーフォーゼ」(テレビ朝日系)でテレビドラマ初主演。主な出演作は、映画「ストロボ・エッジ」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「曇天に笑う」「ラプラスの魔女」「BLEACH 死神代行篇」「ザ・ファブル」「カイジ ファイナルゲーム」、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、ドラマ「恋仲」(フジテレビ系)、「愛してたって、秘密はある。」(日本テレビ系)、「4分間のマリーゴールド」(TBS系)、「DIVER-特殊潜入班-」(フジテレビ系)、「神様のカルテ」(テレビ東京系)、「アバランチ」(フジテレビ系)など。3月17日より、舞台「いのうえ歌舞伎『神州無頼街』」が大阪、静岡、東京にて上演予定。


山本美月(やまもと みづき)
1991年7月18日生まれ。福岡県出身。O型。2009年、「第1回東京スーパーモデルコンテスト」で初代グランプリを受賞し、雑誌「CanCam」(小学館)の専属モデルとしてデビュー。主な出演作は、映画「桐島、部活やめるってよ」「近キョリ恋愛」「東京PRウーマン」「貞子vs伽椰子」「少女」「ピーチガール」「去年の冬、きみと別れ」「友罪」「ザ・ファブル」「糸」「新解釈・三國志」「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」、ドラマ「恋仲」(フジテレビ系)、「臨床犯罪学者 火村英生の推理」(日本テレビ系)、「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」(フジテレビ系)、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、「パーフェクトワールド」(フジテレビ系)、「ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~」(日本テレビ系)、「あと3回、君に会える」(フジテレビ系)など。

【番組情報】

「星から来たあなた」
Amazon Prime Videoにて、2月23日より本編全10話一挙独占配信

取材・文/宮下毬菜
ヘア&メーク/佐鳥麻子(福士)、北一騎(山本)
スタイリング/小松嘉章(福士)、道端亜未(山本)



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