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所ジョージ、「目がテン!」の環境省主催アワード受賞に「日本中のみんながもっと俺を褒めてよ(笑)」2020/12/19

 所ジョージさんがMCを務め、身近な話題を科学的に掘り下げて生活情報や教養として伝える「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)。1989年にスタートして以来、30年以上の歴史を誇ります。

 同番組で長期実験企画として2015年1月から放送されている「かがくの里」が、このたび環境省が主催する「第8回グッドライフアワード」にて、「実行委員会特別賞 環境アート&デザイン賞」を受賞しました! なんと、地上波放送のテレビ番組としては初の受賞。「自然との共生」をテーマに、宇都宮大学、北里大学、京都大学などの科学者たちに協力を呼びかけ、長年放置された荒れ地を開拓している「かがくの里」。“里山の再生”や“生物多様性の保全”、“ニホンウナギ養殖プロジェクト”などの番組内での発信が、「自由な発想とアイデアにあふれ、遊び心のある環境保護の取り組み」として高い評価を受けての偉業となるそうです。

 そんな快挙にご満悦な所さんの喜びの声をキャッチすることができました!

 取材冒頭、木製のMC台について「臭いがすごいんだよ。家に帰っても残っていて…。それを書いといてください(笑)」と記者たちにアピール。われわれの緊張をほぐすように冗談を言ってくださったのだと解釈。本気のクレームの可能性も…?

 早速、今回の受賞について、所さんは「すごいでしょ?(笑)。日本中のみんながもっと俺のことを『すごい!と思え』という話ですよ」とちゃめっ気を見せますが、「(協力してくれる)先生方が研究してきたものとか、お考えだったものとかがあって。でも、先生方だけで里を作っても賞はもらえないだろうし。かといって、番組だけで僕が『里を作りましょう』ってやっても多分もらえない。ちょうどいい情報とか知恵とか、『目がテン!』という世の中のことに角を立てないように長く続けてきた良い番組で(笑)、それが重なってこの賞になったんだと思うんですよ」と分析。そして、「科学の先生たちのことを僕は褒めますよ。だから先生たちも『俺を褒めろ』という感じです(笑)」と鼻高々な様子を見せます。

 毎年、ご自身も「かがくの里」に実際に足を運ぶ所さん。その先生たちとは最初は多少の距離を感じていたそうですが、何回も顔を合わせていると「すごく近付いてきているんですよ、芸能界の上の方にいる人に対して」と笑いながらも、「仲間になった感じです」と明かします。そして、「来年会う時は、彼らのためにトレーナーを作って持って行こう」と計画しているそう。その理由は「教授ってあまり服を持っていないの(笑)。せっかく『目がテン!』にかかわっているんだから、『それどうしたんですか?』って学生に思われるような、ちょっといい感じのトレーナーを作ってあげようと思ってね」とのこと。確かに、所さんが作ったトレーナーを教授が着ていたら、それだけでその教授のことを「すごい人なんだ」と尊敬の目で見てしまいそうですね。

 5年前から進んでいる「かがくの里」での企画で感じたこととして、所さんは「かがくの里」専任プレゼンターとしての責務を果たしているセバスチャン・阿部健一さんの名前を挙げ、重機の講習に通ったり、野菜などの苗を育てたりという積年の努力を「番組の中では『役に立たねえな』と言っているけど、(実際は)役に立っていると思いますよ」と高評価。それでも、「なんか顔が怪しいの(笑)。『お前本当はやってねえだろ』と言いたくなる顔なの」となぜか素直に認められないそうです。阿部さん、いつか認めてもらえるといいですね…(笑)。

 また、里山再生に協力する地元の林業家“西野さん”の話題も避けることはできず、「西野さんにこそ賞状を贈るべき」と大絶賛です。「西野さんの良いところは、『かがくの里』で獲れたものだけじゃなくて、『これ北海道の○○です』って、良かれと思っていろんなものを持ってきちゃうのが面白い」と注目すべきポイントにも言及。さらに、「こんなご時世だからスタッフはそんなに里に行けないんだけど、いつも奇麗にしてくれて。柵を作ったり、頼まれもしないこともやってくれるの(笑)」と期待以上の働きぶりに、所さんも好印象の様子でした。

 「かがくの里」の成果については、「フクロウが来た形跡があるけど、それがちゃんとした里だという指標になっているそう。来年はフクロウの子どもが生まれるのが見れるんじゃないかな」と楽しみにしているのだとか。さらに、「はじめは行くのが面倒くさかったの…」とぶっちゃけた所さんでしたが、「今は『どうなっているのかな?』って里のことが気になって行きたい」と愛着が湧いてきたと語ります。里として正しい方向に向かっている「かがくの里」が、今後どうなっていくのか楽しみですね! ぜひフクロウの子どもが生まれるところを見てみたいです。

 同番組は昨年30周年を迎え、そして今年は環境省グッドライフアワードの実行委員会特別賞を受賞。まだまだパワーアップを見せていますが、同番組の魅力について、所さんは「番組の放送時間が朝の7時台というのがすごくいいんじゃないですか?」と推察。「起きて(からそれなりに行動を重ねて)、世の中の雑然としたものを感じて夕方にこの番組を見ると、多分あまり内容が入ってこないんだと思うの。まだ雑然感がないままボーっとしている時に見ると、素直に入ってくると思うんだよね」という説明を聞いて、「確かに」と納得しました。

 「これをゴールデンでやっても、そんなに弾みもないし、(視聴者の方も)見もしないと思うよ(笑)」と言われて、「はい、そうですね」なんて同意はできませんが(汗)、夜は情報を頭に入れる番組より、単純に面白いものを見たいというのはあるかもしません。逆に朝勉強する方が効率いいなんて話もありますし、そういう意味では、所さんの言う通り、朝の7時台という放送時間が絶妙なのかもしれませんね。

 最後に、年末ということで今年1年を振り返ってもらいましたが、「皆さんと同じ感想ですよ…身動き取れなくて」と吐露。「たけちゃん(ビートたけしさん)と2人で沖縄に行こうと思っていたんだけど、キャンセル…」と楽しみもお預けになってしまったようです。「沖縄行きがなくなったから、たけちゃんに5日間も拘束されないで済むとさっぱりした気持ちでいたら…年末の12月31日から1月1日に俺んちに泊まりに来るって言ってんだよ! 『なんだよ、面倒くせえなっ!』って…。そこ書いといて!」と言葉とは裏腹にまんざらでもないようで、ほほ笑ましい限りです。

 取材終わりには「楽しいから止めたくないでしょ?(笑)。私と話しているのは楽しいのよ」と記者たちに問い掛ける所さん。いや、本当にそうなんです! そして、そのセリフ、そういう類いの発言に嫌みっぽさがないのです。それが所さんの魅力であり、「目がテン!」も“学ぶもの”でありながら堅苦しさなしで見れるゆえんなのだと感じました。

 12月20日放送の「目がテン!」は、年内最後の放送。今年発表された面白い科学ニュースを総まとめする中、今回の受賞も取り上げ、所さん自身も喜びを語ります。ぜひお見逃しなく!

【番組情報】

「所さんの目がテン!」
日本テレビ系
日曜 午前7:00~7:30 
※地域によって放送時間が異なります

日本テレビ担当 K・T



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