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東芝レグザ“TimeOn”録画視聴データを深掘り! ~バラエティー編~2017/08/25

 インターネットTVガイドでは、東芝映像ソリューション株式会社からデータを提供され、「レグザ」ブランドのテレビより関東17万台の視聴データを集計した番組のランキングを毎週更新している(地上波BS)。データの中には、ランキングには惜しくも反映されないものも多い。そこで、今年1年間にわたって、その録画視聴データをいろいろな角度から眺めて分析し、視聴率だけでは分からない番組の人気のツボに迫っていきたい。
 5月のドラマ編に続き、今回はバラエティー番組に焦点を当てる。今年4月から6月までの1クールのデータをいくつかの角度から眺めてみた。

 まずはこのクール全体を、純粋な放送回を単位として振り返ってみる。期間内の録画視聴状況のトップ20をまとめたのがこの表だ(ポイントは1位を100とした場合の比率。以下同様)。

「アメトーーク!」(テレビ朝日)

 ご覧のとおり、テレビ朝日「アメトーーク!」(木曜午後11:15)が圧倒的な強さを誇る。期間中に放送があった14回すべてがベスト20にランクインしている。日曜版「日曜もアメトーーク!」も含めると、この表の4分の3を占めるという結果になった。
 その王者を追っているのが日本テレビ勢。世帯視聴率では盤石の「世界の果てまでイッテQ!」(日曜午後7:58)がここでも存在感を発揮。そこに「月曜から夜ふかし」(月曜午後11:59)が入ってくる。
 毎週のランキングデータを見ていると、期間を広げた場合にこのような結果になることはある程度予想ができていたが、ここまではっきりと出たのにはさすがに驚いた。木曜と日曜の「アメトーーク!」を合わせて1番組と捉えるとすると上位20位を3番組で独占しているわけで、これらは横綱級の人気番組と言っても差し支えないだろう。

 次に、レギュラー番組を番組(シリーズ)単位で束ねた上でのトップ20を見てみよう。

 ポイントは期間中の各放送回を合算し、放送回数で割っている。最初のランキングに登場した4番組含め、これらが当代の“人気番組”だ。4強を追う形の「水曜日のダウンタウン」は、あらゆる“説”を検証するトークバラエティー。ギャラクシー賞を受賞したり、プロデューサーの藤井健太郎氏が注目されたりするなど幅広く人気を集める。ダウンタウンはこちらを含めて冠番組が三つランクインしており、さすがの存在感だ。タレントパワーでいえばマツコ・デラックスも強い。「月曜から夜ふかし」と冠番組二つの計3番組がランクイン。トップ20圏外ではあるが、「夜の巷を徘徊する」(テレビ朝日、木曜深夜0:15)も24位につけている。
 時間帯で見ると、ゴールデン帯・プライム帯が多いが、その中で深夜番組(日付をまたいでから放送が始まるもの)は二つ。「テラスハウス ALOHA STATE」は人気リアリティーショーの最新シーズン。ファンの定着をうかがわせる。20位「ゴッドタン」はこの中でもっとも深い時間帯。深夜なので録画で見る視聴者が相当数いるのだろう。なお、次点の21位に位置している「ワイドナショー」(フジテレビ、日曜午前10:00)は、朝~昼帯の最高位だ。

 最後に、単発・特番のトップ10をご紹介する。特番には現在放送中のレギュラー番組の拡大版は含めないが、複数のレギュラー番組が合体したものは例外的に含めるという基準で集計した。

 一つ目に取り上げた放送回ごとのランキングにこれらが入っていないことから分かるように、全体で比較すると特番・単発番組はレギュラー番組の上位陣よりポイントが低くなる傾向がある。その中でも1位は芸人が大喜利で競う人気企画「IPPONグランプリ」。これを含め、いわゆる“ネタ番組”が三つランクインしており、お笑い人気を裏付けている。2位の「大家族石田さんチ~」は日本テレビが1997年から追いかけている大家族のドキュメンタリーバラエティーの最新回。5位「さんタク」は明石家さんまと木村拓哉による特番の15回目。例年はお正月に編成されていたが、今回は春放送にして初のゴールデン進出。このようにすでにシリーズ化し定着した企画やレギュラー番組の特番が多いが、その中で10位「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」はシリーズ2回目。女優二人がMCを務めるこのトーク番組、この人気なら定番化していくことは間違いないだろう。ちなみに、星野源出演の生放送ということでソーシャルメディアを中心に大きな話題となった「おげんさんといっしょ」(NHK総合、5月4日(木)午後10:50)は特番・単発中17位。これはシリーズ化のされていない、純粋な単発番組としては最も高い順位である。

 さて、バラエティー番組に絞って4月クールの録画視聴を整理してみたが、どのような印象をお持ちになっただろうか。ぜひ、当サイトで更新している世帯(リアルタイム)視聴率と比較してみてほしい。録画視聴である分、放送日時の制約からある程度自由な視聴傾向がうかがえる。1年通して分析すると、もっと面白い果が得られるのではないかと筆者は期待している。東芝「TimeOn」のブログFacebookページでも、さまざまな視聴データの分析が紹介されているので、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてほしい。

【ご注意】

・ランキングデータは、関東1都6県の東芝製テレビから、許諾を頂いた視聴情報を集計し、ランキング形式でまとめたものです。
・ランキング集計期間には、集計日当日の翌日AM5:00までの番組を含みます。
・ポイント数は1位を100とした場合の比率となります。


提供/東芝映像ソリューション株式会社

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