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東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」2021/10/02

東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」

 東京03の地上波初冠番組「東京03とスタア」が、10月3日に日本テレビでスタートします。その名の通り、東京03の飯塚悟志さん、豊本明長さん、角田晃広さんが毎回ゲストの“スタア”と共演するというもの。しかも、コントでです!

 コントは実力派作家によるオリジナル脚本で、初回は東京03の単独ライブなども手掛けている放送作家・オークラさんが担当。初回は千葉雄大さんと「大人の友情」をテーマにしたコントを繰り広げます。

 東京03と“スタア”によるコントがテレビで見られるというのも必見ですが、テレビ東京で「ゴッドタン」などを担当し、フリーになった佐久間宣行さん、日本テレビで「有吉の壁」などを手掛ける橋本和明さんという、番組作りの“スタア”による企画・演出でのタッグ結成にも注目です!

 そんな夢のような企画の中心にいる、東京03のお三方を直撃し、お話を伺いました!

――まず、この番組が決まっての率直なお気持ちをお聞かせください。

飯塚 「われわれ、東京03の冠番組でスタアの方が来てくれて、一緒にコントをやれるっていう。コントの番組を持てるのがとにかくうれしいので、ありがたかったです」

角田 「一番いいやつです。コントをやれる仕事をずっとしていたいです」

豊本 「最高の仕事です。もちろんありがたい内容ですし、佐久間さんや脚本のオークラといった、勝手知ったるというか、信頼のできる方々に囲まれて仕事できて、本当にありがたいです」

東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」

――テレビと舞台とでコントの進め方に違いがあると思いますが、この番組はどんなものになるのでしょうか?

飯塚 「この番組に関しては、カット割りとかを考えずに、15分くらいのコントを丸々通しでやらせてもらったので、舞台のコントにすごく近かったんですよね。スタジオコントって舞台のコントとは違うものなのかなと思ったけど、いつも僕らがやっている舞台コントと全く同じやり方というか、心持ちでできたので、やりやすかったし、楽しかったし、すごく面白くできたと思います」

角田 「すごくいい緊張感でしたね。テレビでのコントでは、止めたりすることもあるので」

飯塚 「そうそうそう。流れでいけないことが多いというか、そういうイメージだったんですけど、今回はすごくやりやすかったです」

――初回の“スタア”は千葉雄大さん。

飯塚 「千葉くんは何回か一緒にコントをやらせていただいているんですけど、自分なりに演技プランを考えてやっているイメージがありました。今回も、事前に考えてくれたので、やっていて楽しいですし、またさらに一緒にやりたいと思いました。何回も共演しているから、呼吸も合いましたね」

角田 「千葉くんもアドリブというか、そういうのを出してくるんですよ。だから、(収録が)1本終わっただけで、単独ライブが終わったぐらいの達成感がありますね」

東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」

――千葉さんの魅力はどんなところですか?

飯塚 「芝居のメリハリがすごいよね。ふわ~っとかわいらしいところとか、それだけじゃないちゃんと芯もあって」

角田 「狂気性を出す時もあるしね。面白いよね」

豊本 「いや、でも…かわいいですからね!(笑)。なによりかわいいから、ずっと見てられる。15cmくらいの千葉くんがいればいいですけどね」

飯塚 「持ち歩きたい?」

豊本 「持ち歩きたいですね、本当に」

飯塚 「取材で何言ってんの?」

豊本 「すいません」

角田 「はっはっはっはっは(笑)」

――脚本は素晴らしい作家陣が手掛けられていますが、どんな印象でしたか?

飯塚 「千葉雄大くんがゲストのコントはオークラの脚本なんですけど、よく一緒にやらせていただいている作家なので、われわれのことも熟知していますし、すごくやりやすかった」

――若手芸人さんとの音声コントのコーナーもありますが、そちらはいかがですか?

飯塚 「Aマッソが出てくれたのですが、ほぼ初絡みだったので新鮮でした。普段は絶対にやらないようなコントを持ってきてくれて楽しかったですね」

――今後、若手芸人さんやそのほかの方々でぜひ脚本をお願いしたいという方はいらっしゃいますか?

飯塚 「誰ですかねえ…。かが屋には書いてもらったし、ハナコも面白いし。誰だろう…。女性が書く脚本は面白そうだよね。蛙亭とかヒコロヒーとか」

角田 「飯塚さんほど詳しくないんでね…」

飯塚 「今一番にパッと思いついた人は?」

角田 「坂元裕二さん」

飯塚 「若手でも芸人でもないから!」

角田 「あ、そっか(笑)。ごめんごめん」

飯塚 「書いてくれたらすごいけど。何? 角ちゃんは、もう役者さんなの?」

角田 「1回お世話になっちゃうと、『いいのかな? いけないのかな?』と思っちゃって(笑)」

飯塚 「そんなもん、やってくれるか! 一緒にやるんだぞ?」

角田 「ごめんなさい(笑)。そっか、演者としてでもあるもんね。そうか、演者ではないか」

飯塚 「豊本さんはいる?」

豊本 「えー…。いやあ…。誰だろう…?」

飯塚 「今パッと思い浮かんだのは誰?」

豊本 「パっと浮かんだのは、アガサ・クリスティ!」

飯塚 「終始何言ってんだよ、お前!」

角田 「はっはっはっはっは(笑)」

飯塚 「でも書いていただけたら本当にありがたいので、いろんな方とやってみたいです」

東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」

――別の芸人さんが書いた脚本を演じる面白さについてお聞かせください。

飯塚 「自分たちではやらない設定なので面白いですよね。取っ掛かりが同じだったとしても、持っていく展開とかが全然違うから楽しいです。“第7世代”と呼ばれている方々って、笑いが優しいじゃないですか? そういうのは今の時代にも合っているし、ただ傷つけて終わらせるのではなくて、ちゃんと救って終わらせたいとかいうのは、若手の方々から影響を受けて…って、ちょっと恥ずかしい(笑)。でも、そういうのはあると思いますね」

角田 「そもそも、われわれの発想にないものとかをやれるという楽しみはありますよね」

豊本 「普段とは違う不思議な状況だったりとか、変わったシチュエーションだったりとかというのは東京03ではあまりないので、そういうのはすごく新鮮ですね」

――佐久間さんと橋本さんが番組制作で手を組むというのも話題の一つですね。

飯塚 「佐久間さんとは本当に付き合いが長いんですよ。昔からお仕事一緒にさせていただいて、コント番組も一緒にやらせていただいたこともありましたし。とにかく、『こうやったらいいんじゃないか』とかいうのをずっと考えていて。だから、絶大な信頼を置いていますね」

角田 「本当ですよね。後半出てくるんじゃないかなって。出たい人だから、スタアとして」

飯塚 「全然あるよ(笑)。橋本さんは初めて(のご一緒)で。初めてお会いした時に高級スイーツの差し入れをいただいて、それがすごくおいしくて」

角田 「だから、“スイーツおじさん”という感じですね(笑)」

飯塚 「『センスのいい人だなあ』と思いました」

豊本 「食後に会いたいですね(笑)」

飯塚 「いや、違うのよ! お仕事してるから(笑)。でも、この番組でお二人とずっと続けていけたらありがたいし、ライブができたらうれしいなと思いますね。お客さんの前でゲストのスタアの方をお呼びして4人で。撮影してみてすごく面白かったので、『あれをお客さんの前でやったら、どんな反応になるんだろう?』と思ったんですよね」

角田 「これはやってくれるんじゃないか?」

飯塚 「佐久間さんにお願いしてかなわなかったこと1回もないからね(笑)」

――番組の見どころについて教えてください。

飯塚 「先ほども言いましたけど、われわれが舞台でやっているコントの作りというかやり方に近いので、われわれも伸び伸びやれていますし、ゲストの方々も豪華で楽しく撮影できたということは、きっと面白いものになっていると思うので、ぜひ見ていただきたいですね」

角田 「スタアのコントもなかなかないですから。スタアでも、意外に最初は緊張してらっしゃるらしいんですよ」

豊本 「2回分撮って、今のところ順調です」

飯塚 「どの立場だよ! 何なの? プロデューサーなの?」

豊本 「(笑)。今のところ撮った分は自信をもって提供させていただきますので、ぜひ見てください」

――今後どんな“スタア”に来ていただきたいですか?

飯塚 「(うれしそうに)いやあ、難しいなあ! えええっ…。いっぱいいるよね? 誰がいい? 役所広司さん?」

角田 「ああ、すごい!」

豊本 「ああ、いい! 来ていただきたいけどね、それはちょっと無理が…」

角田 「俺も中井貴一さんに来てほしい」

飯塚 「うわあ! 中井貴一さんいいね! 俺大好きなの!」

豊本 「いいねえ」

飯塚 「(豊本に)誰?」

豊本 「うーん…ブラッド・ピット!」

飯塚 「何言ってんの?」

角田 「はっはっはっはっは(笑)」

豊本 「いや、スタアでしょ?」

飯塚 「いや、スタアだけどさ、俺コントする自信ないよ、ブラッド・ピットと」

豊本 「佐久間さんの演出でブラット・ピットと(笑)」

飯塚 「それだけは誰かで見たい…。俺ら以外でやってほしい。でも、夢が膨らみますよね。これがもし今後続いていくとしたら、ありがたい。本当に続けたいですね」

角田 「続けたいね」

飯塚 「だから、そのためにもいろんな方に見ていただきたいですね。たくさんの方にぜひ!」

――ありがとうございました!

 唯一無二のコント師である東京03と“スタア”の共演による化学反応がどうなるのか、楽しみで仕方がないですね! さらに、若手芸人が東京03とどうしてもやりたい音声コントを制作するミニコーナー「東京03とやりたい音声コント」もお見逃しなく!

東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」
東京03が地上波初冠番組「東京03とスタア」で“スタア”とコント共演!「ずっと続けてスタアと一緒にお客さんの前でライブしたいです」

【プロフィール】

東京03(とうきょうぜろさん)
飯塚悟志(いいづか さとし/中央) 1973年5月27日生まれ。千葉県出身。
豊本明長(とよもと あきなが/左) 1975年6月6日生まれ。愛知県出身。
角田晃広(かくた あきひろ/右) 1973年12月13日生まれ。東京都出身。

1995年に飯塚と豊本がアルファルファとしてコンビに。プラスドライバーを解散した角田が2003年に加入し、東京03を結成。数多くのネタ番組に出演し、09年には「キングオブコント2009」で優勝。リアリティーのあるコントに定評があり、単独ライブには追加公演が出るほど。公式YouTubeチャンネルの総再生回数は1億回を超える。「東京03 in UNDERDOGS」(BSフジ)や「東京03の好きにさせるカッ!」(NHKラジオ第1)などに出演中。

【番組情報】

「東京03とスタア」
日本テレビ 
日曜 午後1:45~2:15
※放送後にHuluにて配信、Tverなどでの見逃し配信あり

取材・文/K・T(日本テレビ担当) 撮影/尾崎篤志



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