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「24時間テレビ43」18歳の若さで亡くなった少女の“笑顔”に秘められた思いとは…2020/08/22

「24時間テレビ43」18歳の若さで亡くなった少女の“笑顔”に秘められた思いとは…

 日本テレビ系では「24時間テレビ43『愛は地球を救う』 」(8月22日午後6:30~23日午後8:54)を生放送。V6・井ノ原快彦、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅、King & Prince・岸優太をメインパーソナリティーに迎え、「動く」をテーマに東京・両国国技館からさまざまな企画をおくる。“コントの神様”と呼ばれ、日本中に愛されたコメディアン・志村けんさんの知られざる素顔をドキュメントやドラマ、そして彼が愛した音楽を通して描いていくスペシャルヒューマンストーリー「誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-」や、フィギュアスケートの羽生結弦選手がコロナ禍で“動いたこと”を明かしていくリモートインタビュー企画など、テーマに沿って2日間にわたって届けていく。

 今年のテーマ“動く”にちなんだ「動いた人」では、水卜麻美アナウンサーが長崎市の少女・松尾夢華さんの家族を取材。夢華さんは今年1月に18歳の若さで永眠しているが、4人のきょうだいや家族との強い絆を残して旅立った。

 2001年生まれの夢華さんは、負けん気が強く活発で明るい女の子。小学生でバスケットボールを始め、中学校の部活ではキャプテンを務めた。母親が「弟は家来みたい」と語るほどのエネルギッシュさを持っていたが、14歳の時に左足に強い痛みを感じ、検査を受けることに。その結果、骨肉腫と診断され、がんの進行を止めることができず左足の切断が決まった。

 家族は気持ちの整理がつかない様子だったが、本人は笑顔を見せる。そして、高校に入学して「みんな以上に頑張る!」と学校生活を楽しみ、友だちをたくさん作ると意気込む。修学旅行、何でも話せる親友、車いすバスケでの全国大会出場などを満喫。そして、目標であった“クラスメートと卒業式を迎える”夢も果たした。

 しかし、卒業後、腰や肺に転移するなど、夢華さんの病状が悪化。家族は、医師から余命が短いことを告げられる。本人も感づいている様子で「泣いても治らないなら泣かん」と言って、心を強く保っていた。ウエディングドレスに身を包んで父親にサプライズしたり、姉と2人の女子旅に出たり、やりたいことを続ける夢華さん。抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けると自ら坊主頭にするなど、最期まで家族に強い心を見せ続けた。その一方で、夢華さんの携帯電話には「もっと頑張ろう」と見えないところで自分を鼓舞する言葉がつづられていたという。今年1月に息を引き取るが、長崎の恒例行事・精霊流しでは彼女が見せ続けていた“笑顔”で彼女を魂を弔った。

 両国国技館では、夢華さんの家族を取材した水卜アナが家族の思いやりや絆に感銘を受けたことを明かした。また、涙ながらにVTRを見た広末涼子は「同じ年頃の子がいるので…」と声を震わせた。


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