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小池栄子は“武将”!?「コタツがない家」の“ダメ男3人”吉岡秀隆&作間龍斗&小林薫が絶賛2023/10/17

小池栄子は“武将”!?「コタツがない家」の“ダメ男3人”吉岡秀隆&作間龍斗&小林薫が絶賛

 日本テレビ系で10月18日にスタートする連続ドラマ「コタツがない家」(水曜午後10:00)の制作発表会見が、ドラマの舞台となる深堀家のセット内で実施され、ヒロイン・深堀万里江を演じる小池栄子のほか、共演の吉岡秀隆、作間龍斗、小林薫が参加した。

 「コタツがない家」は、2019年に日本テレビ系で放送され、向田邦子賞を受賞した「俺の話は長い」の金子茂樹氏が放つ令和の笑って泣けるネオ・ホームコメディー。上司・部下問わずみんなから頼りにされ、「彼女に頼めば離婚しない」というカリスマ・ウエディングプランナーにして「フェリシュラン」社長である万里江は、仕事はバリバリだが家には、廃業寸前の売れない漫画家の夫・深堀悠作(吉岡)と、アイドルを夢見るもオーディションで脱落して進路に迷う息子・深堀順基(作間)、加えて熟年離婚で1人になった父・山神達男(小林)も引き取り、3人の“ダメ男”を養うハメになる。

 会見のMCは、マシンガンズ・西堀亮が担当。会見冒頭に西堀は「なぜ私が司会を務めているのか疑問に思っていらっしゃると思いますが、『コタツがない家』に出演することが決定しました! どんな役かは放送まで期待してお待ちください。記者の皆さま、ぜひ情報をお取り上げのほどお願いいたします」と自らアピールし、笑いを取った。

 そんな西堀からの紹介を受け、主演・小池が「どうもー! おはようございます、皆さん。わが家へようこそ! 本日は、よろしくお願いいたします」と元気よく登場すると、小池に続き、吉岡も「どうもー。吉岡です」、作間も「おはようございまーす!」、小林も「おはようございます!」と、深堀家全員が大きな声でテンション高く現れ、拍手と笑顔に包まれ会見がスタート。

 第1話を一足早く見たキャストに感想を聞くと、小池は「ノーコメントでお願いします」とボケつつ、「今、みんなで仲を深めながら撮影をしているんですが、1話は探りながら撮影した部分もありつつ、スタートとしてはとてもいい家族の画になったかなと思います」と手応えを伝え、「コメディー、コメディーとあまり言うと期待値が上がってしまいますが、ホームドラマなので、わが深堀家を見ながら皆さんの中で“うちも夫・お父さん・息子もこういうところあるなぁ”など、立場によって見え方は違うと思いますが、自分の家と近い部分を見つけて楽しんでいただければと思います」とコメント。

 吉岡は「面白かったです。始まったなという感じ。あと、(小池)栄子さんが演じる万里江がいたら男は駄目になっていくだろうなと、男の目線からも見られるホームドラマになっているなと思います。今後どんどん展開していくので、先々の楽しみもありますが、1話を見てとにかく始まったなと感じました。バラバラな家族がおかしかったですね」と1話を満喫した様子。

 作間は「面白かったですし、すごく万里江に感情移入しました。万里江、かわいそうに…頑張れ!という気持ちになりました。本当にダメな男3人がどんどん話を展開させていくので、その中で万里江を応援したくなりますし、母親の気持ちを理解できるわけでないですが、とても温かい気持ちにもなりました」と男性目線や主人公を応援する気持ちなど、いろいろな側面から楽しめる作品であることを述べた。

 小林は「まず、本来なら皆さんの方にわれわれが出向かなければならないところ、雨の中、遠いところまで呼びつけてしまい申し訳ございません。足場の悪い中、お越しいただき本当に有難うございました」と、きっちりとした性格の父・達男役らしく記者に感謝し、「僕も第1話を見させていただき、面白かったです。本を読ませてもらったり、現場でワンシーンごとに撮影していますが、つながったものを見て、期待以上に面白い作品に仕上がっているなと思いました」と自信を見せた。

 ここで西堀から「私の司会はどうですか?」と聞かれた小池は、「カンペ見すぎじゃないですか? もうちょっと笑顔で…漫才師ですよね?(笑)」とツッコまれると、西堀は「いや…始まる前まではもっとフランクにやろうと思ったんだけど、思ったより記者の皆さんがちゃんと聞いてくださっているから、緊張感があります」と、プライベートでも親交のあるという小池と西堀の遠慮のないやりとりに笑いが起きた。

 小池から「(薫さんと西堀さんは同じシーンありましたよね」と振られると、小林から「ロケで一緒だったんですけど、僕の上司役なんですよ」ということが明かされ、西堀から「そうなんです。撮影時、楽屋で一緒になった時に『何ていうコンビなの?』と聞かれて『マシンガンズって言います』と答えたら、僕の隣で、僕のネタをYouTubeで再生し始めて、見ているなぁと思って小林さんの顔を見たら、全然笑っていなかったです! 見てくださったのはうれしかったんですけど、その後の撮影は緊張しました(笑)」というエピソードが明かされた。

 また、現場の雰囲気に関して、小池は「撮影は本当に楽しいです! 会社のシーンがあって、いろいろな方とお会いしますが、家族で集まるとホッとしますね。万里江が家族を引っ張っていくと言いつつ、わがまま男を許してきた事実があるので、自分の甘えを唯一出せる頼れる存在は家族なので。1話で家族がそろったところで、お父さんは無条件に甘えられるのでお顔が見られるだけで楽しいなと思いました。台本の分量は多いですが、みんなで話し合いながら、気軽に話を聞いてくれる先輩です」と、信頼関係が出来上がっていることを感じさせた。

 吉岡は「小池さんは本当に完璧だと思います。“女武将”という感じで、本当にポスターの通り、小池さんに背負って、引っ張ってもらっています。僕が演じる悠作との芝居の時と息子・順基との時と、お父さんとの時と、仕事している時と、顔が全部違うからすごいなと思います。順応性だったり、スタッフに対する気配りだったり、本当に素晴らしいといつも感心していて、任せっぱなしなので僕は悠作のままでいられます」と主演の小池を大絶賛すると、小池は「ありがとうございます! 褒めてくださる方、大好きです!」と喜んだ。

 最年少の作間は「小池さんに預けている感じがすごくあって、撮影中も気遣っていただいて、安心できます。すごいお三方と一緒に撮影させていただいていて、最初は緊張でガチガチだったんですが、本当に皆さん優しくて、数日で緊張も解けました。皆さん優しいです」と話すと、両親役の小池と吉岡は作間について「堂々としています」(小池)、「この中で一番大人です」(吉岡)と息子を絶賛。

 厳格な父親役を演じる小林に対して、小池が「薫さんがこんなにチャーミングでおちゃめな方だとは思いませんでした。もっとジーっと黙ってらっしゃって人を寄せつけない雰囲気をお持ちの方だと思っていたので…」と話すと、小林は共演が多い吉岡に「現場での居方はそんなことないよね?」と問いかけ、吉岡は「前室で一番しゃべっているの薫さんですもんね」と暴露。西堀も「小林さん、今朝も僕に『あれからマシンガンズって調べたんだけど、相棒、ゴミ清掃員なんだろ』って話しかけてくださって、本当にフランクですよね! びっくりしました」と続くと、小池が「薫さんがいるだけでほっこりします」とほほ笑んだ。

 ほのぼのとした雰囲気を感じた西堀が「撮影現場、楽しそうですね。皆さん本当に仲いいですね」と投げかけると、小池が「楽っていうのも先輩に失礼なんですが、本当に居心地がいいです」、作間も「僕で楽って思えちゃっているので、本当に柔らかい空気になっていると思います」とアットホームな現場の様子を報告した。

 小林は「小池さんの仕事ぶりを見ていると、作家さんや監督さんにすごく好かれていて、役者みょうりに尽きる、周りから愛されている女優さんだなとつくづく現場で思います」と小池のたたずまいを表した。そこで西堀が「じゃあ、そろそろ小池さんの直してほしいところなどないですか?」と踏み込むも、男性陣3人ともに不満はない様子だった。

 今回のホームドラマにちなみ「家族とうまくやっていくコツ」について質問がおよぶと、吉岡が「そんなのこっちが聞きたいです(笑)」、小林が「永遠のテーマだよね」と。「うまくやっていこうと特に思っていない」と言う小池は、「せっかく家族になったんだったら、人生ジェットコースターのようにいろいろな出来事が起こるけど、一緒にチームとなって、それを乗り越えていくみたいな…それを楽しめる関係性になったら、結果的に家族はうまくいくんではないかなと思って日々過ごしています。家族で向き合うとけんかしちゃったりするから、向き合うのではなく家族横並びで、同じ方向を見るといいと両親にも言われたので意識しています」と自らの経験を基に発言。

 吉岡は「家族も100組いたら100通りの関係性があると思います。昔は、『亭主元気で留守がいい』なんて言っていたみたいに、会わない方がいいんじゃないの? ずっと一緒にいるからもめ始める。家族との距離感は大事なんじゃないかなと思いますね。万里江が世話好きになりすぎると、こういう駄目な男たちが出来上がってしまうので…コツは家族との距離の取り方かなと思いますね」としみじみ。

 作間は「僕は、母親や父親に対して気を使うと逆に気を使われてしまうので、逆にあまり気を使わないようにしています。なので、作間家は『思ったら言う!』みたい感じで、我慢しないで言ってみる。けんか腰にいくのではなくて。反抗期もあまりなかったですし、オブラートに包みながらも思ったことは言っています」と回答すると、西堀が「すごい大人な回答だよね。納得した」と感心。

 小林は「カッコいいことを言うかもしれないけど、やはりリスペクトの気持ちを相手に持つということが大事かなと思います。子どもに対しても『僕にできないことができてすごい』と思うし、深堀家もそれぞれに対してのリスペクトがあれば、どんなふうになっても互いにすごいなと思えることが大事なんじゃないかなと思います」と語りつつ、「奥さんにはなかなか言葉には出せないんだけどね」と照れた表情を見せると、小池は「女性の方が敏感だから、そういう気持ちを感じてるんじゃないですかね?」とフォローしていた。

 役柄と自身の共通点に関して、小池は「なんだかんだいって許してしまうところが似ているかも。『分かった、いいよ』って言ってしまう。幼い頃からの口癖で、その結果、駄目な人間がついてくるような…。西堀さんともプライベートで仲がよくて、今はご活躍されていますが、毎回ごはんをおごっていますからね。私はダメ男だと思っていませんが、世に言うダメ男を生み出しちゃうんですよね。男子という生き物がかわいらしいと思っちゃうところが万里江さんに似ているかな」と分析。

 作間は「順基の、話の的を自分からそらすような部分が自分にもある」と言い、「自分に都合が悪い、デメリットがありそうな内容の時は、こっちを見ないでほしいという感じでかわしちゃいます」と説明。吉岡は「ひもじゃないですが、男ってそういう哀愁というか、女の人に食べさせてもらっている悲しみと、頑張らないといけないけど頑張れない切なさにロマンを感じるところがあるから、僕、悠作が好きなんですよ。言い訳がましいけど、心理をついているところもある。でも万里江さんがいたら駄目になっていく、仕事に対する意欲が落ちるのは分かる気がします。あくまで万里江さんのような人がいたらですが」と念を押しつつ、「僕は80歳すぎの母と暮らしているので、しっかりしないと思っています」と笑わせた。

 小林は「男性は、徐々に自分の力が落ちてきているのに、まだ80、90%の力があると思いたがるところがある。50%の力があるとして、謙遜して40%という人はいないし、『あの作品を作ったの俺だから』とか、『俺があいつとあいつの育ての親』とか、ちょっと話を盛る。その感覚が達男さんにもあって、自分のギャップが埋められない人がいるんじゃないかなと思いながら演じています。そんな達男の姿を『分かる分かる』と共感してくれる人はいると思う」とキャラクターをかみ砕きながら、作品に臨んでいることを明かした。

 最後に、小池から「今日の会見を見ていただき伝わったかと思いますが、みんなで仲良く笑いながら撮影は順調に進んでおります。深堀家という中でいろんな騒動が巻き起こりますが、ある一家の出来事をこの3カ月間ちょっとのぞき見する気分で、ニヤニヤしながら気軽な気持ちで楽しんでいただけたらと思います。最後まで撮影頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!」とメッセージを送り、ホームドラマの雰囲気そのままに、終始和やかな会見は終了した。


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