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中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?2024/04/27

中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?

 NHKが5月1~6日に、NHK総合、NHK Eテレ、NHK FMを中心に放送する、2024「君の声が聴きたい」プロジェクト。4日「NHKスペシャル」(総合・土曜午後10:00)、1日「あさイチ」(総合・月~金曜午前8:15)、4日「すくすく子育て」(Eテレ・土曜午後0:30)の3番組では、子どもの幸福度に影響を与えるといわれる“アタッチメント”について共同で取材し、それぞれ異なる視点から届ける。

 「君の声が聴きたい」プロジェクトは、2020年のユニセフの調査で、日本の子ども・若者の「精神的幸福度」が先進38カ国中・37位という結果をきっかけに始まった。今年は、5月1~6日までの6日間にわたって、NHK総合、NHK Eテレ、NHK FMの各放送派の特性を生かして、若者たちのリアルな声に耳を傾けるキャンペーンが行われる。プロジェクトメンバーとして、内村光良中村倫也濱家隆一生田絵梨花サーヤラランド)、ロバートキャンベル、桑子真帆アナウンサー、鈴木奈穂子アナウンサーが参加する。

  今回、三つの番組で伝える“アタッチメント”とは、発達心理学ではよく知られた理論で、日本では“愛着”と訳されている。愛着というと“愛情”と混同されることもあるが、そうではない。“アタッチメント”とは、不安や恐怖を感じた時に、“特定の誰か”にくっついて安心感を得ようとする本能的な欲求や行動のことだ。例えば、「小さな子どもが友達とけんかして、泣いて親に駆け寄る」「大人が職場で頼れる同僚に悩み事を相談する」など、一見当たり前に私たちが日々行っていることの中に、“アタッチメント”はある。

 今、日本や世界の子ども・子育て支援政策の中で重要視され、欧米のZ世代の間では、自己理解と人間関係の改善に役立つと大ブームとなっている“アタッチメント”。人間にとって、安心感というものが、いかに大事かということが分かる。子どもたちが健やかに成長し、自立していくために、そして大人も心身ともに健康であるために、“アタッチメント”というキーワードで親子や人間の関係を見つめ直し、幸福を感じるためのヒントを、3番組で伝えていく。

中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?

 4日放送「NHKスペシャル『アタッチメント“生きづらさ”に悩むあなたへ』」では、日本や世界の若者たちに広がっている「誰にも相談できない」「自分を理解してくれる人がいない」といった不安や孤独の問題に目を向ける。

中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?

 これまでの研究から、幼少時に経験した親や周囲の大人との関わりが、その後に成長してからも、その人の人間関係や心身の健康に影響を与えることが分かってきた。しかし、“アタッチメント”について正しく知れば、うまく人に頼れないつらさや孤独感を乗り越えるヒントが見えてきそうだ。

 番組では、中村とサーヤ、東京大学大学院教育学科教授・遠藤利彦氏、鈴木アナが、悩める若者たちのリアルな声に寄り添い、「安心できる人とのつながり」とはどんなものなのか、最新のさまざまな取り組みを見ながら考えていく。

中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?

 中村は「収録では、“アタッチメント”について聞きたいことがありすぎて困りました(笑)。人それぞれに悩みや不安があって、僕もそうだけど、みんな自分のことに疑問を持ちながら、生きてるんだなって感じました。人間関係って難しいこともあるけど、アタッチメントを知ることで、それぞれの傾向や『クセ』を少し冷静に見て、自分や人の『クセ』に向き合ったり、面白がったりしながら、接していけたらいいなと思いました」と理解を深め、「スタジオで10代・20代の皆さんと一緒に話して、みんなとても立派だなと思いました。自分は、彼ら彼女らの年齢の時に、こういう場に来てしゃべれなかったと思う。そのことに感心してしまいました(笑)」と収録を振り返っている。

中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?

 サーヤは「とても興味深くて、今テレビでやるべき番組だと思います! ちょうど、同世代の間で、性格診断がはやっていて、性格や特性についての関心が高まっています。このアタッチメントも同じように多くの人に受けとめてもらえるといいなと思いました。実家を出て一人暮らしの方も多い世代だと思います。子どもの頃の自分が何を感じていたか思い出すきっかけにもなると思いますし、今後自分が親になった時にも参考になると思います」と、若者にとってのタイムリーなテーマであることを強調。

 鈴木アナも「人間関係を円滑にするために必要な『触れ合い』や『意思の疎通』。収録前までは『これって当たり前のことなのでは?』と思っていましたが、『アタッチメント理論』というアプローチで見ていくと、驚くほど新たな気付きや発見がありました。若い皆さんの真っすぐな言葉も胸に刺さりました。さらに、『あさイチ』では、このアタッチメントを“親の目線”から考えていきます。子どもたちが輝く人生を送れるように、親はどう向き合い接していけばよいのか、私も子育て中の親として心底知りたいテーマです。すぐに試せる具体的なアイデアもご紹介します!」とメッセージを寄せている。

 1日放送の「あさイチ」は、「どうする?子どもへの接し方~アタッチメントの子育てスキル」を特集。厳しくても駄目で、甘やかしても駄目…子どもの接し方に悩むことも多いが、「20分間子どもの遊びを見ているだけで、かんしゃくがなくなる?」「子どもの言葉をただ繰り返すだけで、宿題に集中して取り組める?」など、幼少期から思春期まで、すぐに取り組める子どもへの具体的な接し方の数々を紹介する。司会は、博多華丸・大吉、鈴木アナ。ゲストには、蛍原徹、小倉優子を迎える。

中村倫也、ラランド・サーヤが人間の本能的な欲求“アタッチメント”を考える――「安心できる人とのつながり」とは?

 そして、りんたろー。(EXIT)、丸山桂里奈がMCを務める4日放送「すくすく子育て」のテーマは、「子育てに大事なアタッチメントって」。赤ちゃんが泣いている時に、親は抱き上げて一生懸命あやす。こうした当たり前の繰り返しが、挑戦する力、忍耐力などの非認知能力を養うという。ところが、子育てがしにくい社会といわれている今、こうした当たり前の関わりをする余裕がない親も少なくない。健全な“アタッチメント”を築くにはどうすればよいのか? 専門家と共に考えていく。

 りんたろー。は「くっつき過ぎると親離れが遅れたりとか、甘えん坊になっちゃうんじゃないかと思っていました。アタッチメントが子どもの新しい挑戦のためにも本当に大事ということが分かったので、先回りには注意しながら、不安な時にきちんと答えてあげるようにしていきたいです」と、番組を通して自身の認識が変わったことを伝える。

 丸山は「アタッチメントという言葉を知らなかったのですが、これから育児をしていく上で、その大切さを知っている方が絶対、子どもとの信頼関係を築けるなと思いました。土台っていうのがすごい大事だなと思って、家を建てるにも土台が大事とか、ケーキを作るにも土台がやっぱりないと崩れるじゃないですか。だから子どもにとっての土台を作ることも大事だし、自分がその土台でいることも大事だなっていうのを学びました」と率直に感じた思いを話している。


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