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宮沢りえ&寺島しのぶで「女系家族」がよみがえる! 水川あさみ、山本美月、奥田瑛二らも集結2021/11/11

 テレビ朝日系では12月に、宮沢りえと寺島しのぶのダブル主演により、2夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子「女系家族」(日時未定)を放送。作家・山崎豊子の不朽の名作が実力派女優によって現代によみがえる。さらに、水川あさみ、山本美月、渡辺えり、伊藤英明、余貴美子、奥田瑛二らが演じるキャラクターたちが、2人と共に壮絶な遺産相続争いを繰り広げる。

 大阪・船場で4代続く“女系筋”の老舗木綿問屋「矢島商店」当主・矢島嘉蔵が亡くなったことで、矢島家ではその莫大な遺産を巡り、総領娘・矢島藤代(寺島)を筆頭とした3姉妹の争いが繰り広げられようとしていた。そこに突然、嘉蔵の愛人・浜田文乃(宮沢)の存在が明らかになる。3姉妹は、姉妹間の壮絶な駆け引きに加え、突然現れた文乃とも対峙(たいじ)することを余儀なくされ、遺産相続争いは思いもよらない展開を見せていくことに。人間の欲望と嫉妬を醜く赤裸々に描いた衝撃作で、宮沢と寺島が見せる激しくも静かな戦いに期待が高まる。

 矢島家3姉妹の次女・千寿を演じるのが水川。遺産相続争いでは夫の良吉を操り、少しでも多くの取り分をと暗躍する。姉妹の真ん中ゆえの苦悩や引け目を抱える千寿を、水川がどのように体現するのか注目したい。

 そして、やや世間知らずで遺産相続争いにも疎い末っ子で、矢島家の三女・雛子役を山本が務める。「このままでは損をする」と叔母の芳子にたきつけられ、相続争いの渦中へと身を投じていく雛子。その後ろ盾となる叔母・芳子を演じるのが渡辺だ。雛子を巧みに操りながら相続分を手中に収めようとする“女系・矢島家”の陰の実力者を怪演する。

 伊藤が演じるのは、日本舞踊の師匠で藤代とは恋愛関係にある梅村芳三郎。藤代から財産分与のことで相談を持ち掛けられ、旧知の不動産業者を紹介するなど、共に裏工作を画策する重要なポジションとなる人物だ。

 余が扮(ふん)するのは、矢島家の大番頭・大野宇市の愛人・小林君枝。何年にもわたって内縁関係にある宇市から、矢島家の遺産相続にまつわるあれこれを聞くうち、次第にその争いの渦に巻き込まれていくことになる。

 また、千寿の夫で矢島家の婿である良吉役を長谷川朝晴、文乃の自宅の近所にある薬局の奥さん・出目金役を山村紅葉が演じる。

 そして、矢島家に長年大番頭として仕える宇市役を奥田が担う。嘉蔵が亡くなり、遺言執行人として親族を前に遺言状を読み上げるが、その裏でさまざまな裏工作をし、相続問題をますます混沌とさせていく宇市は、実直そうに見えて狡猾(こうかつ)な裏の顔を持つ、本作きってのくせ者といえる。

 「矢島商店」4代目当主・矢島嘉蔵の7年来の愛人・文乃を演じる宮沢は「山崎豊子さんが1963年にこの『女系家族』を書かれたというのを知った時、全く古さを感じないことに驚きました。今回のドラマの脚本は、その原作の小説をギュッと凝縮したものですが、(脚本も手がけられた)鶴橋康夫監督のテイストが台本の中にもふんだんに盛り込まれており、山崎豊子さんの小説を今の時代に私たちが作品として作る、ということへのエッセンスも散りばめられていて、台本も台本でまた面白く読ませていただきました」と本作の印象を明かす。

 加えて、鶴橋監督については「10代、20代の頃に見た監督の作品はすごくセンセーショナルでしたし、好きな作品がいっぱいあって、目に焼きついているシーンもいっぱいあります。監督の『よーい、スタート!』と『カット!』は本当に体の中から絞り出すような掛け声なんです。『カット』の後も『オッケー』だけの時もあれば、『大オッケー』『大はなまる』の時もあって、監督からいい言葉がもらえると、『あ、いいシーンが撮れたんだな』とうれしくなるんです。役者陣は鶴橋監督の“念”のようなものに突き動かされ、監督からの『大はなまる』がもらいたくて頑張っているような気がしますね。今作は監督のことが大好きで、監督の作品に出ていることに喜びを感じる役者たちが集まった作品でしたし、そんな私たちと現場を監督は本当に愛情深く包み込んでくださっているんです」と敬意を込めて語る。

 役どころに関しては「一言で表現するにはあまりにも奥が深い役ですね…。文乃は矢島嘉蔵という1人の男性を愛し、それがきっかけで遺産相続争いの大きな渦にのまれていくわけですが、矢島家という大きな力に1人で対抗していこうとする強さを持った女性だと思います。頭のよさと生命力にもあふれていて、“人間の欲”というものを直視して分析する力がある人だな、と思いながら演じていました」と明かす。

 今作で初共演となる寺島については「これまでにもたくさんのすてきな映画に出られていて、それらのどの作品でも毎回違った寺島さんを拝見するのが本当に楽しみでした。矢島家という莫大な財産を持った家の長女に生まれた女性という役を、見事にご自分のものへと引き寄せていらっしゃって、たたずまいだけでその背景がにじみ出るほどの存在感は、やはりすごいな、と思いました。実際ご一緒するシーンは緊迫した場面が多いので、“楽しく”というわけにはいかなかったですが、やはりその藤代と文乃の張り詰めたシーンというのは寺島さんと2人で引き上げていくものだなと、ご一緒していて感じました。その時間は本当に楽しかったので、次回はぜひ仲のいい役で共演したいです(笑)」と笑顔を見せた。

 一方、寺島は「内容に関してはもう『言わずもがな』ですし、すごい内容量なのでプレッシャーではありましたが、物語の内容を深く読み込み、矢島藤代という役をどのように演じれば一番リアルなのか、それを考えることが楽しかったです。“女系筋の家”、というのを私は体験したことがないので分からないですが、女系の家なりの“意地の張り合い”みたいなものや、同性同士ならではのエゴみたいなものがあるのではないかと感じたんです。きっとそれまでは姉妹仲がよくて楽しく暮らしていたのに、遺産相続問題に直面してから生まれたギスギス感や、どんどんえげつなくなっていくさまなどは、想像を膨らませながら演じました」と役どころに触れた。

 そして、「宮沢さんとは初共演だったのですが、よく今まで交わらずに来たな、と思いました。むしろ同年代だからこそ交わらなかったのでしょうか? そんな私たちがこの作品のこの役柄でご一緒することになったということに感慨を覚えました。宮沢さんは間違いなく日本でトップの女優さんですので、ご一緒できて光栄でしたし、お互いにいいお芝居を引き出し合えたら、と思って臨みました。山崎豊子さんの原作に、鶴橋さんの脚本・監督、そこに私たちを加えた“総合芸術”が、どのように出来上がるのか、それが今から楽しみです」と期待を寄せ、「このような重厚感のあるドラマというのは、減ってきてしまっている気はするのですが、『いい作品を作ろう』という思いの下、一致団結して努力しております。決して見て損はないと思いますので、ぜひご覧いただけたらと思います」と呼び掛けている。


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