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白濱亜嵐が「泣くな研修医」で初の医師役に挑戦2021/02/09

白濱亜嵐が「泣くな研修医」で初の医師役に挑戦

 白濱亜嵐が、テレビ朝日系で4月にスタートする連続ドラマ「泣くな研修医」(土曜午後11:00、開始日未定)で主演を務めることが分かった。白濱は初めて医師役を演じるにあたり「一つ一つのセリフを大切にして臨みたいなと思いますし、何より多くの人にこのドラマを見て、今日も頑張ろう、明日も頑張ろう、と思ってもらえるような作品にできるように精いっぱい頑張りますので、ぜひこのドラマを楽しみにしていただければと思います」とメッセージを寄せている。

 ドラマの原作は、現役外科医・中山祐次郎氏のデビュー作にしてベストセラーの同名小説。現役医師が描いたからこその圧倒的なリアリティーが表現され、これまでの医療ドラマであまり描かれることがなかった、医師でありながら何も分からない研修医たちのリアルを描くとともに、現代の医療界が抱える問題も映し出していく医療ドラマであり、無力感に打ちのめされ葛藤しながらも成長していく研修医たちの青春群像劇だ。

 EXILEやGENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマー、さらに昨年PKCZ®に電撃加入するなど絶大な人気を誇る白濱は、昨年だけでもドラマ「M 愛すべき人がいて」(同系)や、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(20年)などの話題作に出演し、映画「貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-」と「10万分の1」(ともに20年)では主演を務めるなど、俳優としても大活躍している。

 そんな白濱がが演じるのは、研修医・雨野隆治。地方の大学医学部を卒業してから上京し、都内総合病院の外科で研修することになったが、何もできず、何も分からず、先輩医師や上司からただ怒られるばかりの毎日を送ることに。だが、患者さんは待ったなしで押し寄せる。医師とはいえ、研修医はまだ知識もなく、経験もない、まだ何者でもない。傷ついた患者や、時に救えない患者を前に、無力である現実に打ちのめされ、葛藤し、幾度となく涙を流しながらも、医師という職業への強い思いと熱意を失わず、同僚の研修医たちと共に成長していく。

 白濱は「『研修医』という言葉は知っていても、実際に医療の世界でどのような立ち位置で、どのような役割なのかなど詳しくは分からなかったのですが、1人の俳優としても、どんどん前に進みたいと思っていたので、この挑戦はすごくありがたかったですし、うれしかったです」と出演を喜び、「雨野には同じ研修医の仲間たちがいるんですけど、その群像劇感というか、共に一生懸命頑張っていく姿を見せることによって、世の中の人に元気になってもらえる作品になるんじゃないかと思いました。研修医たちの葛藤や、うまくいかないもどかしい気持ちなどがしっかりと描かれている脚本なので、それに負けないくらいちゃんと演じていかないと、と感じました」と意気込む。

 さらに「これまで大富豪や貴族など、突拍子もない役が多かったのですが(笑)、久しぶりにすごくナチュラルな人間といいますか、身近なキャラクターを演じられるということで、すごく楽しみです。研修医はもちろん、医師役自体が初めてなのですが、医療用語など分からないことは率先して勉強するようにしています」と役づくりに臨んでいる様子を明かし、「今こういう状況下なので、この作品を通して、医療従事者の皆さまにも元気や、日々の活力を与えられるように頑張らなきゃなと思います」と新境地開拓、そして役柄への強い思いを明かす。

 原作者の中山氏は「小説『泣くな研修医』は、日々の手術や救急医療の合間を縫って、『生と死がせめぎ合う医療現場のリアル』と『医師なのにまだ何も分からない研修医のリアル』を書きました。現役の医師にしか書けない現場にこだわった作品です。ドラマでは、白濱亜嵐さんが主人公・雨野を演じてくださると聞き、生みの親としては『雨野、お前そんなにカッコよかったのか!』と驚きました(笑)。ドラマには、原作にはない、雨野の研修医の同期たちも登場し、そこから生まれる『新しいリアル』がとても楽しみです。誰もが自分の無力さにもがき、傷つく新人時代。この春、新しいスタートをきる人たちには、雨野たちの葛藤と成長に共感し、かつて新人だった人たちには、それぞれの原点を思い出していただけることでしょう。コロナ禍で、私たち医療従事者もそうでない方たちも、つらい日々が続きますね。そんな中、このドラマは元気をもらえる作品になると確信しています」と語り、喜びとともに期待に胸を膨らませている。


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