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【WATCH的イケメン図鑑】Vol.34 ルーク・エヴァンス2021/08/26

WATCH的イケメン図鑑/ルーク・エヴァンス(「ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実」)

大人の色気でどんな役もすてきに魅せる!

 「インモータルズ -神々の戦い-」の上裸がまぶしすぎる全能神・ゼウス、「ホビット」シリーズの超絶かっこいい弓の達人、「ワイルド・スピード」シリーズの冷酷な悪役、「美女と野獣」の自分大好きマッチョ。いくつもの作品でいくつもの役を魅力的にしてきたルーク・エヴァンスが、事件解決に奔走する敏腕警視になったら? もう、かっこよさは約束されたも同然! それを証明するのが、今年1月にイギリスで放送されたばかりの新作ドラマ「ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実」だ。

 「ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実」でルークが演じるウィルキンス警視は、ロンドン警視庁で活躍していた経歴の持ち主。地元であるウェールズの警察署に舞い戻ってきた彼は赴任早々、20年前に起きた未解決殺人事件を再捜査することになる。…となると、捜査する側とされる側の派手な攻防を期待したくなるところだけど、ウィルキンス警視の捜査は根気勝負で、地道な調査や推理がモノをいう系。というのも、このドラマは実際に起きた連続殺人事件が題材で、本物のウィルキンス警視が著したノンフィクション小説を原作にしている。

 なので、ドラマ自体は実録感たっぷりの渋い味わいだし、ウィルキンス警視の人物像も抑えたたたずまいでリアル。実際、事件を再捜査するために上層部を説得したり、当時の証拠を丁寧に見直したり、関係者への聞き込みを真摯に行ったり、自宅に帰ってからも膨大な資料と向き合ったり。また、ウィルキンス警視はかなり誠実できちんとした人ではあるものの、妻とは離婚し、離れて暮らしていた子どもたちとの間にたどたどしい空気が。そんな私生活のドラマも含め、ルーク・エヴァンス史上最高に渋いと言っても過言ではない役になっている。でも、それが大人の色気になっていてよいかも❤︎ 果たして、ウィルキンス警視は犯人を逮捕できるのか? ハラハラしながら、“大人ルーク”を堪能することができる。

 ちなみに、“ルーク・エヴァンス、連続ドラマ、犯罪捜査”といえば、「エイリアニスト」を思い出す人も? ケイレブ・カー原作の「エイリアニスト」は19世紀のニューヨークを舞台にした犯罪ミステリーで、男娼連続殺人事件を追う捜査チームの一員にして、新聞の挿絵画家であるジョン・ムーアをルークが演じている。魅力的な役であるのはやはり同じだけど、こちらのジョンはハンサムなのをわりと自覚していて、売春宿に入り浸っちゃったりもするキャラ。併せて見てみると、ちょっと面白いかも。

【プロフィール】

WATCH的イケメン図鑑/ルーク・エヴァンス(「ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実」)

ルーク・エヴァンス Luke Evans  
1979年4月15日生まれ。イギリス出身。ウェストエンドで数々の舞台に立った後、「タイタンの戦い」(2010年)でハリウッド映画デビュー。以降、「ワイルド・スピード EURO MISSION」「ホビット 竜に奪われた王国」(ともに13年)、「ドラキュラZERO」(14年)、「美女と野獣」(17年)、「ミッドウェイ」(19年)などに出演。ドラマ出演作に「エイリアニスト」(18~20年)、「ナイン・パーフェクト・ストレンジャー」(21年)など。「美女と野獣」のスピンオフシリーズで、再びガストン役を演じることも予定されている。

【番組情報】

WATCH的イケメン図鑑/ルーク・エヴァンス(「ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実」)

「ペンブルックシャー・マーダー 21年目の真実」(全3話)
9月26日 
WOWOWプライム 
午後1:00~3:45(二カ国語) ※第1話無料放送

文/渡邉ひかる



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