岩田剛典、窪田正孝、小泉今日子からゴールデンボンバーまで出演！ドラマ「HiGH&LOW」新撮ショットが続々公開2017/06/15

　HIROが企画プロデュースを務め、EXILE TRIBEが所属するLDHが総力を挙げて作り上げる一大プロジェクト「HiGH＆LOW」。不良チームが集まるSWORD地区と呼ばれる地域での男同士のプライドを懸けた壮絶なアクションストーリーだ。だが、ドラマのストーリーのみならず、すごいのはこのプロジェクトの規模。10月21日から放送される深夜ドラマ「HiGH＆LOW～THE STORY OF S.W.O.R.D.～」を皮切りに、映画、コミック、ライブコンサートなどメディアコンテンツが連動した企画となっている。

　ビッグプロジェクトにふさわしく、キャスト陣も豪華そのもの。EXILEからはAKIRA、TAKAHIRO、橘ケンチ、黒木啓司、岩田剛典、白濱亜嵐、佐藤大樹、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEからはELLY、山下健二郎、登坂広臣、GENERATIONS from EXILE TRIBEから佐野玲於、劇団EXILEから青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇斗、野替愁平、八木将康、佐藤寛太、E-girlsから楓、藤井夏恋、藤井萩花、坂東希、佐藤晴美が出演する。

　さらに、小泉今日子、YOU、窪田正孝、林遣都、早乙女太一、遠藤要、遠藤雄弥、山田裕貴、阿部亮平、永瀬匡など主演級の役者や注目株の若手俳優陣を筆頭に、ゴールデンボンバー、BLANKEY JET CITYの中村達也、ザブングルの加藤歩や大屋夏南もドラマを盛り上げる。

　今回のドラマでは、SWORD地区で均衡を保っていた5チームの戦いが主軸となり、岩田剛典演じるコブラが総長を務める山王連合会からの視点で描かれる。

　この「SWORD」は地域を収めるチームの頭文字を取ったもの。

S…山王街二代目喧嘩屋「山王連合会」
W…誘惑の白き悪魔「White Rascals」
O…漆黒の凶悪高校「鬼邪高校」（※おやこうこう、と読む。）
R…無慈悲なる街の亡霊「RUDE BOYS」
D…復讐の壊し屋一家「達磨一家」

　このそれぞれのチームは、実は元々はMUGENという伝説のチームが解散したことによって生まれた。MUGENを解散に追い込んだのが、雨宮兄弟である。登場人物が多いので、それぞれのチームに所属する役者陣と照らし合わせてみたい。

【MUGEN】AKIRA、青柳翔
【雨宮兄弟】TAKAHIRO、登坂広臣
【山王連合会】岩田剛典、鈴木伸之、町田啓太、山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹
【White Rascals】黒木啓司、遠藤雄弥、ゴールデンボンバー
【鬼邪高校】山田裕貴、鈴木貴之、一ノ瀬ワタル
【RUDE BOYS】窪田正孝、永瀬匡、佐野玲於、ZEN
【達磨一家】林遣都、遠藤要、阿部亮平、小澤雄太

【MIGHTY WARRIORS】ELLY、早乙女太一、大屋夏南、野替愁平、白濱亜嵐、ANARCHY
【九龍グループ】中村達也、橘ケンチ、小野塚勇人

　まだ、“SWORD”以外の4チームについては詳細が明かされていないが、これらチームは今回のドラマでは描かれないシーンで登場する予定だ。

　9月某日、関東近郊でドラマの撮影現場に直撃取材を敢行。雨が降りしきる中、巨大な倉庫の中に大掛かりなセットが組まれていた。このセットは、コブラら山王連合会のメンバーが集う洋食店。小道具もヴィンテージのえんじ色のレザーソファーからテーブルゲームのサッカーボード、ビリヤード台からテーブルランプ、メニュー表など細かいところにまで手抜かりのない味のある物がそろえられていた。

　監督を務める久保茂昭氏は、EXILEの「Rising Sun」や三代目J Soul Brothers「R.Y.U.S.E.I.」、「O.R.I.O.N.」などの数多くのミュージックビデオを手掛けてきた人物。そんな久保氏だけあり、映像のクオリティーにとことんこだわって、同じシーンに角度を変えながら何度もリテイクを重ねていた。ピンと張りつめた緊張感の中、当日現場にいたのは山王連合会のメンバーとなる岩田剛典、鈴木伸之、町田啓太、山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹の6人。倉庫内で暗がりの中でも、この6人は鍛え抜かれた体格が見て取れた。それもそのはず、この作品で彼らに課されたのはアクションシーンのための特訓。まず、彼らの運動能力をチェックし、どこまでのファイトシーンが演じられるかを見定めてから役柄を作り上げたというほど、アクションには力が入っている。元々EXILE TRIBEとして厳しいトレーニングを積んでいる彼らでも「きつい！」と声を上げるレベルだったとか。

　いまだに詳細がベールに包まれている役柄と、ドラマの見どころとなるファイトスタイルについて本人たちにたずねた。

「僕はコブラという役名です。山王連合会の現総長で、昔からのつながりがあるノボルとヤマトの幼なじみの関係がバックボーンにありまして、ある事件からノボルの人格も僕の人格も変わってしまい…。ですが、人格が変わった後からストーリーが走り出すので、人格が変わる前と後のギャップもしっかり意識して演じていきたいと思います。ファイトスタイルでいうと、熱狂的なプロレスマニアで、スピーディーな攻防の中でプロレス技が出てきます（笑）」（岩田）

　ちなみにこのコブラという役名は、アントニオ猪木の得意技である“コブラツイスト”から来ているんだとか。

「僕はヤマトという役をやらせていただくんですが、昭和の日本男児のような大きく泣いて大きく笑って、と喜怒哀楽が表現豊かな役です。仲間や友情に対して熱い思いを持っている男で、山王連合会はそういうものを持っている男の集まりだと感じます。ファイトスタイルは一撃必殺のような、一撃が重く、蹴りを得意としています」（鈴木）

「ダンはこの中でもムードメーカー的な役で、少し面白いシーンを出せたらと思っています。
唯一関西弁の役で、僕は生まれが京都なので生まれ故郷の言葉が使えるというのはうれしく思いますね。ファイトスタイルはソバット。足が速くてソバットです（笑）」（山下）

「テッツは子供がそのまま大きくなったような周りの空気が読めていないKYな面も。でも、周りのみんなや山王連合会メンバーが大好きだったりします。ファイトスタイルは特攻隊で、ダンさんと一緒に突っ込んでいくといったスタイルです」（佐藤寛太）

「チハルは元々鬼邪高出身だったんですが、あることでヤマトに助けてもらってヤマトを捜して山王連合会に入りたいと望みます。入ってからはヤマトの男気や山王のチームや絆といった魅力にひかれて山王の色に染まっていきます。ファイトスタイルはとにかくガムシャラというか全力って感じです！」（佐藤大樹）

「ノボルはコブラとヤマトと同級生で、ずっと3人の友情があります。他のみんなと違うのが、大学へ進学するので少し勉強ができるというか…。でも、幸せなところからある事件によって急展開します。どういうふうに山王のチームと関わっていくのか、ストーリーのキーになる部分を握っている役だと思います」（町田）

　さらに、アクションシーンについては……
「『どのドラマでも真似できないような歴史に残るアクションシーンを作りたい』とスタッフからも強く言われておりますし、収録が始まる前から殺陣のけいこをやっています。体を見ていただければどれだけ気合が入っているか分かると思います！」と、岩田は肩に青く残るアザを見せる一幕も。佐藤大樹も「これまではけんかでやられる役が多かったんですけども、今回はやる役です。やられる役の方のアクションが上手なので、より僕が強く見えるように仕上げてくださっています」と笑いを取った。