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「35歳の少女」柴咲コウの父親役で田中哲司が遊川ドラマ初参戦!2020/08/27

「35歳の少女」柴咲コウの父親役で田中哲司が遊川ドラマ初参戦!

 田中哲司が、10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(土曜午後10:00、開始日未定)に出演。柴咲コウ演じる主人公・今村望美の父・今村進次役を演じることが分かった。

 同ドラマは、同局の「家政婦のミタ」「同期のサクラ」の制作チームが集結し、「〇〇妻」以来、5年ぶりに柴咲と脚本家の遊川和彦氏がタッグを組むオリジナル作品。1995年。不慮の事故で突然長い眠りについた10歳の少女・望美が、その25年後の2020年に目を覚ます。心は10歳のまま35歳となって目覚めた望美が、すべてが変わってしまった世界に戸惑いながらも未来を生きる、“時をこえた”成長物語だ。望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎、妹・愛美役を橋本愛が演じる。

 田中演じる進次は、望美の父で大手ハウスメーカーの営業マン。かつては愛する家族のため、お客さまのため家を次々に売るほど優秀で、何度も社長賞をもらっていた。望美の事故後、徐々に狂っていく夫婦の歯車、壊れていく家族を前に優しいがゆえに何もできずに背を向けてしまった。そして事故から5年後、妻と離婚し再婚するが、義理の息子が引きこもりになってしまい、仕事はもっぱらアフターサービスが中心。家庭も仕事も行き詰まっているという役どころだ。

 遊川脚本の作品には初出演となる田中は「コメディータッチの中に、ピリッと、そしてさりげなく『皆さんならどうしますか?』と言う問いかけがたくさん詰まった、とてもすてきな物語です」と脚本を読んだ感想を話し、「遊川さんの脚本を読んで『自分ならどうだろうか?』と何度も考えました。大人になることとは? 家族とは? 親とは? 命とは? そして、人生とは? 僕たちがいつの間にか忘れてしまった何か大切な物を、このドラマが、視聴される方はもちろんですが、役を通して54歳の自分にも思い起こさせてくれるのではないかと、期待させる作品です。この作品にめぐり会わせてくれたことに感謝です」と思いを伝えている。

 「田中哲司さんは、どうしてもご一緒してみたかった俳優さんの1人でした」と語る大平太プロデューサーは、「今回お願いする進次は、男の弱さやズルさ、優しさゆえの優柔不断さを同居させてた人間味あふれる役です。お酒を1滴も飲まない遊川さんが、だらしなく酔っ払ってストレスを発散させたり、お酒の力を借りて急に強気になる進次を描く時、ひょっとしたら僕をモデルにしているかもしれません(笑)。そのせいか(?)僕は、このキャラクターがとても近く感じて、大好きです。人生の斜陽に差しかかり、『カッコ悪い父親代表』のような彼が、いつ、どのように立ち上がり、誰よりも凛々しくなってくれるか? それを僕と同世代の田中哲司さんが、どう演じるのか? とても期待しています」と田中の演技に期待を寄せている。


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