【WATCH的イケメン図鑑】Vol.38　ヘンリー・カヴィル2021/12/15

すご腕怪物ハンターを魅力的に演じる

　特殊な力と強靭な肉体を持ち、怪物ハンターとして生きる男が壮大な旅を繰り広げるダークファンタジードラマ「ウィッチャー」。魔法も怪物も当たり前のファンタジー世界では、主人公も夢のようにステキ。映画のスーパーマン役などでもおなじみの英国俳優、ヘンリー・カヴィルが、すご腕怪物ハンターのゲラルトをとびっきり魅力的に演じている。

　強靭な肉体で怪物をやっつける設定だけですでに満点なのだが、このゲラルドさん、強いだけでなくお人柄もなかなか愛すべき。このドラマに出てくる怪物ハンター、通称“ウィッチャー”は怪物退治のために幼い頃から訓練を受けてきた特殊な存在で、とてつもなく強い半面、基本的には無感情。その最高峰にいるゲラルトも感情表現が希薄で無骨になりがちではあるものの、そうかと思えばたまにナイスタイミングでおちゃめなことをポソッと言ったり、強いからこその優しさと孤独をにじませたり。となれば彼にひかれる女性も出てくるもので、お色気な方面も超人的体力を生かしてどんとこい❤︎　強く、たくましく、ミステリアスなゲラルトの危険な旅に、ワクワクドキドキさせられる。

　演じるヘンリー・カヴィルは以前から、このドラマの原作になっている小説とゲームの大ファンを公言。筋金入りのゲーマーでもあるため、ゲーム版を何十時間、何百時間とプレーし尽しているそう。そのため、もちろんドラマ版の企画が立ち上がった当初から、「僕にゲラルトを演じさせてください！」と制作陣に猛アピール。晴れて役をゲットし、今や原作ファンからも深く愛される唯一無二のゲラルト像を作り上げている。

　そんなヘンリー版・ゲラルトがある人物と運命的な再会を果たし、彼の旅がますますエキサイティングなものになりそうなところでシーズン1は終了。シーズン2では、ミステリアスなゲラルトの内面がより深掘りされていくかも？な展開が期待されている。今でも十分魅力的だけど、無感情の中に潜む彼の喜び、悲しみ、怒りなどなどが垣間見えちゃった日には魅力倍増は間違いなし!?　「私も怪物から守って❤︎」の声もますます増えそうだ。

【プロフィール】

ヘンリー・カヴィル（Henry Cavill）　
1983年5月5日生まれ。イギリス出身。「THE TUDORS～背徳の王冠～」（2007～10年）のチャールズ・ブランドン役で注目を集め、「インモータルズ－神々の戦い－」（11年）、「シャドー・チェイサー」（12年）などの映画に主演。「マン・オブ・スティール」（13年）のスーパーマン役に抜てきされ、「バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生」（16年）、「ジャスティス・リーグ」（17年）でも同役を演じている。他の出演作に「コードネーム U.N.C.L.E.」（15年）、「ミッション：インポッシブル／フォールアウト」（18年）など。待機作に、名探偵シャーロック・ホームズを演じた「エノーラ・ホームズの事件簿」（20年）の続編などがある。