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桐山漣&ゆうたろう☆コロナ禍で悩みを抱える“青き(=未熟な)ヴァンパイア”役でW主演!2021/02/03

桐山漣&ゆうたろう☆コロナ禍で悩みを抱える“青き(=未熟な)ヴァンパイア”役でW主演!

 コロナ禍の東京で暮らす“青き(=未熟な)ヴァンパイア”の苦悩を描いたTOKYO MX新月曜ドラマ「青きヴァンパイアの悩み」が2月8日からスタートする。この作品でダブル主演を務めるのは、コミカルからシリアスな役まで幅広くこなす桐山漣と、数々の話題作に出演し注目を集めるゆうたろう。

 人間たちの問題を解決しながらも、ヴァンパイアである黒澤蒼(桐山)と紫藤葵(ゆうたろう)の悩みは解決されない…。そんな、頑張っているけど報われないヴァンパイアを2人はどう演じたのか? 作品の見どころやお互いに関する話題のほか、夜のみ営業している喫茶店「夜の子どもたち」を営む蒼と葵にちなみ、2人がよく行く“常連の店”についても語ってもらった。

――今回は桐山さんとゆうたろうさんのダブル主演作で、ゆうたろうさんにとっては初主演作ですね。

ゆうたろう 「桐山さんが出演されていた作品を拝見していたので、僕にとっての憧れの人の隣にいられることがとてもうれしくて…。初めての主演作というのもあり、役者として少しは成長して、認めていただけたのかなと…。今は自分を褒めてあげたいです!(笑)」

桐山 「見てくれてたんだ! 知らなかった(笑)。最初の方にいろいろな話をして、しっかりコミュニケーションを取れたのがすごく良かったよね」

ゆうたろう 「先輩である桐山さんがどんどん話し掛けてくださったので、本当にありがたかったです」

――コロナ禍の東京に暮らすヴァンパイアの物語ですが、まず台本を読んでどのように思われましたか?

桐山 「僕が演じる蒼は、ヴァンパイアというフィルターを通して人間とコミュニケーションを取るうちに、本当の目的である“人間の血を吸う”ことを忘れて、だんだんと人間のことを助けたくなってくるんです。そんな蒼の葛藤が、コメディータッチだけでない描写で表現されています。セリフに込められたメッセージがさりげないので、社会派ドラマでもなく、かといってヒューマンドラマでもなくて…。いろいろな側面のある、斬新な作品だと思いました」

ゆうたろう 「僕はいつも最初に台本を2回読むんです。1回目は読者として読むので、ワクワクして胸が弾みました。2回目は、葵という役を背負って演じることを考えながら読んだので、たくさんの疑問が浮かんできて…。『血を飲む』と書いてあるけど血ってどんなものだろうとか、棺に入ってどうやって眠るんだろうとか(笑)。青い(=未熟な)ヴァンパイアという設定も含めて、どこまでファンタジーにするか、ボーダーラインも難しいなと思いながら読んでいました」

――蒼と葵という、全く違うタイプの2人のやりとりも楽しい作品ですよね。

桐山 「蒼は、葵と2人でいる時は思ったことをすぐに口にするような憎めないキャラクター。真っすぐにしか行動できないので、結果、ボケの役割になってしまうんですよね(笑)。でも、時と場合によっていろいろな側面が見えてくるので、つかみにくい役でした。時間をかけて、自分なりにかみ砕いたものが最終的に表現できたと思います」

ゆうたろう 「それに対して葵は、思っていることはたくさんあるけど自分からあまり発信しないタイプ。喫茶店のお客さんとはあまり話さないのに、蒼といる時だけは思ったことを言葉も選ばずに言ってツッコんでいくんです。そこがすごく現代的だなと思いました。常に一歩引いて見ているような、人生2周目ぐらいの落ち着き方なんですよね(笑)」

――蒼と葵はお互いが影響され合っているような関係ですよね。

ゆうたろう 「蒼がいないと葵は成立しないし、お互いに1人では生きていけないんだろうなと思います。監督が、『蒼と葵のキャラクター差を出したい、テンションにコントラストをつけたい』とおっしゃっていたので、2人の会話のテンポ感を大切にしながら、丁寧に演じたつもりです」

桐山 「蒼は発信タイプの役なので、お芝居でハネてないとツッコミも効かないですよね。それをたろうちゃん(ゆうたろう)が葵というフィルターを通してしっかり受けてくれるから、演じていて楽しかったです。コメディーはボケも大事ですが、ツッコミも重要ですから! そういう意味では、一緒にジタバタしてくれたので、“相手がたろうちゃんで良かったな”と思いました」

桐山漣&ゆうたろう☆コロナ禍で悩みを抱える“青き(=未熟な)ヴァンパイア”役でW主演!

――喫茶店「夜の子どもたち」には個性豊かな常連さんが訪れますが、桐山さんとゆうたろうさんには常連の店はありますか?

桐山 「沖縄にあります。以前、旅番組でも紹介したことがある『ひとひねり 離』というお店です。沖縄に行くたびに必ず行きます。東京からなので常連と言っていいかは分からないですけど(笑)、お通しからとにかくおいしいです。沖縄に行ったら毎日行っています(笑)」

ゆうたろう 「大好きなんですね!(笑)」

桐山 「お薦めは白いマーボー豆腐です。絶対にご飯が欲しくなるので、一緒にライスの小を頼みます」

――何だかおなかが空いてきました(笑)。ゆうたろうさんはどこかありますか?

ゆうたろう 「僕も東京ではないんですけど、あります。出身地の広島にある『肉のますゐ』というお店です。中学を卒業して、高校に行かずに働きたいと思っていろいろな所に電話していたのですが断られ続けて…。そんな中、『明日から来い』と言ってくれたのがこのお店です。1階はお肉屋さん、2階が洋食屋さんになっていて、高校に行っていないから暇過ぎて、水曜日の定休日以外の週6で1日8時間ぐらい働いていました。当時の僕が食べていたのが、380円のサービストンカツです」

桐山 「安いね!」

ゆうたろう 「広島価格だと思うんですけど…。ソースが少し変わっていて、オレンジ色なんです。でも、オーロラソースという感じでもなくて、すごく濃厚で…。作り方は企業秘密なので僕らも教えてもらえませんでした。僕のような中卒男子を拾ってくれたありがたい場所でもあるし、そこで学んだことが今に生かされていると思うので、広島に帰ったら絶対に行くお店です」

――ありがとうございます。では、最後にドラマを見てくださる方たちへのメッセージをお願いします。

ゆうたろう 「コロナ禍において、このようなすてきな作品に参加できて、無事に放送をスタートできることが本当に奇跡のようです。見る方の受け取り方次第で解釈が変わる作品なので、このドラマを見て、少しでも前向きになっていただけたらと思っています」

桐山 「ヴァンパイアという非日常的なイメージ、そして今、世界中の人が経験しているコロナ禍の日常や現代社会が抱える問題を描いたドラマなので、身近に感じてもらえるのではないかと思っています。このドラマが少しでも皆さんの癒やしや楽しみ、毎日の活力になれたらうれしいです」

桐山漣&ゆうたろう☆コロナ禍で悩みを抱える“青き(=未熟な)ヴァンパイア”役でW主演!

【プロフィール】

桐山漣(きりやま れん)

1985年2月2日、神奈川県生まれ。水瓶座。O型。昨年はドラマ「いいね!光源氏くん」(NHK総合)、「おじさんはカワイイものがお好き。」(日本テレビ系)などに出演。主演ドラマ「ラブファントム」(MBSほか)が今春放送。

ゆうたろう

1998年6月3日、広島県生まれ。双子座。A型。昨年はドラマ「来世ではちゃんとします」(テレビ東京ほか)、「FOLLOWERS」(Netflix)、「シックスティーン症候群」(FOD)、「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京ほか)などに出演。

【作品情報】

桐山漣&ゆうたろう☆コロナ禍で悩みを抱える“青き(=未熟な)ヴァンパイア”役でW主演!

「青きヴァンパイアの悩み」
2月8日スタート
TOKYO MX1
月曜 午後10:00~10:30

コロナ禍の東京を舞台に、心優しき吸血鬼たちの苦悩を描いたドラマ。夜のみ営業する喫茶店を営む“青き(=未熟な)ヴァンパイア”の蒼(桐山)と葵(ゆうたろう)。コロナの影響でヴァンパイア協会本部からの血液配給がなくなり、人間の血を吸うことで一人前のヴァンパイアになろうとするが…。

※スマホアプリ/Webサイト「エムキャス」(https://mcas.jp/)にて全国無料でリアルタイム配信。また、見逃し配信として、最新話放送から1週間は「エムキャス」にて全国無料で視聴可能。

※TELASA、auスマートパスプレミアム、J:COMオンデマンド、milplusにてMX放送後から随時公開。最新話まで見放題独占配信。

【プレゼント】

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(応募期間:2021年2月3日正午~2月10日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」2月12日号(P98)をご覧ください。
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取材・文/石本真樹 撮影/岡本武志 ヘア&メーク/和田弥生(Lapin) 
スタイリング/吉田ナオキ[桐山] 衣装協力/Sian PR、BLUE IN GREEN pr[桐山]

※「漣」のしんにょうは点1つが正式表記



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