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所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」2021/12/25

所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」

 所ジョージさんがMCを務め、身近な話題を科学的に解明して生活情報や教養として伝える「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)。1989年10月にスタートし、30年以上の歴史と1600回もの放送回数を誇ります。

 昨年には、2015年から長期実験企画として続いている「かがくの里」が、環境省主催の「第8回グッドライフアワード」にて「実行委員特別賞 環境アート&デザイン賞」を受賞しています。そして、なんと今年も「第9回グッドライフアワード」における「実行委員会特別賞 森里川海賞」を受賞しました! 実行委員会特別賞は2年連続での受賞となり、地上波放送のテレビ番組では初の偉業となるそうです。今回の受賞は、里山の再生や生物多様化の保全に加え、「里の生き物図鑑」の制作、石川県輪島市の白米千枚田とのコラボレーションなど、放送外での活動が高く評価されたとのこと。

 昨年受賞した際には、「もっと俺のこと褒めてほしい!」とご満悦だった所さん。2年連続での受賞ということで、きっと鼻高々なはずです。そんな所さんに、今年もご機嫌な声を伺ってきました!

 まず、今回の受賞について、所さんは「去年、『次もちょうだい!』と言っておいたかいがあったね!」とユーモアを交えて来年の受賞も期待している様子を見せます。それでも、受賞のおかげで「『あの番組はちゃんとしたことをやっているんだ』とお茶の間が違う目で見てくれるから、うれしいですね」と素直な喜びを口にしました。

所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」

 7年にもわたる「かがくの里」を振り返ると、「こんなに長く続くとは思ってなかったし、途中で失敗して尻すぼみになっちゃうだろうと思っていました。都会から離れていて、そんなに行けるわけでもないから…」というのが当初の思いだった所さん。しかし、今では「『かがくの里』に行きたいんだから! すてきな展開になってきているんですよ」と胸を張ります。なんでも、転機は「ウサギの子どもが畑にいたのを見た時に、見方が変わった気がする」そうです。

所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」
所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」
所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」

 また、同企画に協力するさまざまな分野の先生たちの「みんなが個々の先生だから、仲間だという意識がないじゃん? 何年かたつとみんなが顔見知りになってお互いに手伝ったりするので、今は良いチームになっているよね」という点も教えてくれました。その変化については、「先生って意外と人見知りが多くて、みんな偉い人たちだからプライドがあって(笑)。やっているうちに、そのプライドがなくなってきたんじゃないかと思いますよ」と感じているそうです。

 また、「かがくの里」には欠かせない地元の林業家“西野さん”にも言及。昨年は「頼まれもしないことまでやってくれる(笑)、西野さんにこそ賞状を贈るべき」と絶賛していた所さん。今年は能登の里山を象徴する「白米千枚田」と「かがくの里」が友好関係を結んだこともあり、「(西野さんが)あっちには負けまいと『かがくの里』をもっと奇麗にしている」とその奮闘ぶりを称えます。

所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」

 一方、友好関係を結んだ「白米千枚田」から届いたお米は「『かがくの里』のお米の10倍おいしい(笑)」と大絶賛。棚田にしていることで、潮風を受けておいしいお米が育つのだろうと所さんは推察。そして、「かがくの里」のお米を「これ、おいしいから」と送ったことを「恥ずかしい…」と後悔したようです。

 ちなみにですが、昨年の受賞で『「もっと褒めてよ」とおっしゃっていましたが?』と所さんに問うと、「褒められるのを望んでいるんだけど、芸能界ではお笑いのカテゴリーにも歌のカテゴリーにも入らないから、褒めるカテゴリーには入れてもらえていないっていう…」とまさかの自虐…。もはや「褒める対象」ではない高いところにいらっしゃるんですよ! それでも、褒めてほしい部分を問われると、「誰も分からないだろうなっていうところ」とちゃめっ気を見せます。これまでの芸能活動についても「誰も反応しないところを選んでいるよね。それで何の反応もないからまた違うものを選んで、それでまた何の反応もないというのを40年間やっています。ふざけているんですよ」と所さんならではの表現で語ります。ふざけていながらも、毎日、そして全系列でレギュラーの冠番組を持っているなんて、すごすぎです…。

所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」

 今回の取材には、「かがくの里」で専任プレゼンターとして活躍するお笑いコンビ・セバスチャンの阿部健一さんも同席。阿部さんが今年の受賞について「後輩芸人たちが集まってくれて、僕も褒めてもらえるのが大好きなので、すごくうれしい気分で胸張っています」と喜んでいると、所さんからすかさず「自分の里だと思っているだろ? 端々にそれが感じられて腹立つんだよね(笑)」と突っ込みが。そして、新型コロナウイルスの感染拡大でロケに行けない時期があったことに話題が移ると、「好都合だったね、君は。『行かなくて済むわ~。コロナがはやったせいにしちゃおう』って」と鋭いジョークが飛びます。終始、「そ、そんなことないですよ(汗)」とタジタジだった阿部さんでした。去年の取材でも「認めたくない」と言われてしまっていた阿部さん、来年こそは認めてもらえるといいですね…(笑)。

所ジョージ、2年連続の環境省主催アワード受賞で「去年、『次もちょうだい!』と言ったかいがあった(笑)」

 来年3月には、動植物の多様性が増してきた里山で生き物の姿を美しく撮影して後世に残すために立ち上がったプロジェクトから、「里の生き物図鑑」が出版されることになっています。所さんも、「青年たちが朝露の中、夢中で写真を撮っていて、それが素晴らしいの。夢中でやっている人って、応援したくなる。それで、彼らの語りがアツくて、それも愛らしくて。あの青年たちはすてきだなと思いましたね」と好印象の様子。阿部さんには「見習いなさいよ」と、手厳しかったのですが(笑)。

 年内最後となる12月26日放送では、「もっと知ってほしい!科学ニュース2021」と題して、渡辺裕太さんや佐藤真知子アナウンサーが注目するニュースを紹介。「ミジンコは死んだふりで生き延びる」「パンダのカモフラージュ効果」といった、“目がテン”になる話題がめじろ押しです。さらに、「かがくの里」が今回の「森里川海賞」を受賞した様子も見ることができます。年末を迎えて慌ただしく過ごしがちな時期になってきましたが、こういった知らせでほっこりするのもいいかもしれません! そして、22年には「目がテン!」がどんなニュースを届けてくれるのかも楽しみですね!

【番組情報】

「所さんの目がテン!」
日本テレビ系
日曜 午前7:00~7:30 
※地域によって放送時間が異なります

日本テレビ担当 K・T



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