Feature 特集

早乙女太一&深川麻衣出演の「封刃師」が今夜スタート! 2人が感じる“作品のメッセージ”とは?2022/01/15

 早乙女太一さんが主演を務める新ドラマ「封刃師」(ABCテレビ・テレビ朝日ほか)。現代日本を舞台に、人の心にたまった闇が作り出す“穢刃(けがれやいば)”を巡って、穢刃に魂を吸い取られ、殺りくを繰り返す者と、その穢刃を唯一封印できる“封刃師(ふうじんし)”の闘いを描くアクション活劇です。

 舞台をはじめ、映画・ドラマなど多方面で活躍する早乙女さんのさまざまなシチュエーションの中で披露される“華麗なる殺陣(たて)”が見どころの本作。さらに、脚本は舞台「髑髏城の七人」シリーズなどを手掛けた「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきさん、監督には映画「新聞記者」(2019年)や「ヤクザと家族 The Family」(21年)、ドラマ「アバランチ」(フジテレビ系)のメガホンを取った藤井道人さんや、ドラマ「乃木坂シネマズ〜Story of 46〜」 でプロデューサーを務めた曽根隼人さんらを迎え、演劇界と映画界のトップランナーがタッグを組み、ミステリアスな世界観を作り上げています。

 放送スタートを前に、TVガイドwebでは、穢刃を持つ者に「鞘(さや)」のみで戦いに挑むクールな主人公・御沙神駆を演じる早乙女太一さんと、謎多き駆を追いかける正義感の強い記者・三條美緒を演じる深川麻衣さんを直撃! 記者会見直後のお二人に、作品への印象や撮影の雰囲気、さらに“今年やってみたいこと”についてお話を伺いました。

――本作は中島かずきさんによるオリジナル作品ということで、台本を読まれた時にどのような面白さを感じましたか?

早乙女 「かずきさんの(手掛ける作品の)魅力は、テンポ感の早さや漫画のようなファンタジーのある活劇なので、その部分は変わらずにあると思っています。そこに加え、映像として藤井さんとのコラボで『どういった色合いになるんだろう?』というのは読んでいても楽しみになりました」

深川 「私は、初めて読んだ時に『どこでも見たことがないような、今までにないような内容だね』とマネジャーさんと話していて。CGを使っているところもあって、『ここはどうやって映像化するんだろう』と想像しながら台本を読んでいました。今の現代社会の闇とかのニュアンスが取り込まれている部分もあって、すごく面白いなと思いました」

――台本と映像だと大きく変わってくると思いますが、テレビでしかできない面白さや難しさは感じられましたか?

早乙女 「僕は、ファンタジーの中にいかに説得力があるリアリティーを出せるかというところが結構大事だなと思っています。その部分は、深川さんをはじめ軸がすごくしっかりしている方たちが目の前にいるだけで、ものすごくリアルな感じが出てくるんです。皆さんのおかげで僕も自然となじめたというか、スッと作品にも入れたような気もします」

深川 「映画だと約2時間の世界の中で作品を描かなきゃいけないですけど、物語をより深掘りできるのはドラマならではだと思います。今回の美緒で言うと、亡くなってしまったお父さんとの関係性だったり、『封刃師とはなんなのか』というのをどうやったら皆さんが同じような気持ちで見てくださるかなと思っていて。アクションシーンの他にもいろんな人のストーリーがすごくギュッと詰まっているので、そこはドラマにしかできない見せ方かなって思いましたね」

――お二人は今回初共演ということですが、あらためてお互いの印象を教えてください。

早乙女 「実は僕たち同い年なんですよ」

深川 「そうだね」

早乙女 「でも同級生感がありそうでないような、不思議な感じがありました。すごく心(しん)がしっかりとしている人だなという印象がありました」

深川 「私は、無口な方なのかなって思っていたんですけど、実はすごく無邪気な少年のような一面もあって。会話する時はずっとご飯の話ばかりしていた気がします。早乙女さんは食べ物の話をする時に一番いい笑顔をしてるんです(笑)」

――早乙女さんの好みなどは引き出せましたか?(笑)。

深川 「引き出せたというか、今だったら何が食べたいかとか、ここのケーキ屋さんがおいしいとか、そういうおいしいお店の情報が出てきましたね」

――早乙女さん、食通な一面が…!?

早乙女 「いやいや全然。現場に近いところでおいしいお店を調べていただけですよ(笑)」

――先ほどの記者会見で現場の雰囲気が和やかだなと思ったのですが、シリアスなシーンが多い中で、撮影自体もオンオフの切り替えがはっきりとされていたのでしょうか?

早乙女 「いや、特には…(深川さんに向けて)ありましたか?」

深川 「逆に私は(切り替えを)していなかったのかと思いました。アクションシーンが相当な迫力と熱量だったので、すごいなって。私は見ていることしかできなかったので申し訳ないなと思ったんですけど、撮影はすごく自然な感じでした」

早乙女 「そうですね、ピリピリした感じはなかったです」

深川 「それぞれ集中しているところはあったかもしれないですけど、基本的に皆さんすごく自由で穏やかな雰囲気でしたね」

――本作の見どころというと、やっぱり早乙女さんの殺陣のシーンだと思いますが、深川さんは撮影で早乙女さんの殺陣を間近で見られていかがでしたか?

深川 「すごいなと思ったのは、それぞれ自分の骨格とか筋肉の付き方で癖とかあると思うんですけど、早乙女さんの殺陣って無駄がなくて、本当に奇麗なんです。舞踊を見ているような気持ちにもなったりして、奇麗な殺陣だなと思いながら見ていました」

――早乙女さんの殺陣の美しさや奇麗さは、幼少期から培った土台のようなものも影響しているのでしょうか?

早乙女 「そうですね。何かしらでつながっているとは思うんですけど、それこそ脚本家のかずきさんの『劇団☆新感線』に17歳の時に出させていただいて、そこが自分としては大きなきっかけでした。アクションというか殺陣を頑張りたいと思ったので、そこで教わった部分はすごく大きいです」

――今回、中島さんからの逆オファーがあったと会見でもお話しされていましたが、会見での「新しいチャレンジ」という早乙女さんの発言がすごく印象的でした。この作品を通して新しくチャレンジしたことがあれば教えてください。

早乙女 「単独で主演をやらせていただいて、映像でもアクションを作るところから入らせていただいているので、そういった意味では全部がチャレンジになっているのかなと思います。アクションの形式も、鞘で戦うことになっていて(笑)」

――私もそこがすごく特殊な設定だなと思いました…!

早乙女 「そうなんですよ。全部がチャレンジではあったんですけど、アクション監督やかずきさん、監督と一緒に『どう見せていくか』みたいなことを作っていくことが大きなチャレンジだったかなと思います」

――深川さんも記者という今までにない役だったのではと思うのですが、チャレンジした部分はありましたか?

深川 「いつも日常に近いようなストーリーの作品に出ることが多かったので、ガッツリとアクションを扱う作品も初めてでした。殺陣とかはしてないですけど、初めての記者役で純粋に何かに興味を持って突き詰めていくという好奇心や探究心は大事だな、と思いながら演じていましたね。あと、逃げ回るシーンが結構あって(笑)、これからも出てくるんですけど、その逃げっぷりや襲われっぷりも注目してもらえたらうれしいです」

――作品には「現代社会の中での人の心の闇」というテーマがあると思います。最近ではコロナなどでなかなか自由が利かなくなっていますが、コロナ禍を経て、お二人が自身の中で変化を感じたことはありますか?

早乙女 「ものすごく感じています。コロナは関係ないかもしれないけど、ご飯を作ったり、サウナに行くようになったり、走るようになったり。いろいろなことに挑戦するようになりましたね。年齢的にも30歳という一つの区切りもあって、ちゃんと自分がおじさんになっていく自覚を持たなきゃなと感じています(笑)」

――自分に投資する時間がコロナ禍を経て増えたといった感覚でしょうか…?

早乙女 「すごくいい表現ですね。まさにそうだと思います」

――深川さんはいかがでしょう?

深川 「私も自分の周りの衣食住をちゃんとしたいなと思うようになりました。仕事をできてることもそうですけど、だんだんとお仕事が再開できるようになる中で、オンラインでの打ち合わせで画面越しでも人と話せることがすごくうれしくて。今まで普通にお仕事できていたことが当たり前じゃなかったことへのありがたみをものすごく感じました」

――そうだったんですね。この「封刃師」という作品でも、最終的には心の闇が晴れていく展開になると思うのですが、作品全体を通してどんなメッセージがあると思いますか?

早乙女 「僕の役は、人の闇に向き合って全部受け止めて、それを鞘に収めていくという役柄だったので、そういった役の演技を信頼する仲間の身近でできたことはすごくありがたかったです。どんな環境であれ、闇は絶対についてくるし、一瞬で大きくなったりすると思うんですよ」

――そう思うのはなぜか、教えていただいても…?

早乙女 「僕も10代の頃は闇をエネルギーにしていたというか、負けん気とか反抗心というマイナスの感情をプラスなエネルギーにして生きてきた部分があったので。芸能のお仕事をさせてもらっているから浄化ができるけど、そうじゃなかった時に、マイナスをプラスに変えるってすごく難しいと思います。すごく単純なことになりますけど、人と向き合うということがどれだけ大切で難しいか、このドラマ自体も何かを抱えている人が多いから、そういったところは伝わるのではないのかなと…すみません、ゴールが見えなくなっちゃって(笑)」

――とんでもないです!

深川 「でも、『こうしなさい』という押し付けのようなメッセージは入っていないと思います。見ている人の中で感情移入するところがそれぞれあると思いますけど、封刃される側の人に自分の状況とかを当てはめて重ね合わせちゃう方もいれば、心の中での戦いや葛藤に共感してくださる方もいると思うんです。いろいろな登場人物たちのストーリーを見て、何か日常がちょっとでも好転するきっかけになったらいいなと思っています」

――それでは最後に、「封刃師」の“人の闇を封印する”というテーマにちなんで、封印とは反対の“解放”という意味で、「今年解放してやってみたいこと」を教えてください。

早乙女・深川 「やってみたいこと…」

早乙女 「(少し悩んで)キャンプですね。何年も前からやりたいと思っているんですけど、1回もできていなくて」

深川 「最近すごくはやっていますよね」

早乙女 「薄々気付いてはいたんですけど、ものすごく自分が自然児だなということが最近分かってきて。どちらかというと頭で考えるタイプかなと思っていたんですけど、結構本能的みたいなので、キャンプもそうですし、畑とかも作ってみたいです」

――「自然に溶け込む1年に!」という感じですね。

早乙女 「でも解放しすぎて帰って来れなくなっちゃうんじゃないかと思うので、そこはちょっと怖いです(笑)」

深川 「電波のないところに行っちゃって、『あの人は、今どこへ…』みたいなね(笑)」

早乙女 「そうそう(笑)」

深川 「私も、コロナ禍で人と会うことができなかったり、出かけることができなかったので、温泉とか行きたいです。あとは、体調管理の大切さを身にしみて感じたので、定期的に体を動かすこととか、そういうことも大事にしていきたいなと思っています。インナーマッスルのトレーニングとかコツコツ続けていきたいです」

――ドラマ楽しみにしております。ありがとうございました!

【プロフィール】

早乙女太一(さおとめ たいち)
1991年9月24日生まれ。福岡県出身。天秤座。B型。2003年に映画「座頭市」で銀幕デビュー。以降、「劇団朱雀」作品をはじめ「劇団☆新感線 蛮幽鬼」(09年)、「劇団☆新感線 髑髏城の七人」(11年、17年、18年)、「劇団☆新感線けむりの軍団」(19年)などの舞台作品や、ドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ」(Abema TV)、「忘却のサチコ」(テレビ東京系)、映画「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」(17年)、「BLEACH」(18年)、「狐狼の血 LEVEL2」(21年)などに出演。


深川麻衣(ふかがわ まい)
1991年3月29日生まれ。静岡県出身。牡羊座。O型。2011年に乃木坂46の1期生として加入。16年にグループを卒業後、「日本ボロ宿紀行」(テレビ東京系)、「まだ結婚できない男」(フジテレビ系)、「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS系)、映画「パンとバスと2度目のハツコイ」(18年)、「愛がなんだ」(19年)、「水曜日が消えた」(20年)、「おもいで写眞」(21年)などに出演。また、出演する「今はちょっと、ついてないだけ」が22年春に公開予定。

【番組情報】

「封刃師」
テレビ朝日 
1月15日スタート
土曜 深夜2:30~3:00
ABCテレビ 
1月16日スタート 
日曜 午後11:25~11:55
※関西での放送終了後、TVer、GYAO!にて見逃し配信あり

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【締切】2022年2月11日(金)正午

取材・文/平川秋胡(テレビ朝日担当) 撮影/尾崎篤志



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